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玉・流・成
2020年6月4日 00:53
件のウイルスのおかげで、一箇所に留め置かれて3ヶ月以上が過ぎた。個人的には、急激に変化する時代における個の在り方をずっと考えてきたため、精神的に大きな影響を受けることはなかった。しかし、周囲の多くの物事が実際に変化したため、時代の大きなうねりを肌で感じるとともに気づきを得たことは確かだ。物理的に移動せずとも、写真や動画付きで異文化や思想、体験に触れることが容易になった近年。SNS上で日々繰
今回のタイトルは「無題」。僕は一度、混沌とした趨勢から距離を取りたかった。ポジショントークや、リテラシーの欠如からくる乱暴な言葉たちからも。かと言って腑抜けになったわけでもない。感情の使い所を誤らないように注意を払っているだけだ。どうでも良い事(芸術)に時間を割けるというのは一つの平和の象徴だって、これは誰かの言葉だったな。だから他のメンバーにもこのような状況下だからこそ、自由
2020年6月4日 00:52
そのウイルスは、年末年始の慌ただしい世界に、ぽつんと現れた。1月の頭、MIZというアコースティックユニットの録音でベトナムへ発つ前に、そのニュースを見た。ベトナムでの生活は、旅路ではなく生活と言ってしまうくらい自分にフィットしていた。故郷で見上げていたような自然、人々のあたたかさ、それらを身体にこびりつかせるような湿気に、またここに来ようと、いつも旅先で思うようなことを思った。日本に戻
