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エッセイvol.2

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2019年10月の記事一覧

なんだか

いつの間にか10月が終わる。

いつの間にか涼しくなって、半袖1枚で外に出るのは少し堪えるようになった。季節はこうやって巡っていくのか、と感慨深くなったりする。

そういうことを考えるようになったのは、ものを書くようになってからなんだけど、因果関係はわからない。もしかしたら直接の要因は年齢を重ねたからかもしれない。

理由はどうあれ、なんだか感受性が豊かになったことは間違いない。好きと

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ミスマッチ

毎日インターネットの世界にはたくさんの文章が公開されている。それはニュースのようなものから、誰が書いたのかよくわからないものまで幅広い。

もちろんその全部を読むことなど不可能で、目に入ったものからなんとなくで選び読むもしくは見ている。

個人が書いたブログのようなものやSNSのちょっとした投稿は、ほんとうにいろいろなものがある。その出来についてとやかく言うつもりはないし、言われたくないだろう。誹

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選ばれる存在に

ぼくのまわりにはいろいろな人がいる。

それは家族とか同級生とか、先輩とか後輩とか、同僚とか、取引先とか、友人とか、観戦仲間とか、創作仲間とか分類できる人もいれば、よくわからなくて分類できない人もいる。

たとえばSNSでのみ繋がってるフォロワーさん。なんらかの共通項があって繋がっているのだろうけれども、きっかけは憶えていなかったりもする。そもそもきっかけなんてなかったのかもしれない。

それがや

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創作のこと

久しぶりに創作をしようと思い立った。と言っても、少し前から動かそうとしている(た)ものはある。

闇に葬られたのか、それともインターネットの藻屑となっているのかは憶えていない。

頭を働かせてみても思いつくことがない。いや、思いつくことはあるけれどもしっくりと来ない。感覚の問題なのだろうか。それとも間隔の問題なのだろうか。

昔はコラボ的なものやタグで遊んでいた。短歌でも遊んでいた。返歌と呼ばれる

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やってくる

それはおよそ30日周期でやってくる。多くのフリーライターが恐怖するそれは、月末である。

受けている仕事にもよるが、月末納期というものは多い。納期自体は月末じゃなくても、「月末までに◎◎本」といった契約もある。つまり、忙しくなるわけだ。

SNSを見ていてもそれはよくわかる。月末が近づくにつれて、鬼気迫る迫真の投稿が多くなったり、あるいは投稿が少なくなったり、いや、それ自体が無くなる人だっている。

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人との付き合い方

こんな関係もあるのだなぁ、というのが正直な感想だ。

学生であれば同級生、会社員であれば同僚や上司部下、そしてその周りにいる同じ学校の人、同じ会社の人。その他には同じコミュニティの人。近所の人。幼馴染。もちろん家族も。

いろいろな関係があり、その共通項があるから近しくなる。多くの場合、その共通項から抜けることになれば、疎遠になり糸は切れてしまう。

でも、まれにそれを超越して仲良く、歩んでいける

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比べたってしょうがない

どぎつい雨が降っていた金曜の朝。

先日の台風なんかに比べると、もしかしたらか弱いのかもしれない。でも、今日の雨だって激しいし冷たい。

過去との比較することで得られるものは気休めだけ。

「前はもっときつかった、それを乗り越えたんだから今回は大丈夫」

いいたいことはわかるし、実際そうなのかもしれない。でも、今日だって苦しいのである。過去との比較なんて意味がない、と言いたいわけではない。

過去

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神様、おねがい

毎年恒例ではあるのだけれども、オフシーズン(10月〜3月)になると重大なことが起こる。

フリーになった3年前から平穏無事なオフシーズンを過ごしたことは1度もない。

「今年こそ! 」の精神でオフ突入しても、思い虚しくほんとうに何かが起きるのである。ぼくの不注意による仕事上のトラブルとか、ぼくの何かが悪くて喧嘩をするとかそういったものではない。

天のせいにはしたくないけれども、天災としかいいよう

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おめでとう

ちょうど1年前のnoteを毎日読み返している。

あーこういうことあったのか、これはこのときだったかー。といった思いがたくさんこみ上げてくる。いや、誇張しすぎた。こみ上げては来ない、すこし思い出す程度。

で、今日、つまり10月23日の分を読み返した。多分、このことを書いているだろうなぁ、と思いながら探し当てたそのページには、やっぱりという内容だった。

今年も同じような事が起きた。数ヶ月ぶりに連

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振り返ること

ふとした時に自分の人生、とまではいかなくても過去を振り返ることがある。

ぼくの人生って何だったんだろう、と。決して悲観的なものではなくて、ほんとうにフラットな意味で「なんだったんだろう」と。

先日、ぼくは40歳を迎えた。日本人の平均寿命から考えると折り返し地点くらいである。とはいえ、元気に動けるのは死ぬ間際ではないから、ほんとうの意味での折り返しは過ぎているのだろう。

つまり、今現在は、人生

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ずるいこと

人生を歩んでいくうえで、たくさんの困難がある。

それは自分のことであったり、家族のことであったり、友人のことであったり、仕事のことであったり様々だ。

それを試練と呼んだりすることもある。

神は越えられない試練を人間には与えない、と言われたりもする。でも、ぼくはこれはずるいと思っている。

越えられないときは、すなわち死んでいるときではないのだろうか。

生き抜いたときは生きているときだからそ

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忘れてたこと

免許の更新をずっと忘れてた。

ずっとといっても誕生日の前後1ヶ月、つまり2カ月なんだけれども。ぼくの誕生日は9月19日だ。つまり免許の更新は10月19日まで可能だった。

その事実に気がついたのは10月18日(金曜日)の夜中。明日、行けばいいけど土曜日って更新やってるのか? もしやってなかったら失効するの? などの思いが駆け巡る。その間3秒位。

スマホでポチポチやると、更新の期限が土日の場合は

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衣替え

半袖1枚で歩くのは少し堪える季節になった。部屋の中でもTシャツの上にフリースを羽織っている。寝床につくときも短パンではなく、スエットに進化した。

衣替えだ。

学生時代は制服だったこともあり、毎年決まった日に行われていた衣替え。会社員になってからは自分で判断してスーツを選ぶようになった。暑ければジャケットなし、寒ければジャケットを羽織る。もちろんTPOも考えなくてはならない。

今はスーツを着る

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語彙力がないから

語彙力がないから〜

よく見かけるフレーズだ。

とはいえ、ものを書く仕事をしている人はあまりこういうことを言わないだろう。たとえなかったとしても。ぼくだって決して語彙力がある方だとは思わない。でも、そんなことは言わないし、仕事はできている。

もちろん語彙力はないよりあったほうが好ましいのは事実だろう。でも世界にある言語、とまではいかなくても日本語の語彙を完全に網羅するのは不可能だ。その量が多か

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