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隈研吾展に行ってきました。


ご覧頂き、ありがとうございます。

昨日7/4(土)、僕は東京国立近代美術館で開催されている「隈研吾展」に行ってきました。今回はそれの感想を書いていこうと思います。

隈研吾展
開催期間:2021/6/18 - 2021/9/26
場所:東京国立近代美術館
料金:一般 1,300円/大学生 800円
Webサイト:https://www.momat.go.jp/am/exhibition/kumakengo/


僕が初めて隈研吾という建築家を知り、その作品に感動したきっかけとなったのは「蔵前小学校」でした。

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(豊建築事務所HPより引用)

たまたま浅草駅の近くを歩いていた時にこの建築物を発見し、最初はなんて素敵な図書館なんだろうと感動したのを今でも覚えています。木材を使った浅草の雰囲気にぴったりなデザインに興味津々で、すぐに検索してみました。その後これが小学校だとわかり、隈研吾が手掛けたものだと知りました。これがきっかけで隈研吾について知りたいと思い、本を読んだり、実際に作品を見に行くようになりました。そして今回、以前からずっと行きたかった展示会が行われるということでネットでチケットを予約し、足を運んできました。

展示会の紹介

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雨だったのにも関わらず当日の整理券は売り切れで、多くの人が入口で待機していました。外国人の方も何人もいて、その人気と注目度を感じました。

この企画では、作品が「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」という5つのカテゴリーに分類されており、写真や模型がたくさん展示されていました。撮った写真が少なかったのですが、いくつか挙げていきます。

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これは新国立競技場です。国立競技中の試作段階での様々な模型も展示されていて、非常に細かく検討されてるんだなーなんて思って眺めてました。

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お次は高輪ゲートウェイ駅。隈研吾作品をみたいという理由で、ここは実際に行ったことがあります。とても開放的な空間で他のJRの駅には無い雰囲気を感じました。その模型を見ることができてとても興奮しました笑

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こちらはトルコにある作品ですね。首都イスタンブールから電車で3時間ほどのところにある「​オドゥンパザル近代美術館」だそうです。

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これは中国にある隈研吾事務所の模型でした。中国の建築様式を用いながら作られた作品のようです。

このようにたくさんの模型が写真と共に展示されていました。今回一緒に展示会に行った友達が建築学部のため「この模型は多分手作りで〜こうなってるんだよ」「ここはこんな風にデザインされてるのが隈研吾作品らしいよねー」など様々なことを教えてくれたので、とても楽しむことができました。もちろん1人でみに行っても最高です。

今回、行って良かったなと感じた点が2つありました。まず知らなかった作品をたくさん知れたことです。見に行きたい作品リストが一気に15個弱もでき、今後の楽しみになりました。またその建築物の背景やテーマを知ることができ、新たな楽しみを得た気がします。何度も見た作品でも違った見方で、鑑賞することができますよね。

感想と隈研吾作品の好きなところ


僕は木材を使った彼の作品がとても好きなのですが、それは「落ち着きと親しみを感じるから」ではないかと思います。重厚で高級感が漂う、ティファニー銀座店のような作品もありますが、それよりも栃木にある「那珂川町馬頭広重美術館」のような作品が好きです。

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(美術手帖HPより引用)

コンクリートより柔らかい材質の木材から感じる柔らかさが、居心地の良さを作っているのだと思います。これはコンクリートの建造物がたくさんある東京への嫌悪感から生まれているかも知れません。とても高くキラキラしている建物よりも薄暗い長屋の方が好きですし、表参道よりも登山道や山道の方が僕は好きなんです。東京でこれまで暮らしてきたことで蓄積された東京へのヘイトが、彼の木材を使った柔らかくて親しみの持てる作品に惹かれる要因だと思います。


今回展示会に足を運び、改めて隈研吾作品が好きだなーと強く感じました。これからも彼の書籍に目を通し、作品に足を運んで楽しもうと思います!

ここまでご覧頂き、ありがとうございました!

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