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未来を呼び込むエンジェル

 とある起業家から「どんなに少額でもいいので、エンジェル投資家に参加してもらうといいことがありますよ!」というメッセージを受け取ったので、彼が語るエンジェル投資家の存在意義についてメモをしておこうと思う。

 一つ目のエンジェルの意義は資金の調達。自分一人だけでは残念ながら資金調達に動くのはかなりハードルが高いもの。けれどもエンジェルが仲間に加わると他のエンジェルが手を挙げ易くなったり、次のシードラウンドの投資家をご紹介いただける確率が上がるとのこと。

 例えるなら、とある山村で長老が「あなたを応援しようじゃないか」とエンジェルの意思を表明したら、周りの権力者たちが「長老がそう仰るなら、私たちも協力しよう」と手を挙げてくれるようなもの。

 二つ目のエンジェルの意義は採用の拡大。自分で動き回って自分の言葉でアイデアをカタチにする仲間を集めることは重要ではあるものの、なかなか出会いの機会は得にくいもの。けれどもエンジェルが仲間に加わると投資家ネットワークを介して適切な人材をご紹介いただけるとのこと。

 例えるなら、エンジェルに回った長老が「隣の村にはモノ作りに長けた若者があると聞いたことがある。どれ、紹介してやろう」と積極的に紹介をしてくれるようなもの。

 三つ目のエンジェルの意義は伴走の提供。アイデアをカタチにする旅路は最初、人手も客観的な視座も足りないもの。そんな時にエンジェルの方々は自身の経験や知識を活用し、戦略策定や問題解決に貢献してくれる。

 例えるなら、エンジェルに回った長老が「これまで培ったワシの技術、今こそ発揮してみよう。これでも昔はこの山村を切り開いたリーダーだったんじゃよ」と参加してくれるようなもの。

 エンジェル投資家は、リスクを一番最初に取り協力してくれる存在。資金の調達、人材の採用、そして伴走を全力で活かし切り、アイデアをカタチにしていこう。エンジェルの意義を共有してくれた起業家の未来が切り拓かれますように。

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