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救いの音楽、勇気の言葉#2

尊敬するトロンボーン奏者・グレッグ・ボイヤーは僕に教えてくれました。
”Music is the medicine”と。音楽こそ、心に効く副作用のない特効薬であり、混迷の時代にもっとも必要なものでありましょう。
僕もこの企画を通じて、皆さんの愛する音楽に触れ、音楽のもつ根源的なパワーに改めて敬意を覚えています。それでは早速、#2のご紹介と参りましょう。

#2 -1 三浦宏文さん


①「スマイルアゲイン」
②さだまさし
③当時勤めていた看護学校で教え子が急死しました。
つい前の週まで授業で笑っていたのに、本当に突然の死でした。

なんとかご自宅にお線香だけでもと思い親御さんにお会いしましたが、私は何も力になれる言葉をかけられず、ただ話を聴いて一緒に泣くことしかできませんでした。その行き帰りに聴いていた曲がこの曲でした。

「もしもあなたが今悲しみの中にいて よるべない不安にふるえているのなら 声にならない声を今その見えない涙を今 わかちあうことができないだろうか」「勇気をふりしぼって今 涙をぬぐいさって今 懐かしい笑顔にもう一度会いたい」

この歌詞を何度もかみしめて何とかその看護学校の学生たちの前では、笑顔で授業をやり続けることが出来ました。


#2 -2  時田 幸成(トキタユキナリ)さん

①Heroes
② David Bowie
③プリンスがPiano&Microphone tourでボウイを偲んでこの曲をパフォーマンスしてから、より注目をしていた。この一年、あらゆる人間関係や社会環境に振り回されて来た。その理由は、確固たる自身を形成できていないから。そのような状況で改めてこの曲を耳にすると、感情が湧き上がって来る。

『Heroに1日だけならなれる 何があっても何とかなる』

規則正しいリズム。簡単で心臓を躍らせるコード。永遠に続く一本の道のようなソロギター。悩みながら、傷つけ、傷つき進む俺の人生は決して間違ってはいない。

【Heroになれるのが1日だけなら また明日もHeroになれば良い】

まだまだ道半ばではあるけれども、そうやって前に押し出してくれた一曲です。


#2 -3 かーむ@昭武館さん

 ①ロングホープフィリア
②菅田将暉
③「僕ら生きてる 荷物ならばそれで十分だ」
鬱病で死ぬことばかりを考えていたのに、その後も生きている事自体を悩む時期があった時に、生きる為に理由はいらないと教えてくれた曲です。 


#2 -4 銀さん 

①call me
②吉井和哉
③金はなく、将来の夢だけがあった。大学を卒業後、夢のために専門学校へ通い直していた。周りからは学歴を生かさない道へ進むことを猛反対され、妻のお腹には長男がいた。自分の選んだ道は間違っていたのか。無謀だったのか。そんな自分を奮い立たせるために聞いていた。 


#2 -5 みつよちゃんさん

①ピアノ協奏曲第3番第3楽章
②セルゲイ ラフマニノフ
③中学生の頃、映画スコットヒックス監督「shine」を見て、音楽を一生やりたいと背中を推してもらった。ピアノは専攻出来なかったけれど、あの頃を思い出して今もピアノが相棒です。 


#2 、いかがでしたか?
ジャンルも曲調も一切関係なく、順番も思いついたままに紹介していますが、なんかそのほうが音楽本来の自由を感じられるような気がします。


音楽が教えてくれたこと、たくさんあります。強さの磨き方。


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