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大人の感情と子供の感情

感情は大人も子供も持っている。

何となく、大人の感情は複雑で、子供の感情は単純だと思いがちだが、

両者の感情に違いはない。

どちらも、怒ったときや悲しいとき、嬉しいときの感情は同じだ。

感情に違いは無いが、感情の扱い方に違いはある。

悲しい時にただただ泣き続けるのが子供なら、

悲しい気持ちを、どう処理するかを考えることができるのが大人だ。

そういう意味では、単に年齢や体の大きさが大人と子供を分けるものではないのかもしれない。

年齢的には大人でも、

怒ったときには怒りっぱなし、悲しいときには悲しみっぱなしで、

感情にただただ振り回されている人間は大人ではないのかもしれない。

人間は感情の動物ではない。
感情を統御する生き物なのだ。

怒ることがあるから怒る。悲しいから悲しむ。
不満があればイライラする。

それが当たり前だと思ってはいけない。

それでは自分自身のコントロールを、周りの環境から与えられる感情に委ねてしまっていることになる。

感情に振り回されるということは、自分自身のハンドルを自分ではない何かに明け渡してしまっているのだ。

大人というのは、自分の感情をちゃんと見れる人のことを指すのだろう。
そして、自分に不必要な感情は、それが湧いてきたとしても、それに囚われず、すぐにそっと手放すことができる。

感情の使いどころを理解できる大人になりたいものだ。

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