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ゾンビもきっと笑うのは好き

やっぱり、人は楽しいものが好きなのだ。

ちょっとホッコリした話。

インプレゾンビという存在がいる。

X(旧ツイッター)で、インプレッション(閲覧回数)によって、収益を得ることができる仕様になってから、

インプレッションを稼ぐためだけに、中身の無い投稿をひたすら繰り返す。
どこにでも湧いてきて、対策をしても収まらないことから、ついた名前が

インプレゾンビ。

インプレゾンビをやるほうにも、事情はあるのかもしれないが、
このインプレゾンビを好きな人などいないだろう。

だが、先日ちょっとしたことが起こった。

とある外国人がアカウント主と思われるインプレゾンビに対して、日本人と思われるユーザーが、

拙い日本語でもいいから、あなたの国の食事とかの写真をアップしたほうがいいよ。

みたいなことをアドバイスしていた。

それを受けたインプレゾンビ、自分の地元の食事などをアップしたところ、好意的な反応が大量に来るという事態になる。

まるで理性を失っていた化け物が、人の心を取り戻したかのようなほほえましさだ。

やはり人は、自分を楽しませてくれる人が好きなのだ。

それも、誰かに対する暴力や暴言など、攻撃的なやり方ではなく、あくまでエンタメとして楽しめるものだ。

自分に何か利益が欲しいと思ったら、先を見通して予測を立てる力とか、どうすれば利益を最大化できるかを考える計算力とかも必要かもしれないが、

とにかく今、誰かを楽しませるとしたら何ができるかを考えられる力なのかもしれない。

楽しいことを考えるのは、自分の心にとってもいいのは間違いないだろうし、それで誰かを楽しませることもできれば一石二鳥だ。

そのおまけとして、何か自分にとって得があれば三鳥ではないか。

まず、自分にとって楽しいことは何か。

それを考えることを大切にしよう。

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