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卓上プラネタリウムを作ろう(4)投影機について

【プラネタリウム投影機について】

次は、ドームではなくプラネタリウム投影機自体について説明します。

今回つくったプラネタリウムは 国立研究開発法人科学技術振興機構「科学と社会」推進部さんのホームページ で紹介されている「手作りプラネタリウム」です。無料で公開してくださっていて本当にありがたいです。


作る際に一つだけ注意点がありまして、この工作レシピでは「厚紙を使ってください」と書かれているだけなのですが、実はここがとても重要で、ピンホール式プラネタリウムで大事なことは「ピンホール以外の光が漏れ出てこないこと」なのです。私は最初、「プリンタ用工作用紙」という、画用紙に近い厚みの紙に星座盤を印刷して作ったのですが、これだと星座盤全体から中の光が透けて漏れてしまい、星が明瞭に描写されませんでいた。特に今回は小さなプラネタリウムドームに投影するわけなので、プラネタリウムドーム内が明るく照らされてしまい、まったく夜空になりませんでした(笑)。

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(↑ドーム試作段階の写真です。星座盤が光り輝いてしまっています。ドーム内はまるで昼間。ドームに貼ったセロテープも光を反射してしまいとても醜いですね・・・)

そこで星座盤の作り直し。厚いボール紙を用意して、裏側を黒のアクリル絵の具で塗り、ボール紙の上に、普通のコピー用紙に印刷した星座盤を貼り付けました。これで光が漏れ出てくることはなくなり、無事に夜空になりました☆

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次はいよいよ完成編!⇒卓上プラネタリウムを作ろう(5)完成!いざ投影!


→卓上プラネタリウムを作ろう(1)ドームが要る!

→卓上プラネタリウムを作ろう(2)ドームの作り方

→卓上プラネタリウムを作ろう(3)卓上サイズ設計

⇒卓上プラネタリウムを作ろう(4)投影機について

→卓上プラネタリウムを作ろう(5)完成!いざ投影!

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