社員総会全体写真

BitStar創業5年で思うこと

IVS登壇や社員総会がありとバタバタしていて日付は過ぎてしまいましたが、2019年7月10日で創業から5年が経ちました(写真は先日の社員総会のものです)。

今まで一日も休まずマラソンのように走ってきたため、あっという間とか、思ったより長かった、という感覚もなく、気づいたらここまでたどり着いていたという感じです。

普段、話すのも文章を書くのも苦手であまり発信してこなかったのですが、5年という節目でもあったので、簡単に振り返りながら目指している方向性の共有や、関わってくださっている方への感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。

また、会社の広報に力を入れるタイミングでもあるので、これから月1ぐらいで発信していこうと思います。皆さんフォローをお願いします!Twitterも是非!

はじめは誰にも相手にされなかった

さて、僕はもともと新卒で「電気自動車カーシェアリング事業」の立ち上げというガチリアルビジネスをやっていました。元々新規事業の立ち上げをやってきたので新しいことを学ぶスピードと実行力にはある程度自信はありましたが、前職がインフルエンサービジネスとは無関係、かつ、起業時にはもう30歳手前になっていて若手扱いもしてもらえないことも多く、独立時のお金もなく、この業界に知り合いもいない状態からのスタートだったので、スタートはとても泥臭いものでした。

創業当時、高円寺の木造一軒家の4畳半にて


なぜ創業事業であるインフルエンサーと企業のマッチングプラットフォーム「BitStar」をやるに至ったかはまた別の機会に書くとして、当時は「本当にうまくいくの?YouTuber今後も伸びるの?」とか「君にフルタイムでコミットしてもらう仲間をいるの?いないならNG」とか「なぜ君がこれをやるの?全然今までやってきたことと違うでしょ」とか「明確なニーズが見えないとシステム作りたくないです。渡邉さんがまずは売ってきてください」とエンジニアにも言われたりで(笑)。とにかく僕のような前職と全く違うチャレンジで、かつ、若手でもない微妙な年齢、お金もない、コネやネットワークもない人間が周囲を巻き込むには実積を作るしかないと思っていました。泥臭い内容は腐るほどあるのでまた別途書きたいと思います(モノマネ芸も役立ちました)。


小さな信頼と実積の積み重ねが大きなことに繋がる

はじめは僕しかいなくてプロダクトもインフルエンサーもクライアントのネットワークもほぼ皆無からスタート。はじめはインターン生を巻き込んでテレアポを教えて、YouTuberの方たちとクライアントさまをマッチングするところを自分たちでアナログ的にやりました。広告業界出身ではなかったので、専門単語がたくさん出てきましたが、その都度ググりながら会話についていき結果を出してきたように思います。

East Ventures 渋谷オフィスにてインターン生と事業開始

実際にやってみるとYouTuberの方たちにも喜んでもらえたのと、クライアントさまからも良い反響があったので手応えはありましたし、実積をもとに他のクライアントさまから依頼をいただいたり、エンジニアによるプラットフォームの開発も進み、YouTuberの方たちのプラットフォームへの登録も相乗効果でうまくいくようになりました。

やはり実積が出ると巻き込める人の数もどんどん増えていき、投資家の方々、インフルエンサーの方々、クライアントさま、従業員の仲間の数もうなぎのぼりに増えていきました(インフルエンサー、クライアント、投資家、従業員の皆とのテーマはそれぞれ面白いネタがあるのでまた別途書きます)。そして、現在では月次のタイアップ取引数は日本最大規模となりました。

プロダクション, YouTube番組制作,VTuber事業への進出

私達の会社は「インフルエンサーが活躍できるインフラを創る」というビジョンを掲げているのですが、インフルエンサーの方たちへの支援が広告のみだと、サポートが限定的になってしまうのでBitStarとして関わりのある方たちをより幸せにするためにプロダクションのE-DGEを立ち上げました。インフルエンサーの方々は成長してくるとそれぞれのやりたいことが出てくるため、彼らの"やりたいを叶える"を大事なミッションとしてスタートしました。プロダクションとしては後発ではあるものの、現在では所属インフルエンサーが50名、延べ1,000万フォロワーも超え、エンタメ、ゲーム、美容、大食い、芸能人関係など様々なジャンルで活躍する人が増えてきました。皆さんが名前を知っている方も少しずつ増えてきたように思います。

それとほぼ同時に今後のインフルエンサー業界を考えたときに、個人が投稿するコンテンツがありふれてくると次に視聴者は質の高いコンテンツを視聴すると考え、自社チャンネルや芸能人チャンネル、他社との協業コンテンツ制作に投資し始めました。今でこそYouTubeでのコンテンツ制作が盛り上がっていますが、2年以上前から積極的に取り組み始めたのは日本でもかなり早い方だったと思いますし今ではトップクラスの実積が出てきているかと思います。いずれ自分たちで手がけているチャンネルからスターが産まれたり、この制作ノウハウを活かしたインフルエンサーの方々のコンテンツ作りの支援もできると考えています

VTuberに関しては匿名性をもって、顔出ししなくてもなりたい自分になって配信ができること、そして、別人格になって配信ができることは、インフルエンサーの活躍の場が拡がっていくことにつながると思ってスタートしました。また、今後アニメやゲームよりライトで距離感の近いコンテンツであるため今後アニメやゲーム領域とのコラボだったり、VRの世界にも広がっていく無限の可能性を秘めていると感じたのも理由の一つです。今では国内最大級のVTuber/VRラボ「BitStar Akihabara Lab」を開設し、様々なVTuberコンテンツの研究と配信を行っています。

また、最近では日本4大ファッションコレクションの一つ札幌コレクションやライバー事業のM&Aも行い、インフルエンサーが活躍できるようなサービス群を増やし続けているところです。

なぜBitStarという会社をやっているか

僕自身はなぜ会社をやっているかというと、やはり産まれてから死ぬまでに何か残せるようになりたい。ビジネスで何かを残せるようになるとしたら、一過性の売上ではなくて、ソフトバンク 孫さんや日本電産 永守さん、イーロンマスクさんのような産業・文化に影響を与えられるようになりたい。だからこそ会社のミッションを「新たな産業・文化を創り人々に幸せや感動を提供する」としました。

産業・文化を創ることに寄与するためには最低1,000億以上、兆を超えるような売上規模の会社にしなければならないと思っているので5年で10億、10年で100億、20年で1,000億、30年で1兆という長期の目線で大きな会社にできるようにしていきたいと思っています。まだまだ道半ばであるのですが、5年で10億というのはクリアしていて10年で100億も射程圏内だとは思いますし、売上至上主義というわけではなく真の目的は皆さんに幸せや感動を提供することなので、そこを愚直に、そして時には大胆にやりきりたいと思います。

インフルエンサー支援ビジネスをなぜやっているのか

ではインフルエンサーの方々を支援するビジネスがどういう産業づくりに寄与して、どういう意義があるかについてお伝えできればと。インフルエンサーの方々を支援することは新しいコンテンツ産業を創ることだと思っています。タレントとしての役割だけでなく、コンテンツの作り手でもあり、メディアでもある新しい存在。今までの芸能人の方々とは関わり方も異なりますし、コンテンツの作り方も従来とは異なります。したがって、巨大なマーケットであるコンテンツ産業における広告、プロダクション、メディアや制作のあり方をアップデートする存在でもあると考えています。

ファミコン世代ならわかるかもしれませんが昔であればテレビでゲームといったら高橋名人しか活躍できなかったのが、YouTubeができたことによりその裾野がひろがっている。アマチュアのような方でも新しい生き方、働き方の選択肢が増えるという意味で非常に意義深いですし、それがゲームだけでなく様々なジャンルでひろがっていることが個人の自己実現の幅を広げていると思っています。昔ブログを書くのが流行りましたが、今後は何か発信する際に動画で発信することがデフォルトになると思います。

最後に

気づけば6回ぐらい移転しているのですが、120名のメンバー、3,000名近くのインフルエンサー、500社以上のクライアントさまとお仕事をするようになりました。取引しているインフルエンサーの総フォロワー数が3.5億人ほどおり、世の中に与える影響力も日に日に増しているのを感じています。

僕は創業当初、よく仕事をしているインフルエンサーの方にインタビューしたときに「この時代に産まれて良かった」と言ってくれたことがいつまでも心に残っています。僕たちがいることで個人の自己実現の支えになることができ、その人やその先の視聴者の方々に幸せや感動を提供する、そして、それが新たな産業・文化を創ることに繋がっているということを、今後も1人ずつ、1社ずつ価値を提供していきたいと思います。

創業から5年経ちましたが、僕は周囲の方々にいつも恵まれています。関わってくださっている方があっての今なのでここで改めて感謝を伝えたいと思います。一人一人に御礼を伝えるのが難しいのですが、伝えられていない部分は別途、それぞれのテーマで書いたときにお伝えできればと思います。

まだまだ未熟な経営者であり会社ですが、今期はより一層面白いニュースをたくさん届けられたらと思いますので今後も応援のほど宜しくお願いします!共に産業・文化を創ってくれる仲間も全方位で採用中です。是非ご応募御連絡ください!https://corp.bitstar.tokyo/recruit

今回は初回ということもありガッツリ書きましたが次回以降、ライトにコンテンツ書いていこうと思います。是非最後まで読んだ方はGoodボタン、フォローを宜しくお願いします!

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