見出し画像

家を建てると決めたら、真っ先にすべき事

 こんにちは、たくゆきじです。

 前回の「賃貸派の医師が戸建住宅を建てることになったわけ」では、自分の中の心境の変化について書いてみました。

 今回は「住宅展示場に行く前に家族で話し合っておくべきこと」という内容を記事にしてみたいと思います。

本記事は『たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記』というマガジンの中の記事になります。勤務医が等身大のマイホームを建てるにあたって気づいたことをシェアするマガジンです。


家を建てると決めた後に真っ先にした事

 家を建てるとふんわり決めたわけですが、何から始めればいいのか全くわかりませんでした。そこで最初に私達がしたことは、いきなり住宅展示場に行くのではなく、夫婦で家に対して求めるものを明確にしておくことでした。

 私が好きな「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」という本にこんなことが書いてあります。

達成すべき目的に対して資源は常に不足している。だから自分が達成したい目的を達成するために資源をどこに配分するか選択しなければならない。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』より引用

 これはどんなことにも応用が利く考え方だと思っていまして、今回の家づくりに当てはめてみると、不足している資源はズバリお金(資金)です。

 家づくりに無限に注ぎ込むことができる財力があればそもそも悩まなくて済むんでしょうが、私の場合無限にお金を注ぎ込めるわけではありません。

 無限に注ぎ込める資金がない以上、完全に理想の家を建てることは難しく、重視すべきポイントと捨てるべきポイントを見定める必要がでてくるわけです。

 ある程度話が進んでしまってから予算の折り合いがつかないところが出てくると大変になるので、まずは家を建てるにあたっての目標を決めることにしました。

家族はマイホームに何を求める?
――整理してみた

 そもそもどんな家を建てたいかということを考えてみると

家族全員が快適に過ごせる家を作る

 ことが最終目標でした。

 我が家の構成人数は5人。私、妻、息子3人です。そこでそれぞれの希望を最大限かなえる家について話し合ってみました。

 【私の希望】
 ・インテリアにはこだわりなし
 ・身の丈に合わない住宅ローンは組まない
 ・できれば書斎(3畳程度で良い)がほしい

 自宅の機能に関するこだわりは正直そこまでありませんでした。強いて言えば暖房器具に給油するため冬の寒い時期に外に出たくなかったので、給油が必要ない暖房器具がついていればラッキーなくらいでした(笑)。

 一方予算に関しては強いこだわりがありました。というのも自分が責任の取れる範囲でしか家を建てる気はなかったからです。

 そもそも目的は豪華な家を建てることではなく、「家族全員が人生を楽しむこと」です。マイホームはその目的達成の手段に過ぎません。

 その家族全員の中にはもちろん私も含まれていて、身の丈に合わない住宅ローンは私の不幸のもとになると考えていました。過大な住宅ローンを組んでしまい、その返済のために人生の選択肢が狭まるのはしんどいと思っていましたから。

 そのため予算の上限をあらかじめ決めておき、その予算の範囲内でできる限り希望する間取りを実現できるメーカーにお願いしようと決めていました。

 間取りに関する個人的な唯一の希望は「自分専用の書斎」でした。ブログや仕事に集中できるスペースが前々からほしいと思っていましたので...。

 それから私が趣味としているカードゲームのコレクションスペースが現在のアパートにないので、どうにかこのスペースが欲しかったという隠れた事情もあります。

 【妻の希望】
 ・窓に結露させたくない
 ・トイレの床やレンジ回りを掃除しやすくしたい
 ・同じく掃除を楽にするため、オール電化に近い感じにしたい
 ・収納は多めにほしい
 ・コンセントも多めに
 ・全自動食洗機を置きたい

 妻の主な希望は、家事の動線やインテリアに関するものでした。そのため優先順位をつけたうえで、予算内であればできるだけ希望をかなえることにしました。

 息子の希望に関しては子どもたちがまだ小さいので、ここは親目線で「子どもたちにはこうさせてあげたいなぁ」というものになります。

 (1)子どもたちが騒いでも大丈夫なようにしてあげたい
 (2)思春期を迎えた時に一人一部屋ずつ用意できるようにしてあげたい

 夫婦で話し合ったのはこの2点ですね。

 (1)に関しては、現時点で子どもたちの年齢が5歳、4歳、0歳なので、いちばんはしゃぎたい盛りの年齢なわけです。

 ただ現在の環境だと、同じアパート内に住んでいる方の迷惑にならないよう、静かにするよう言わなければなりません。それが前から少しかわいそうだと思っていました。

 そういう意味で戸建てを買ったら好きなだけはしゃがせてやりたいという気持ちがあり、そのため住宅には防音性を求めたいと思いました。

 (2)はまぁこのとおりですよね。思春期に一人になりたい時があることは、みなさんご存知かと思いますので…(意味深)

家づくりの方針決定! でもそうすると…

 ということで、家族で相談して決めた我が家の家づくりの方針は以下のとおりです。

 (1)予算は〇〇万円まで
 (2)延床面積は△△坪くらい
 (3)インテリアや機能面は予算の許す範囲で希望をかなえる

 至って普通の内容だと思います。

 ただこの条件に合うハウスメーカーを探そうとすると、無限にあるように見えるハウスメーカーの選択肢が、実は一気に絞られることに気が付きます。

 というのも、今回家造りを意識してから初めて知ったのですが、ハウスメーカーごとに同じ広さでも値段がだいぶ違うんですよね。

 CMをバンバン打っているような全国規模の大手ハウスメーカーは単価がかなり高く、私たちの希望をかなえるのは難しいところが多かったです。

 実際に某大手メーカーへ見学に行った時

「予算は○○円で延床面積は△△坪くらいを希望していますが可能でしょうか?」

 と聞くと「その予算ではちょっと…」という反応がみられるメーカーもポツポツありました。

 そのため我々の希望を叶えるにはいわゆる大手ハウスメーカーに頼むのではなく、単価が比較的抑えられている中堅どころのハウスメーカーに依頼することとしました。

まとめ

 住宅展示場へ行く前に、あらかじめ家族で住宅に求める希望を話し合っておくのが大事だと思います。

 特に、見学へ行く前に少なくとも延床面積と予算については、おおまかでもいいので決めておくことをおすすめします。そうしないと無限に予算が拡大していくことになりかねませんよ…(大真面目)

※本記事はm3.comで連載中の記事を改変して転載しております。

⇐前の記事へ  次の記事へ⇒

本記事は『たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記』というマガジンの中の記事になります。勤務医が等身大のマイホームを建てるにあたって気づいたことをシェアするマガジンです。

週刊コンビニ飯もよろしくお願いします。


サポートしていただけましたらとても嬉しいです(^^)