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本気で成功したい人だけに読んでほしい。Vol.4「私のワクワクの始まりの始まり」:美容師は成功の技術を学ぶ最高のお仕事。大切なのは人間力と仕事力。

私のnoteを読んでいただき、いつもありがとうございます。

前回は私のワクワクがどのように始まったのか?始まりの始まりの、航空自衛隊で私が何を学んで、何を得たのかをお話しさせていただきました。

今回は次の職業として選んだ美容師で私が何を学んで、何を得たのかをお話しさせていただきます。

全部読むと約12分かかります。(日本人の速読平均1分400文字で算出)

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毎回お伝えしていますが、目的はあくまでも、私がこのnoteでお約束している『皆さんの人生をワクワクに変える。』為です。

今回も皆さんは自分の事と、”ブリッジング”しながら読んでいただけると嬉しいです。

”ブリッジング”=”橋渡し”です。自分の身の回りの事や、自分の”こころ”に橋渡しをしながら読み進むとあなたの人生はワクワクに変わりはじめます。

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前回は私が自衛隊で学んだ組織論をお話ししました。(Vol3はこちら

私が次に選んだ職業は「美容師」です。

当時の私が、美容師という職業を選んだ理由は、「モノ創りが好き」「人に何かするのが好き」「オシャレが好き」「学歴関係ない」「自分と同じタイプが少なそう」です。

2年間の美容学校に通い、「美容師として成功するなら東京だ。」といかにも田舎の若者が考える単純な理由で、美容室の事情やトレンドなどを何も知らず、ただ、アルバイト先の焼き鳥屋の常連客だった、元美容師のおばちゃんに薦められた、東京青山の某有名美容室に見学に行きました。そのお店の店長が偶然にも、私と同じ美容専門学校の卒業生でした。

その運命に引き寄せられて私は、その美容室に就職しました。

私の人生の中で、何度かこんな偶然・奇跡があります。特に自分が人生の転換期を迎えるときに起こるのです。

それは”シンクロニシティ”と呼ばれるものです。これも”成功の技術”の最も大切な要素です。人間の「脳」の仕組みと言っても良いでしょう。

「占い」や「占星術」とは違いますが、その根底にある仕組み・カラクリと言っても良いものです。

私は、ちょっと違う方法でいつの間にか、父からこの英才教育を受けていたのです。「感性を磨け」という言葉で。(Vol2はこちら)本当に感謝しています。

私は、私の大切な人生の転機になると、偶然や奇跡的なこと”シンクロニシティ”がたくさん起きる。というよりは、それがきっかけで、私自身が引き寄せ、それに気が付いて掴み取っていたのです。

簡単にだけ、”シンクロニシティ”について説明をします。ただこの”シンクロニシティ”は私の経験上、体験をして初めて理解ができます。そして、それを体験した時、論理的思考の上に成り立つものであることがわかります。

”シンクロニシティ”とはスイスの精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱しました。日本語では「共時性」と訳され、複数の出来事が意味的関連を呈しながら非因果的に同時に起きることを意味します。

何やら難しいですね。

これを論理的に数式で証明するには、数学のノーベル賞とも言われる、フィールズ賞を取る様な頭の良い数学者の人たちが考えた、高度な数式が必要です。

そこで私が皆さんに伝えたいのは、これです。

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誰しもがご存知のテレビのリモコンです。

皆さんは8チャンネルの番組を見たいと思ったとき、「8」のボタンを押しますね。その時多くの人はリモコンの内部の仕組みや、なぜその「8」と書かれたボタンを押したら、8チャンネルが写るのかの仕組みを知りません。

まずはそれを見たければ、ワクワクしながら、押してみれば良いのです。

そしたら、あなたの見たい番組が見られることでしょう。

すっかり霧が晴れて、太陽の光が差し込む様に、”成功の技術”が見えてきます。

そして、その仕組みが知りたければ、それを学びまたそれを、他の人に教えて伝えて下さい。

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私は、その法則を、できるだけ若いうちに、ひとりでも多くの人に知っていただきたいという想いが、このnoteを書く理由です。

「まず、やってみよう。」これを私に教えてくれたのは、美容師時代からの私のメンターであり、今では私の生涯の親友である先輩が教えてくださいました。

さて私の美容師人生が始まりました。私はいち早く「オーナーになりたい。」「美容室を経営したい。」という想いをもっていました。後に私の大切なメンターとなる、当時私が勤務する美容室の先代社長にも、「早く本社に入れてください。」と公言していました。

そこで先代社長は私に二つの宿題を与えました。

1、売り上げを上げること。

2、コンテストで賞を取ること。

この宿題を頂いたことによって、私は結果としてセールス・サービス・ホスピタリティ・クリエイティビティを学びました。

ここで得た結果をお話しする上で、先に皆さんに知っておいていただきたい、最も大切なことがあります。

それは成功に必要な能力は、「2つの能力」があるということです。

人格を土台として、自らの能力を発揮し未来を切り拓くということです。

「人間力」の上に「仕事力」は成り立っているということです。

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どんなお仕事でもこの仕組みは同じですが、美容師というお仕事は、特に土台となる「人間力」が大切です。それは美容師が、「人」すなわち人間力という土台の上に、「技術」を売るお仕事だからです。

先代社長は、この2つのチカラを身に付けることを私に宿題として与えたのです。

私はこの結果を得るのに6年かかりました。6年かかってわかった「結論」を皆さんにまずはお伝えします。

1、売り上げを上げる

答え:サービスの質と量で売上は決まる。

あなたが提供するサービスの質と量=あなたの売上です。

人に感謝され、応援され、深い喜びを得ること。それが売り上げを上げるということです。私は6年間でその喜びを感じ、売り上げを得ることが本当に楽しくなりました。

2、コンテストで賞を取ること

答え:本当に好きなことを仕事にすること。お客様に提供すること。

お客様の髪を切ることが大好きでしょうがない美容師と、儲けてやろう思っている美容師がいたとします。儲けてやろうと思っている美容師は客単価や経費や時間ばかりを考えます。本当に髪を切ることが大好きな美容師は、お客様をどの様に喜ばせるかばかりを考えています。

どちらに髪を切ってもらいたいか。言わずもがな、お客様の髪を切ることが大好きでしょうがない美容師でしょう。人は、自分の好きなことをしている人間を応援したくなるものです。

コンテストの入賞は、私にとって難関でした。

それはただ、作品のクリエイティビティを競うものだからです。

私はJHA(ジャパンヘアドレッシングアワード)という大会で東京エリア賞という賞をいただきました。日本の美容業界では最も権威と歴史のあるコンテストです。

その表彰式で私はハサミを置き美容師をやめることを決意しました。

それは、私が好きなことは、ヘアスタイルを創ることではなく、人を喜ばせることだと気が付いたのです。

私はヘアスタイルを創ることが好きで作品を作ったのではなく、賞を取るために作品を作ったのです。私はこのコンテストで入賞するために、過去の入賞作品を分析し、審査員の好みを分析し、作品を作りました。

他の受賞者の方の作品を見て、彼らのコメントを聞いたとき、私はこの人たちには本当にヘアスタイルを創ること、そのものが好きなんだと気が付きました。

私はこの人たちの様な素晴らしい美容師さんたちを輝かせることができれば、もっとたくさんの人を喜ばせることができると、答えが出たのです。

この2つの宿題で学んだことのほかに、もう一つこの6年間で学んだことがあります。それはホスピタリティについて大切なことです。

ホスピタリティに必要不可欠なもの。それはお客様との相互の信頼です。

これは、私が美容師の経験を経て、20歳の頃から興味のあったインドネシア・ジャワ島にあるAMANJIWOに行った時のことです。

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アマンリゾートはご存知の方も多いと思いますが、ホスピタリティ世界一と称賛されるホテルリゾートです。広大な敷地にわずか20部屋ほどのコテージがあるホテルです。

到着したその日、私はホテルのレストランで夕食をいただきました。私はカレーが好きなので、色々なカレーを食べたいとお願いしました。そしてその際に私のテーブルを担当してくれた男性スタッフがいました。

彼は、現地の大学生でアマンでアルバイトをしていたのです。彼は私に合間を見て程よく話しかけてくれ、お料理の説明を丁寧にしてくれました。

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そして夕食を終え、デザートの時間に、彼は今、大学で日本について学んでいるとお話をしてくれました。そして彼が私に言ったのです。

「明日、私はお休みです。もしお時間があれば、私の家に遊びにきませんか?」

社交辞令かと思いましたが、彼は大真面目でした。そして私は彼と、翌日遊びに行く約束をしました。

翌日の午前中に私はホテルのガイド(彼のバイト仲間)と一緒に、マウンテンバイクで彼の家に向かいました。

私を自宅に招待してくれた彼は、ヒンドゥー教の家の育ちで、質素倹約を絵に描いたようなお家には、扉も窓もありませんでした。6人兄弟姉妹の大家族。一番下の妹はまだ2歳。とても優しそうなお母さんが、食べのやら飲み物やらをたくさん出してくれました。

皆さんはもう気が付きましたか。私が学んだこと。

それは、彼が出会って数分しか経っていない私を、100%信頼し、自宅に招いてくれた事です。

私は自分自身に問いかけました。今日初めてお店にいらしたお客様に、

「明日自分の自宅に遊びに来ませんか?」と聞くことができるか?

私には絶対に出来ない。

彼に私は聞きました。

私:「あなたは、なぜそんなに私を信頼したのですか?」

彼:「我々のホテルのお客様だからです。」

私は何もわかっていなかったと反省しました。

ホスピタリティとは、自分自身がお客様への100%の信頼の上で、成り立つということを、彼から私は学びました。

それまでの私は、お客様を疑っていました。

お客様に信頼して欲しければ、自分がまず信頼することが大切なのに。

これは商売の視点だけではなく、人生の中の人間関係でも同じです。

私の人生にとって、ホスピタリティはとても大切な要素です。本当にその彼に感謝しています。

こうして私は美容師という仕事を通して、セールスとは何か、サービスとホスピタリティとは何かを学びました。

今回は、”成功の技術”の中で最も大切なことをお伝えしました。

「人間力」と「仕事力」です。

人間力を高める5つのアプローチ方法を、最後にお話しをします。

1、心を使う(PLAN)・・・未来をイメージして描く。

2、心をきれいにする(DO)・・・清掃、ととのえる、奉仕活動、社会貢献活動。

3、心を強くする(CHECK)・・・自分の成長のための日々の決まり事=ルーティン行動を続ける。

4、心を整理する(SEE)・・・毎日を上手に振り返る。未来予測と成功の準備を行う。

5、心を広くする(SHERE)・・・人に伝える。ありがとう感謝の気持ち。

まとめると、<PDCSS>です。

この中で、美容師が大きく関わるのが、<2、心をきれいにする>です。

ヘアスタイルを整えると気持ちがスッキリして前向きになります。脳の副交感神経が刺激されてアドレナリンが出るのです。誰もが一度は感じたことのある感覚だと思います。

美容師というお仕事はそういうお仕事でした。誰かの心をきれいにする=心をワクワクさせる仕事。それが美容師のお仕事でした。

私は「心のコップ」の話をよくします。

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”成功の技術”のスタートラインは、あなたの心のコップが上を向いているかどうかです。

5つのアプローチが形成できている人は、常に心のコップが上向きです。

美容室は心のコップが”上向きな人”、もしくは”上に向けたいと思った人”が訪れる場所です。”成功の技術”を学ぶには最高の場所です。

私は美容室という場所が今でも本当に大好きです。

次回、心のコップを上向きにする方法をお話ししたいと思います。

「心のコップ」は次回以降もたくさん登場します。皆さんとの共通言語として覚えておいて下さいね。

さて、次回いよいよ私が仕事人生のなかで、1度目のどん底がやってきます。私は失敗から何を学んだのか。

そして皆さんがワクワクするための学びがそこには、たくさんあることでしょう。

みなさま今回も最期まで読んでいただき、ありがとうございます。感謝いたします。ご機嫌よう。

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