本気で成功したい人だけに読んでほしい。Vol.5「私のワクワクの始まりの始まり」:大失敗から学んだ、過去の失敗を乗り越える方法
私のnoteを読んでいただき、いつもありがとうございます。
前回は私のワクワクがどのように始まったのか?始まりの始まりの、美容師として私が何を学んで、何を得たのかをお話しさせていただきました。
今日は私が経験した大失敗と挫折から学んだ、過去の失敗やコンプレックスから自分を解放する方法をお話しします。
全部読むと約11分かかります。(日本人の速読平均1分400文字で算出)
毎回お伝えしていますが、目的はあくまでも、私がこのnoteでお約束している『皆さんの人生をワクワクに変える。』為です。
今回も皆さんは自分の事と、”ブリッジング”しながら読んでいただけると嬉しいです。
”ブリッジング”=”橋渡し”です。自分の身の回りの事や、自分の”こころ”に橋渡しをしながら読み進むとあなたの人生はワクワクに変わりはじめます。
前回は私が美容師で学んだサービス・セールス・ホスピタリティについてお話ししました。(Vol4はこちら)
前回のポイントを簡単に復習しておきましょう。
■”成功の技術”に必要な2つの力
1、人間力
2、仕事力
■サービスとセールスで大切なこと2つ
1、サービスの質と量で売上は決まる。
2、本当に好きなことを仕事にすること。それをお客様に提供すること。
■人間力を高める5つのアプローチ<PDCSS>
1、心を使う(PLAN)・・・未来をイメージして描く。
2、心をきれいにする(DO)・・・清掃、ととのえる、奉仕活動、社会貢献活動。
3、心を強くする(CHECK)・・・自分の成長のための日々の決まり事=ルーティン行動を続ける。
4、心を整理する(SEE)・・・毎日を上手に振り返る。未来予測と成功の準備を行う。
5、心を広くする(SHERE)・・・人に伝える。ありがとう感謝の気持ち。
■心のコップを上に向ける。
今の皆さんの心のコップは上向きですか?
今日は、心のコップが下向きの人のために、心のコップを上に向ける方法からお話を始めましょう。
ズバリ、心のコップを上に向ける方法はカンタン。以下の3つです。
1、未来のゴールセッティング
2、人との関わりを積極的に持つ
3、躾の三原則
1、と2、についてはなんとなく想像がつくと思います。この具体的な方法については次回以降詳しく説明をします。
まずは3、についてです。
躾の3原則
1、時を守る・・・時間を守る
2、場を清める・・・掃除、整理整頓
3、礼を正す・・・挨拶をする
この写真は米国の新聞が伝えた、大谷選手が球場のゴミを拾う姿です。
大谷選手はこう言っています。
「他人が捨てた運を拾っているんです。」と。
以前もお話ししましたが、彼は高校生で自分の成功と目的達成には、「運」が必要であると書いていました。そして、その「運」を手に入れる方法として、”ゴミ拾い”つまりは”場を清める”を実践し続けているのです。
大谷選手が成功しているのは、”成功の技術”を知っていたからです。
皆さんも掃除をした時、心のコップが上向きになる感覚を、知っていますよね。スッキリすると言うか、前向きになると言うか。それが副交感神経優位という状態です。前頭葉が刺激されアドレナリンが分泌されるのです。
運動をしたときにも同じ作用が脳内に起こります。
これもまた、科学的に証明されている”成功の技術”の一つです。
あとは、今、心のコップが下向きな人がもしもいたならば、最近連絡をとっていない、信頼できる友人や家族にメッセージを送ってみましょう。きっと、あなたの心のコップは少しずつ上向きになることでしょう。
さて、本日の本題です。
私が28歳の時です。友人の紹介である方にお会いしました。年は私より12歳年上の方で、その方も美容師でしたが、中古車販売や飲食店など複数のお仕事をされている方でした。
「アメリカの美容師ライセンスを日本で取得できる仕組みを構築し、アメリカに行きたい美容師さんを支援しよう!共同経営者として私と一緒に独立しないか?」
美容室を経営しながら、そのライセンスビジネスをしようというお話しでした。
”会社経営”というものを何も理解していなかった私は、彼のお話にワクワクし、彼に共同経営者として一緒に独立しないかとお誘いをいただき、快諾しました。
その頃の私は、サロンで売り上げを順調に伸ばし、ディレクターというランクにも最短で昇進し、私はすっかり自分を過信していました。
「共同経営者」という響きと「独立」という言葉に浮かれ、内容もよく確認もせず、書面にハンコを押し、それまで貯めた貯金を全て渡し、それまでの会社を辞め、その方と一緒に仕事を始めたのでした。
時はすでに遅く、一緒に仕事をしはじめると色々なことがわかりました。
毎月届く、積み上げると30センチほどにもなる請求書。
毎日のように来る、取引先や銀行、水道局、電気会社、ガス会社、電話会社。「給料を払って欲しい。」とやってくる、元従業員の方々。物凄い形相で、彼のところへやってくる人たちが沢山いました。でもその人たちは、彼としばらく話すと、「また、来ます。」と笑顔で帰っていくのです。
彼は話術について、本当に長けていました。
後にわかりましたが、彼には数億円の借金がありました。
私はここでどうあがいても、ダメなことはわかっていましたが、自分の選んだ道が失敗であったことを認められず、こんなはずじゃない。なんとか立て直そうと必死でした。
昼は美容室で働き、夜と休日はアルバイト。そんな生活を送っていました。その方は、お店にもあまり来なくなり、徐々に連絡が取れなくなりました。
そんなある日、お店の前に、台車が空の2トントラックが止まりました。その車からいかにも怖そうな、作業着を着たガタイの良い、強面のお兄さんがお店に入ってきました。
強面のお兄さん:「〇〇(その方の名前)はいるか?」
借金の取り立ての方々だとはすぐにわかりました。こういう人本当にいるだと思いましたが。
強面のおにいさん:「兄ちゃんには関係ないことかもしれないが、〇〇にお金を貸して返してもらっていないだよ。返してもらえるかな。〇〇に電話してもらえる?」
私:「私は何もわからないので、電話してみます。」
私は何度も彼に電話を入れましたが、出ず。その頃数日間連絡も取れていなかったので、繋がるわけはないと思っていました。
私:「ここにお金はありません。」
強面のお兄さん:「じゃあここにある金になりそうなものはもらっていくよ。」
私:「いいえ。それは困ります。」
強面のお兄さん:「そういう約束だから。」
私はなんとか食い下がりました。その時、彼から電話がかかってきました。
彼:「彼らが持っていくというものは、持って行ってもらっていいから。」
私:「え?良いんですか。お店も営業できなくなりますよ。」
彼:「もう今は何もできないから。君に怪我でもされても困るし。少しの間僕は金策に走るから、連絡は取れない。」ガチャ。
私:「持って行って良いそうです。」
強面のお兄さんたちは、カット椅子、ドライヤー、ローラーボール、テレビ、パソコン。お店にある、ありとあらゆるものをトラックに積んで帰って行きました。
そしてその日、お店の電気が付かなくなりました。電気会社の支払いも1年以上も滞納していましたので、ついに電気も止められたのです。
「絶対にあきらめない。」が私の信念ですが、この時ついに、別の仕事を探すことを決心しました。
全ては自分への過信と知識のなさが生んだ結果でした。もしも、あの時もう一度やり直せるとしたならば、
1、自分の強みはなんなのかを理解する。
2、自分のゴールはどこなのか明確にする。
3、相手をきちんと見極める力を身につける。
これをすることでしょう。
過去の自分に、コンプレックスや失敗によるトラウマを持った方もいらっしゃると思います。何かに失敗して落ち込む日もあると思います。
その時大切なことは、この思考です。
<もし、あの時をもう一度やり直せるならどうするか?>
こうすることで下に向いた心のコップは、上向きに変えられます。何かに失敗して落ち込んでいる人がいたら、こう聞いてあげてください。
「もう一度やり直せるならどうする?」
これが失敗から成功への第一歩です。そして”成功の技術”として大切な要素です。失敗しない人はいません。”結果”を変えたいなら”原因”に意識を向けることが大切です。
そこでもう一つ大切なことがあります。それは、失敗をいかに想定内にしておくかです。
あなたは、自分の調子が悪いとき、もしくは、自分が失敗をしてしまったとき、どう言う状態であったかを思い出してください。ぜひ書き出してみると良いです。
1、心の状態はどうだったか?
2、体(健康)の状態はどうだったか?
3、スキル(知識や技術)はどうだったか?
4、生活はどうだったか?
次にそうならないための解決策を書き出してください。こうしておけば失敗は想定内になり、それが起きたときの対応も早くなります。
そして、もう一つ。今回の一番大切な”学び”があります。
それは、「メンター」の存在です。何かに失敗したとき、ダメになりそうなとき、コップが下向きの時。
あなたを救ってくれる「メンター」はいますか?
「メンター」とはあなたの人生を豊かにしてくれる相手です。
その「メンター」にその時どうして欲しいのかを伝えておくことが大切です。「メンター」にはそれぞれの役割があります。
あなたは、そのメンターに叱って欲しいのか?褒めて欲しいのか?話を聞いて欲しいのか?それを明確にその人に伝えておくことです。
これも一度書き出してみるのは良いでしょう。
「メンター」はあなたの人生が成功に向かって進んでいく間に、次々に移り変わって行きます。グレードアップすると言っても良いでしょう。
逆に、皆さんはこんな人とは関わってはいけません。
1、自己中心的な人
2、依存心が強い人
3、感情をコントロールできない人
4、いつもネガティブな人
5、すぐにマウントを取りたがる人
こんな人とはすぐに距離を置いて離れねばなりません。”成功の技術”を身につけるには必要な人と、そうでない人がいます。それも私が失敗から学んだ事です。
さて、今回は私の大失敗と挫折のお話をしました。
私の信念の一つは「しなくてよかった経験なんて何もない。」です。
そう思えば、どんな事も楽しめるようになります。「過去を生きる。」のではなく、自分に力を与えてくれるものに集中する事。それが最も大切な事なのです。
「Seize the day」という言葉があります。私の好きな言葉です。
seizeとは「つかむ」という意味ですので、seize the dayとは、直訳すれば「その日をつかむ」となりますが、これはラテン語の「今を楽しめ」を英訳したものです。
今日を楽しむこと、価値ある時間を有効に最大限に使うこと、今日1日を努力することが大切という意味です。
さて次回はこの失敗から私がどういうステップで這い上がっていったのか。私の経営と帝王学のメンターである方との10年間です。
引き続き、みなさまの人生が、もっとワクワクに包まれる事をお約束します。
みなさま今回も最期まで読んでいただき、ありがとうございます。感謝いたします。ご機嫌よう。
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