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組織トラブルから生まれたバリュー「団結する」。「尊重」「仲間を知る」スタートラインから尊敬し合えるプロフェッショナル集団へ

今回もカルチャーブック(日々の仕事の中で共通認識として持ちたいバリューを具体化したブック)の内容をもとに僕が思うことを発信する、第2弾の企画です。読み手は社内の人中心になるかなぁ。

前回のテーマは「新しい挑戦を恐れない」でしたが、今回は「団結する。」というバリュー(行動指針)について。また、カルチャーコード「仲間をもっと知る」「違いを活かして繋げる」「コラボを広げて大きな価値を創造する」も3つまとめてお話したいと思います。

「団結する。」が生まれたのは複数事業展開から。
重要なのは尊重と仲間を知ること。

BitStarは2015年にYouTuberと企業のマッチングプラットフォームやインフルエンサーのエージェントビジネスからスタートしましたが、その後、2017年にはプロダクションやコンテンツ制作事業、2020年からはアパレルや美容商品のD2C事業といった複数事業の展開を開始しました。

複数事業を開始すると新たな事業が始まる楽しさはあるのですが、逆に組織課題も表面化してきました。事業によって採用する人のバックグラウンドも変わるうえに、やっている業務内容も変わります。

全く違う事業ではありますが、お互いの事業連携をしていく中で、

「なぜこちらの期待に応えてくれないのか」

といった事業間の不満が頻発しました。お互いのことがわからないが故にそれぞれの当たり前が通じなくなり、ぶつかりあいが増えたのです。

そんな時にバリューの重要性を感じ、生まれたのが「団結する。」です。

私は常々、メンバーのみんなに団結するためにはリスペクトを大事にしようと伝えています。リスペクトには「尊敬」と「尊重」の2種類がありますが、まず重要なのは「尊重」です。バックグランドが違いすぎて相手を理解できず、仮に尊敬できなかったとしても少なくとも尊重はしようと。

Slackで配慮がない言い方になっていないか、対面で話す必要がないか、相手のことを尊重する姿勢こそが相手の理解に繋がり、業務を円滑に進めることができるのです。

具体的な事業間の組織課題があれば、相手の立場を尊重したうえで、より具体的なファクトまでブレイクしていきます。できればバイネームまでブレイクして、部としての意見かそれとも特定チームの話なのか、その課題の大きさを特定してアクションしていきます。

そして、尊重の大前提として、さらに重要なことがカルチャーコードにもある「仲間をもっと知る」です。

人間関係を過小評価しがちな人もいるかもしれませんが、レベルの高いチームプレーを実現するには仲間をもっと知ることが必要不可欠です。

仲間のことを知らなければチームの心理的安全性は担保されません。そして、チームの心理的安全性なしに健全な議論はありえません。議論ができないということは良い改善のアイデアは出てこないですし、何より仕事への情熱を引き出すことはできないかもしれません。

初めはお互いの仕事の理解、進め方、任せ方、価値観などすり合わせすることが多いかもしれません。しかし、時間をかけながらにはなりますが、すりあってしまえば一言言えば10わかり、暗黙の了解でも伝わるぐらいの背中を預けられる関係になれば最高の関係です。

異なる領域で尊敬し合えるプロフェッショナル集団へ

しかしながら、僕は仕事をさらに高いレベルに引き上げていくには「尊重」や「仲間をもっと知る」だけでは不十分だと考えています。

なぜなら、それらはあくまで最低限の仕事のスタートラインであって、目指すべき姿ではないからです。本来は一緒に仕事をしたいと思われたり、一緒に仕事することでワクワクできるような、「尊敬」されるぐらいのプロフェッショナルに皆がなっていくことをBitStarは求めています。

皆さんは、「個々の能力が低いけど仲が良い集団」と「お互いをリスペクトし(=必ずしも仲が良いことを指すわけではない)個々の能力が高い集団」のどちらが良いでしょうか?

BitStarでは後者です。わかりやすい例だと漫画の『ワンピース』でしょうか。時には喧嘩したり必ずしも仲が良いわけではないですが(ゾロとサンジなど)、その道のトップになるために自己研鑽し、互いにリスペクトしている状態です。

組織であるということは、一人ではできないより大きなことを実現できることに価値があると思います。

したがって、BitStarが目指す組織の姿はプロフェッショナル集団であり、だからこそ事業部内、他事業部と連携することでお客様に対して「コラボを広げて大きな価値を創造する」ことができます。

「違いを活かして繋げる」ことも重要です。

BitStarの組織は様々なバックグランドのメンバーがおり、多様性に溢れています。物事の複雑性が増せば増すほど自分の見えている景色には限界があるため、多様な視点や強みを活かすことは個々人はもちろん、BitStarが成長していくうえでは極めて重要だと考えています。

目指すはクリエイターエコノミーを代表する
プラットフォーマー

世の中には組織が縦割りで、お互いを競わせて伸ばしていく会社や組織もあると思いますが、BitStarではお互いが連携してより大きな価値を顧客に提供していくことを大事にしています。

前回のnoteでも記載しましたが、BitStarでは「クリエイターエコノミーを代表するプラットフォーマーになる」という中期目標があります。

BitStarはプロダクトだけでなく様々な事業シナジーを掛け合わせて、広義のプラットフォーム企業になりたいと考えています(詳しくは前回noteをご覧ください)。

そのためにもバリューの「団結する。」、カルチャーコードの「仲間をもっと知る」「違いを活かして繋げる」「コラボを広げて大きな価値を創造する」の3つは、BitStarのビジョンや目標を実現していくうえでも重要な価値観です。

社内メンバーや採用候補者の方にはマストで見ていただきたいですが、社外の方の経営のヒントに少しでも何か役に立つようなことがあれば嬉しい限りです。

公開しているカルチャーブックは、BitStarの3つのバリューを10 SPIRITSというかたちで10個に具体化した内容となっています。残りのカルチャーコードについても自分なりの考えを発信してステークホルダーの方々にBitStarの理解に繋がれば良いと思っています。

珍しく高頻度で書いているので、もし少しでも「参考になった」「興味深かった」などありましたら、いいねやフォロー、コメントなどお願いできると嬉しいです笑

長文お読みいただきありがとうございました!それではまた。


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