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3-10 限界的練習
ある程度、経験を重ね、場数を踏んでしまうと「なんとかしてしまうスキル」も伸びていきます。
これはこれで意味のあることですが「なんとかしてしまうスキルが上がって、ベースの実力は上がってない」ということはよくあります。
いまある貯金や得意パターンだけで及第点が出てしまうので、停滞に無自覚になってしまうのです。自分の弱点や課題は手つかずのままだったり、新たなパターンを構築していなかったり、武器が増えていなかったり……。停滞はゆるやかな下降線を描きますから、なかなか自覚できないんですね。
そこで、さらなるレベルアップを目指すみなさんに共有しておきたい概念、それが『限界的練習』です。
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これはフロリダ州立大学心理学部のアンダース・エリクソン教授が提唱したもので、限界的練習の目標は才能を創り出すこと。
才能を創るには、限界を少し超える負荷を与え続け、コンフォート・ゾーン(居心地の良い領域)から飛び出すことが必要だと説かれています。限界的練習は「苦しさ」という形で表れます。人間は基本的に苦しさから身を遠ざけたい生き物ですから、苦しさを避けるようにプログラミングされています。
ですから自ら望んで練習に身を投じて「苦しさ」を感じるのは限界的練習で「新しい領域」に突入している証拠です。
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私たちの脳は「新しい」に触れると、「新しい」に可能性を見つけようとして行動的になることがわかってします。「新しいに何かがある」というよりも、脳が新しさに触れると「何かあるんじゃないか?」のサーチモードになるんですね。
ルーチン、慣れたこと、手堅いこと、これらを思い切って手放すことで脳は「意欲」を手に入れるというわけです。(可能性にアクセスするパフォーマンス医学より)
パフォーマンス医学、共有してます。
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