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【音楽雑記#44】ももいろクローバー

10月から毎日書き始めたnoteも44日目。年内は書き切ろうと思って始めて折返し地点になったが、まだまだ取り上げたいアーティストやバンドで溢れている。(そもそも高校~大学時代の振り返りすら終わっていないw)また、音楽だけでなく、これまで行った土地や物語、映画、人物など自分の人生に影響を与えてくれたモノは音楽以外にもたくさんあり、備忘録として記しておきたいというのがある。

昔、自分よりも自分のことを知っている友達に、マルチな人だとよく言われていた。とにかく好きが多いと。確かにそうかもしれない。好きになるハードルが低いとも言える。その素質は今の仕事にも活かされており「推し」を作るのが得意だ。物事のプラスの側面に目を向けるのも自信がある。

ただ、ネガティブ面としては多分、楽観的で、視野が狭くなりがちで、指摘されたことに対しての改善・振り返りも弱いと自負しており鋭意改善中だが、同じことで何度も怒らせたり、場合によってはイライラさせてしまっている。(これは結婚して、共同生活を始めて顕著に見られる。)また、メンバーとして働いている時は、強みを生かして成果も出すし、楽しそうに勝手に仕事をしているので、そこそこ気に入られることがあっても、マネジメントのポジションになり、メンバーを持ったときに他のメンバーから「慕われる」というのは、ほとんどなかった。一部、おじさん・おばさんのメンバーから可愛がられたが、振り返ってみると、あれは、その拙さから、自分がマネジメントされていたのだと思う。

そう思うと、天性のリーダーシップを持っていたり、一見業務遂行能力は欠けているように見えるが、人がしっかりとついてくるタイプの人を見ると羨ましくなる。

サッカーや野球、バスケなど代表的なチームスポーツに打ち込めなかったのも、深層心理はこの辺が原因な気がする。仕事だけでなく、学生生活を振り返ってみても、こと、何かプロジェクトを率いたり、みんなを巻き込む動きについては、何かと中途半端だった。

キャラ的にしっかりしていると見られがちなので、なぜかリーダーを任されつつも中途半端に終わり「遠く」へチームの皆と行けなかったのは悔いが残る。いつか、そんなポジションに就いたときには、せっかくなら、「遠く」に行きたいな、と思った朝だった。

▼思い出

そんな中、遠くに行く姿を見せてくれたのが、ご存知「ももいろクローバー」だ。高校の部活で副部長を張ってくれていたT氏が「加藤、やばいアイドルが出てきた!!」と興奮気味に教えてくれたのが、ももクロだった。確かに、衝撃的だった。楽曲のノリも、絶妙な素人感も、何か新しい景色を見せてくれそうなワクワク感もあった。同時期にPerfumeもぐんぐん来ていたが、そういった都会的・スタイリッシュさは皆無。泥臭く(汗臭く)、お笑い要素も詰め込みながら、皆を元気にするパワーを持っていた。

彼女たちは一気に世間を巻き込み、AKB商法には頼らず、ライブパフォーマンスで日本中をあっという間に席巻していった。

社会人になってしばらく「週末」に本番を迎える仕事を長くやっていたため、自分自身も気分は「週末ヒロイン」だった。何度も会社のカラオケでお世話になり、ももクロ好きな当時の上司と踊り狂った。良い時代だったな。

当時のメンバーで数名は、また「遠く」に行ってしまったが、スピリットは健在。きっと、彼女たちは形を変えながらも、ずっとこのスタンスでやっていくのだろう。まさに、天性のリーダーシップ、巻き込み力を持った彼女たちの活躍を今後も楽しみにしたい。

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