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ヨガとかで自分が緊張してることに気付く【双極性Ⅱ型寛解の為にやったこと記録8】

こんばんは~この数日ちょっと体調崩し気味ですが、その前に頑張りすぎた感があるので大人しくひたすら寝て過ごしていた、たまです。

先日電話していた友達が「最近ヨガをやってる」と話していたので、私も過去の体験から「ヨガは良いよね~」とは言ったものの、実際何が良かったのか話そうと思ったら

「自分が今まで緊張していたことに気付いた」

ということしか言えず、上手く伝えられなかったので、
改めて、この辺を自分のヨガ経験(多分トータルで4年くらいは通ってたはず)を交えて記事にまとめてみたいと思います。

「緊張してることに気付いてなかった」とは

…みなさんは緊張してますか?

緊張しやすいかどうか、ではなく

今現在進行形で緊張していませんか?という話です。

職場や外で読んでなければ基本的には「そんなことはない」と思うんじゃないでしょうか。

私も多分ヨガを始める前まではそう思ってたんですが、ヨガ教室に入って先生にボディチェックをしてもらうと、誰にやってもらっても「凄く緊張してる!」とビックリされました。。

自覚が無いので「へぇ~~?そうなんだ?🙄」くらいの反応で最初はよく分かってなかったんですが、ヨガを続けていくと意味が分かってきました。

身体が固い、とはちょっと違うんですよね。

もちろん緊張してるとグニャグニャにはなれないと思いますけど、一般的な体が柔らかいと出来ないポーズくらいはヨガを練習していくうちに出来ます。

ではその「緊張状態」がどこに一番現れるかというと、
それは 呼吸 です。

息を吸って吐く、それだけのことが上手くできてなかったんですよ、驚くほど。

言われて意識を集中してみると確かに、ひどく呼吸が浅いことや、
自然な状態であれば上がらないはずの肩が、息を吸うたびに上がってることが感じられて、

アレっ自分全然上手く息出来てないな!?こりゃ毎日生きるのが辛いわけだ!?!

という当たり前の事実にようやく気付いたんです。

今思うと異常な疲れやすさや、朝起きた時のとんでもない絶望に近い不快感なんかも、上手く呼吸が出来てないことから常に半ば酸欠状態だったからじゃないの?と少し思っています。

たまにメンタル界隈でも「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療をしたら長年のうつ状態が治った」みたいな話がバズるじゃないですか。(一時期SASの検査も本気で考えてました)
酸素が足りてないと脳が上手く働かなくて、外的なストレスにも弱くなるって流れは想像に難くないと思うんですよね。

まあこの辺は私の想像ですが。

さてその後、何年もヨガをやったり色々やったものの、結局本当にちゃんと息が自由に吸えるようになったと感じたのはまさに「双極性障害が寛解しつつある」と感じた時であり、この「呼吸」というファクターは病気のかなり根底にある存在だと思っているので、この記事で私は「今すぐ呼吸を楽にするTIPS」のような話は出来ません。

やっぱね、ジョジョでも鬼滅の刃でもみんなそう言ってますよね、一朝一夕には良い呼吸は身に付かないんですよ。

ただヨガ教室で「あなたの身体は酷く緊張している」と教えてもらえたことが、双極性障害を治療する正しい方針のスタート地点だったと確信しています。

実際には今でも疲れが溜まってきたり、根を詰めて作業やゲームしたりした時、また触覚過敏を刺激するキツイ衣服を着て外に出てしまったときなど、どうしようもなく息が上手くできなくなる感じがします。

でもそれは「ストレスを受けたら緊張する」という自然な働きなので、休むなり衣服を緩めるなりして対処できますし、逆に自分の緊張状態をちゃんと把握することで、躁状態うつ状態にかかわらず適切に休むことが出来ているとも思っています。

緊張してるとどうなるの?

上でもちょっと触れてるように、結論的には息が上手くできなくなるのですが、「緊張」が具体的にどういう形で体の状態に現れるのか、今まで話したヨガトレーナーさんやマッサージ師さんの話から具体的にまとめてみます。

1. 息を吸っても肋骨が十分に広がらない

吸気して肺が膨らむと、それに合わせて普通は肋骨も外に膨らんで空気を多く肺に取り込めるようになります。

それが緊張状態だと上手く広がらず、物理的な圧迫感で呼吸そのものが浅くなってしまうようです。

身体の専門家ではないのでキチンと仕組みを説明は出来ないのですが、確かにヨガをやってる頃、息を吸うとお腹自体は膨らむ、つまり腹式呼吸は出来てるんですが、胸のあたりは肋骨に押されて膨らみきれてない感覚が常にありました。(今も疲れるとそうなります)

2. 鎖骨がV字に持ち上がっている

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こういうやつですね、
「鎖骨 V字」とかで検索すると「美しくないから」という理由で矯正方法が出てきたりしますが、そもそもどうしてV字になってしまうかというと

呼吸をする時に肋骨が自然に開かないので、肩を持ち上げて鎖骨ごとひっぱりあげることにより、肋骨を開こうとする癖が付いてるから

なのだとヨガトレーナーさんが言ってたと思います。

要するに1の状態で居続けた結果が鎖骨に現れるということですね。

ちなみに正直ヨガやってる間もずーーっと治らなかったんですが、これまた去年寛解に向かってる時にみるみる下がって今はほぼ平行になりました。マジなんですよこれ。。

3. おへそ周りが固い

これはちょっと今も良くなってるのか分からない

何しろ最初に通ってたヨガ教室が「心身の不調は丹田周りをよくほぐして胃腸を柔らかくすれば全て自動的に良くなる」的な教義を唱えていてそこのトレーナーさんが激推ししていた概念なので、どうなったら大丈夫かの基準がよく分からないんですよね笑

(ちなみに丹田はおへその少し下あたりにある、東洋医学における人体の中心とされる場所です。)

ただ、とにかく入会した時にチェックしてもらった先生が放った

「あなたお腹に電信柱入ってるかと思ったよ…」

という私の身体に緊張度合いへの評価が忘れられません笑

なおその先生に1年ほど見てもらった結果、最終的に電信柱から鉄のポールくらいには改善したらしいです😂

そもそもなんで常時緊張状態?

ヨガ教室に行ったとき、全然緊張する必要ないのに、どうして私は常に緊張してたんでしょうか?

それには恐らく3段階の理由があったと思います。1つづつ説明させてくださいね。

長期的な理由:
家庭や学校で周りに頑張って合わせてきた姿勢が抜けない

中期的な理由:
会社など緊張する場所から離れても上手く切り替えが出来ない

短期的な理由:
自分の感覚過敏に気付かずに、ストレスの原因を放置していた

1.家庭や学校で周りに頑張って合わせてきた姿勢が抜けない

これがそもそも双極性障害その他、持病の原因だよ!という人も多そうですが、長時間を過ごす他人といて安らげない状態に小さい頃から置かれていると、相手に気に入られようと「頑張ってる」状態がデフォルトになってしまうんですよね。

しかも幼少期から身に染みすぎて、自覚が無くなってしまうことが多い。
思い当たる節がある方は今緊張してる自覚がなくてもちょっと意識して自分の状態を感じてみて欲しいなと思います。。

自分の場合はまず発達障害傾向があり、特に小さい頃は周りの空気を読んだり、毎回やると約束したことを忘れずにやる、などの行動が苦手でした。

幸い通った学校はそこまで殺伐とした環境ではなかったので苛められるところまでは行きませんでしたが、常に割とギリギリの存在だったと思います。

家では両親ともにこれまた発達傾向があり、自他にルーズな父親とは特に問題なかったものの、ルールに対するこだわりが強いタイプの母親にはやることなすこと叱られていた印象があります。

こういうのって、例え大人と呼べる年齢になっても、果ては自分で家庭を持ったとしても、多分それで精神的に「そういう影響」から抜け出せるかはまた別問題なんですよね。

逆に「もうここは違うんだ、あの人たちはもう関係ないんだ」と思えるキッカケが無い限りはそのまま、と思った方が良いような気がします。
ただし、そのキッカケは意識的に作れるとは思います。その辺もゴチャゴチャトライしてみた記憶があるのでまた別の記事に書くと思います。

要は私のように、昔からの習慣で薄っすら緊張し続けてる人というのは結構たくさんいるんじゃないかと思います。

2.会社など緊張する場所から離れても上手く切り替えが出来ない

これは脳科学の本に書いてあった研究内容なのですが、

不安障害を持つ人と持たない人のグループに、恐怖の感情を引き起こすような写真を見せると、意外なことに両グループの反応にはそれほど差がないそうです。(どっちもストレス状態になる)

一方で、逆にほのぼのとした画像を見せた時にその決定的な違いが現れるのです。健常なグループは当然、脳が一気にリラックス状態になるのに対して、不安障害を持つ人たちの脳は恐ろしい画像を見た時と変わらないのだそうです。

これはつまり、不安障害を持つ人たちには「危険」と「安全」の区別がついていないということです。何に対しても何らかのリスクを感じてストレス状態になってしまうのです。

言い換えると「緊張するべき時とリラックスするべき時が分からなくなってる状態」なんですよね。

ハッキリした自覚はないのですが、私も仕事終わりのオンオフの切り替えが下手くそで常に緊張してたとしても不思議じゃないと思っています。
仕事中、基本的にずっと緊張してるのは確かですし…

3.自分の感覚過敏に気付かずに、ストレスの原因を放置していた

これは気付いたときに自分的には結構革命でした!

まず前提として、発達障害はどういうわけか感覚過敏または感覚鈍麻という特性がセットになって発現することが多いです。

感覚過敏というのは代表的なところで、

・周りの雑音に意識が奪われやすく、集中しようとすると疲れやすい
・服の締め付けや擦れが気になって落ち着かない
・他の人より光を強く感じてまぶしさに頭が痛くなる

などの五感が日常生活に影響が出るほど鋭敏な状態を指します。

反対に感覚鈍麻は

・体臭が分からないので衛生観念が低くなる
・痛覚や触覚が鈍いため、熱いものに火傷するまで触り続けてしまう
・自分の疲労状態が把握できずに休まず動き続けてしまう

といった方向で日常に悪影響が出る場合があります。

これらがマジでビックリするほど自覚がなかったんですが、ある時思い付きで「自分は発達障害かもしれないと仮定して治療しよう」という実験でノイズキャンセリングイヤホンを付けてみたら明らかに効果あったんですよ。

えぇ~~自分って周りの音でこんなに疲れてたの!??と自分でも信じられない気持ちだったんですが、

発達障害のそういう特性を調べていくと、上でも書いた通り

感覚過敏で疲れやすいのに、疲れてることや原因自体には鈍感

というヤバいコンボがあって、完全にそれだったんですね~
はぁ怖い、理不尽すぎて

そういうわけでなんで疲れてるのかよく分からないけど何故かめちゃくちゃ疲れてた状態の何割かは発達障害のせいでした。

前書いたこれも大事だけどね

自分の場合、幸いにも転職した結果イヤホンをすることが許される職業(Webエンジニア系)につけたので、それで聴覚の問題は大体解決。なお寝る時も耳栓してます。

あと視覚はそこまで酷くないものの、夏は外に長く出る時はサングラスします。

一番やっかいなのが触覚過敏で、ハイネックや締め付ける下着はもちろん付けられないのですが、同じ触覚過敏の人がお勧めするような服ですら結構厳しい。
まぁ大体において問題は下着など人目に触れない場所なので、開き直って補正のゴムとか全部切断して着てます。

完全解決はしていないですが、無意識で我慢して他の人と同じ格好をしていた時に比べれば大分緊張しないで済む状態に持っていけてると思います。


すみませんまた自分語りが長くなってしまいました…
後はヨガのトレーニングで良かったことや、実際ヨガ教室ってどんな感じ?というあたりをまとめて行きます。

ヨガで改善を感じたところ

私は2つのヨガ教室に3年と1年くらいづつ通っていて、次の章でもう少し説明しますが、1個めは割とスピリチュアルというか瞑想など内観を重視したタイプで、2個目はごく一般的な「健康志向の女性向けヨガ教室」という感じです。

どちらにしても、肩こりや首こりの改善は間違いないです。

首を回すとエグイ音がしていたのが、ヨガやってる間はかなり改善したのを感じていました。

ヨガの先生に教えてもらったんですが、身体の凝りって要するにその部分の血行不良なんですよね
なので基本的に筋肉を動かすことで改善します。
それプラス筋肉量が増えることで、腕などの筋肉によってぶら下がってる部分からくる負担が分散されるので、恒常的に凝りが減る効果が期待できます。

それと1個めの方のヨガ教室では、最初の経験だったこともあって今でも続く謎の感覚に目覚めました(?)

呼吸の話ともつながってくるのですが、ひたすら体の緊張状態を観察しつつヨガをしていたある時から急に

胸のあたりの気道に何か老廃物??みたいなものが張り付いて細くなってる部分がある

ということが、呼吸するたびに「詰まり気味の水道管に水を流した時のようなゴポゴポ音がする」ようになったことで分かりました。

いや、老廃物って言ってるのは多分気のせいで、その頃配管清掃の会社に勤めていてそういう詰まりかけた管をよく見てたのでそう連想しただけだと思います笑

ただ呼吸するとゴポゴポと狭い管に水を流した時のような音が体内でするのは本当なんです。多分気道が狭まってるとかなんじゃないかと思いますが…

この辺はその後会った資格のある整体師さんなど何人かにも、他の人の例があるか聞いてるのですが、なぜ起きてるのかいまだに分かりません😅

詰まってると感じる時は、意識して呼吸をしてると急にゲップがたくさんでて少し楽になったりします。

その感覚が生まれたからといって、それがすぐ改善することはなく、数年間ゴポゴポ言い続けてたのですが(今も疲れるとなる)
とにかく今自分の身体は緊張している、ということがかなり具体的に感じられるようになったのは、ヨガをやって良かったと感じているポイントです。

ヨガ教室の探し方

最後にちょろっと自分が通ったヨガ教室の紹介を、といっても地域が限定されすぎるので教室そのものを紹介はしません。

ヨガ教室って実際どんな感じで受けられるものなのかの雰囲気だけ伝わればなと思います。あと思い出話

1. スピリチュアル入ったヨガ教室

たまたま「健康のために何か新しいことをしたいな」と思ってる頃に近所に出来たので、なんかあやし~雰囲気は感じつつとりあえず勢いで入会。

あとから調べると怪しいというか実際海外のカルト教団が運営しているヨガ教室でした…😓

ただ入って数年間は、そのカルトっぽさをヨガ教室の領分を超えては押し付けられなかったし、色々謎の理論で効果を説明される体操や、瞑想を取り入れたレッスンが面白かったので普通に通い続けました。実際効果もあって、入って良かったのは間違いない。

ただ「初心者コース修了認定レッスン」みたいなものに参加して、濃密な新興宗教感を感じた後(大声で自分に感謝したりとか、まぁ1回やる分には面白かったですけど)
先生からの「次のステージ」への勧誘がウザくなりすぎて辞めました。

わはは
自分的には全体的に面白い経験だったなー、という感想なんですが、こういうこともあるので周囲の押しに弱いタイプの方は妙に宗教っぽいヨガ教室は避けた方が無難でしょう。

そうでなければ金額も月1万円で割と自由なタイミングで通えたし、男性もそこそこいたから割とお勧め度高いんですけどね~

いや自分は女性ばっかりの方がありがたいですが、OLが多い場所だと教室内は若い女性ばかりで、そうじゃない人は通いにくいだろうなとちょっと思います。

ここはシステムでいうと、週に6日何枠かレッスンが用意されていて、一回行ったらその時に次回の予約をして帰るという形式でした。

2. ごく普通のヨガ・ピラティス教室

1個めが1個めなのでごく普通としか言いようが無いんですが笑

ここは近さと値段で選びました。

当たり前のことを言いますが、週に2回以上通いたいことを考えると距離の近さはかなり大事だと思います。

ずぼらな私は近いのを良いことにレッスン後ヨガウェアのまま帰っていましたが、これは電車に乗る距離だと流石に出来ません。

値段は通い放題で一か月9千円位だったかな?そのエリアでは一番安く沢山通えたのでここにしました。

他の人のを聞くと月4回で1万円以上ってのも都心ではザラにある感じです。

ただ予約システムが無くて早い者勝ち(というか人気の回はギチギチに並んでやる)という感じだったので、安いなりの質ではあったと思います。

自分はあまり先生にはこだわらないタイプだし、その時の気分で行ける方が良かったのでそれほど不都合は感じませんでしたが、少人数制や指導の質にこだわるともう少し値段が上がってくるものかもしれません。

ここはジムに乗り換えたのを機に辞めました。
ただ、ジムにもヨガ教室あるし~と思ったんですが、その辺は専門の教室の方がやはり指導は上手かったですね。。

***

もうここ数年は通ってなかったのもあって、そんなに書くことないかと思ったんですが、思い返してみるとやっぱりヨガ教室に通った経験はかなり大事でしたね!

時間に余裕のある方にはかなりおススメします。
やっぱり身体のプロの人に色々聞けるのって勉強になるし、安心して改善を目指せますからね。

というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございます😊

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