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オレンジの町レンティーニ

オレンジの産地レンティーニに行ってきました。

シチリア民ですら、レンティーニにはオレンジしかないよ、って言われるほど、オレンジで知られる町。町へ向かう列車からは、途中オレンジ畑の景色が広がっていました。

朝のマーケット。赤色のブラッドオレンジは搾ってジュースに、オレンジ色のはそのまま食べるのが現地流。袋にいっぱいオレンジを詰めて買って帰る人たちを沢山見かけました。実際に、地元の人たちのキッチンにおじゃますると、かごに彩り豊かなオレンジが山になって積まれていました。そのまま食べたり、スイーツとしてお菓子を作ったりします。

またオレンジのフルコースを食す夕食会にも招待してもらいました。スローフードメンバーの集いです。前菜からメイン、デザートまですべてにオレンジが使われていて、それを点数に出して評価しあう会。ただのグルメな人たちのゆかいで楽しい夕食会でした。

太陽の光をたっぷり浴びたオレンジはシチリアの名産だけど、そもそもの起源は中国らしい。地域の名産、ってなんだって思うし、起源は違うけれどシチリアには欠かせない食材。育てるのに適し?)がゆえに、人々の食生活にも根付いていました。

オレンジだけでなく、ほかにも地域特有の手製パンやフォカッチャといった名物がありました。地元の人たちと一緒にランチを。ブロッコリー、玉ねぎ、が中に入ったフォカッチャが美味しかった。デザートにはチョコレートが中にたっぷり入った揚げドーナツを頂きました。ウイスキーも共に飲み、素敵な食事の時間を過ごしました。


チープなペペロンチーノの作り方を教えてもらったりしました。高価なチーズの代わりにパン粉を使ってペペロンチーノを食べる、そんな習慣が昔あったみたいです。パン粉はオリーブオイルで揚げておいてあとで振りかけます。オリーブオイル自体がとてもおいしく質が高いので使う食材はシンプルで質素だけども十分においしかった。




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