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節目に思う

退職のいろんなことが進んでいる今日この頃。

退職届はなんとデジタル上の手続きで、退職のときだけ買いに行く白い封筒は必要がなかった。時代ですな。

もちろん上長への報告が最初。
それからの色々な中で、引き留めもなくはなかったけど、これまでの色々があるから、私の幸せを考えればこそ軽々しくそうはできないという相手の苦い気持ちも伝わってきた。

会社として退職が受理されてかり、自分の口から伝えたいと思う人に、タイミングを見て報告している。
近々、正式なアナウンスがあるのでその前に。

退職という人生の大きな決断を伝える訳で、相手も日頃考えている人生の色んな話をしてくれる。私は大人数で軽い話をするよりも、少人数で深い話をする方が好きだから、そういう意味では濃密な日々を過ごしてる気分になる。
そんなこと考えていたんだ、、とじんわりすることも多く、会社ってみんなどれほどの本音を隠して働いているんだろうと、大きな劇場のようだなと思う。

引き継ぎ期間は、有難いことに次の職場がとても理解があり長めに取れている。有給もほぼ消化できそうだ。
できる限り今持っている案件は終わらせられる見込みもあるのだけど、残りの日付と持っているタスクとを確認してそわそわしている。

休職前と比べると仕事に対してだいぶ力を抜けるようになったけど、なんだかんだで真面目な性格は変わらず、引き継ぎ資料とか細かく作ってしまう自分に変わんないね〜と自分でつっこむ。

上司からは細やかで安心するとは言ってもらえるけど。内定が出て、退職も決まって、引き継ぎも時間があるし気分はゆったりするかなと思っていたのが意外とそうでもない。
わりと長く勤めていた会社だし、やり残しがないように、とか、お世話になった人にお礼をしなきゃ、とかプレッシャーがそれなりにあるのかもしれない。産業医さんや保健師さんにも挨拶をしたいし、異動してしまったけどお世話になった人たちとか。
これは一回、タスクを書き出せば少しすっきりするのかな。うん、そうしよう。(気づけて良かった。)

あとは何かが終われば何かが始まる訳で、もう今から新しい場所への不安みたいなものもうっすらある。
深刻にある訳ではないんだけど。これはまぁ、仕方ないよね。

最近は仲良い人とのランチや飲み会が詰まりつつあって、社内の発表があったらまたそういう誘いや予定が増えていくんだと思う。
ちょっとした非日常。祭り。

だったらもっと早くからコミュニケーション取っておけば良かったよね、ってことも感じるのが退職間際。
多くを語らない人が、辞めるから、っていうタイミングで、色々話してくれたりする。人間てそういうものなのかな。

いや〜節目だな〜、とぼんやり考えて、竹ってなんで節目があるんだろう?とググったら、節目だけ成長速度が異常に速くて濃密で、あの軽い構造を高く支えているのはまさに節目があるからだそう。いい仕事してますね。

人生も節目は濃密で、長く続く日常のありがたさを思い出させてくれるもの。生きてるって感じで、悪くない。

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