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mom of two 不登校から引きこもり、摂食障害、留学、 離婚、再婚 様々な事を…

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mom of two 不登校から引きこもり、摂食障害、留学、 離婚、再婚 様々な事を経験してきました 不器用になんとか生きてきた私が 生きづらさを抱えている人に伝えたい事を 記録として公開することにしました 気軽にそんな人もいるのね。。と読んでくださったら嬉しいです^ ^

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隣の芝生

多分だけど、 何事もない人なんていない 隣の芝生は青くて 全てが順調に見える 周りから見たら私もそうかもしれない 何事もない幸せそうな人 実際には私の内側でたくさんの事が渦巻いていて 私を蝕んで離さない でも、生きづらいのは自分だけではないといつからか気づいた だから、あなたも自分だけがおかしいと思わないでほしい 息がしにくい人は案外そばにたくさんいる

    • 先入観やジャッジする心(mini episode2.)

      先入観をもってしまう 人をジャッジしてしまう この人はきっとこうだろう、とか こんなことして変だなぁとか それと同時に周りの目が気になって 背伸びして無理をした自分を見せて 心の中では人をジャッジして  そして、疲れてしまう ぐったりと、、 心が削られていく やめてしまおう そう思って サラサラした状態でいる事に決めました フラットに 決めつけないで 見つめてみる、知ろうとしてみる ジャッジするのではなく また見つめて知ろうとして 人が怖くて嫌いだった私が 人って

      • 留学と空虚感(page11.)

        イギリス旅行で 現地ガイドをして下さったのは インド人の男性だった とても日本語が上手で びっくりしたのを覚えている 帰国する空港への道中 (またイギリスに戻ってくる事が あって、困った事があれば 自分を訪ねてくるといい) そんな感じの事を言ってくれていた イギリスにまた戻ってくる そんな事ができたら、、 場所は何処でもよかった 日本ではない 何処かへ逃げる事ができるのなら イギリス留学の話は 驚くほど順調に進み 気付けば旅行からの帰国後 すぐ又イギリスに戻っていた

        • 薬と現実逃避(page 10.)

          イギリスへの旅行で 気持ちが楽になった気がした 日本では、同世代の人たちと自分を 無意識に比べては焦っていた 私は、あれもこれも出来ていない 出来ない、、 無力感、そして変わる事のない空虚感 外に出られる様になったものの 不安定な感情、行動、考え方は 変わっていないので冷静に物事を考える 事は、とても難しかった 不登校になり 外に出る事ができなくなった際に 心療内科で薬を処方してもらい始めた 外には出る事ができないので 病院の診察には行けない 母が受診して薬を処方

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        隣の芝生

          海辺の街とイギリス(page9.)

          どこに進めばいいか分からず もがいていた そんな時、イギリスに 従姉妹と旅行に行くことになった 従姉妹は同じ歳で 小さい頃は姉妹のように育った 母方の祖父母の家は 海辺の街だったので 夏休みは毎日海で泳いで過ごした 唯一、息が楽にできる場所だった 阪神淡路大震災の時  その場所は無くなってしまったけれど 今では従姉妹が跡地を 守ってくれている 私にとって大切な居場所だった 潮の香りがする 賑やかで温かな愛情に包まれていた 場所 イギリスへの旅は ずっと小さな部屋

          海辺の街とイギリス(page9.)

          反動と空虚感(page8.)

          今まで小さな部屋の中で過ごしていた ずっと丸まった猫のように 守られた空間で その反動か 常に動いていないと落ち着かない そんな風に変わっていった 高校を中退していた私は 高卒認定試験を受けた 立ち止まっている事が怖かった 同じ年の友人たちは 大学受験を終えて大学生になっていた 私はといえば 外に出られるようになったものの どうしたらいいのか分からなかった 何をしたらいいのか分からない なにも解決していなかった ただ外に出る事ができるようになっただけ 言葉にならない怒

          反動と空虚感(page8.)

          愛情の温度(page 7.)

          外に出るきっかけは父方の祖父の死だった 祖父が私を心配しながら 見守ってくれていた事を 私は知っていたし感じていた 私が外に出られくなって間もない頃 旅先で可愛らしい りすの絵を買ってきてくれた祖父 父方の家族は皆愛情表現が下手だった 祖父母、叔母、そして父 でも今になって思うのは 静かだけれど沢山の愛、優しさ が確かにあったということ 静かで 時に冷たいから それが優しさだとは分かりづらい けど確かに受け取っていたし 守られていた 反対に母方の家族は 賑やかで 温

          愛情の温度(page 7.)

          くらげ(mini episode1.)

          複雑に考えすぎないでシンプルに受け取る事 ぐちゃーっとした感情に囚われないように シンプルが目標 まだまだ受け取りすぎて疲れてしまったり 複雑に考えすぎて ぐったりと過眠になってしまうこともあるけれど、、 バランスを自分なりに とっていけたらと思って練習中です^ ^ ふーーっと息を楽に、 ふわふわクラゲのように 過ごす事ができたら、、 ふわーっと 本編にでてくる猫ではなくてくらげ くらげが今の私の理想

          くらげ(mini episode1.)

          猫(page6.)

          その当時は気づけなかったこと 例えば祖父母や 叔母達が心配してくれていたこと 気にかけてくれていた事に 何も見えなかったし 感じる事も拒否していた 2年間 踠いて前に進もうとして、立ち止まって 後戻りして   また少し前に進んでを繰り返した 全てを小さな私の部屋の中で、、 小さな世界で まるで小さな頃にみた夢だった 私は猫で外は雨 毛布にくるまっている 守られている 傷付く事がない

          猫(page6.)

          過食嘔吐(page5.)

          中学3年生頃から 食べて吐くという毎日が始まった いつからか過食傾向にあった たくさん食べて 自分の中のバランスをとっていた 太ってしまう事はとても怖いことだった それは30代半ばまで続いた そんなまま、高校生になって一年が過ぎた頃 糸が切れた様に身体が動かなくなった 限界だった 吐く事にも疲れて 体重はみるみる増えていった 醜い自分 外に出る事ができなくなった どうしたら良いか分からなかった それから、外に出るまで2年ほどかかった 支え続けてくれた母 黙って見守ってくれ

          過食嘔吐(page5.)

          霧 (page4.)

          小学生から中学生になっても 何も変わらなかった 毎日がいっぱいいっぱいだった 人付き合いは更に私を苦しめた でも不登校にはならなかった だって私は普通だから 普通の子供は学校に行くものだから 学校には行くものだと思っていたし、 学校に行かない選択肢なんて私の中にはなかった (のちに息子が学校に行けなくなった時 自分を守ろうとしてくれて良かったと思った) 少しづつ何かが壊れていたけれど 何も気付かなかった 気付かないフリをしていた ただ重い体を引き摺り毎日をこなす 今思い返

          霧 (page4.)

          ママたちのランプ(page3.)

          人との関わり方は 私にとって難しいものだった 学校では誰かと一緒にいないといけない 1人は怖いという気持ちが強かった ゲームの様に毎日変わる人間模様 今日は仲良し 明日は敵 そんな風に私にはみえた 誰も信用しなかったし 好きだと思ったことはなかった その頃から私の中には言葉にできない 苛立ちや怒りがあった お腹の下の方が締め付けられる様な 苛立ちに振り回されていた 今でもその正体は分からない 怒りに任せて枕を振り回し ガラスのランプを壊してしまったことがある 両親の寝

          ママたちのランプ(page3.)

          ねこ(page2.)

          外は雨がひどく降っている そんな雨の日には猫になって布団に くるまっていたい 猫になって布団という大きくて 温かなものに守られている夢をみた 私はその頃から何も変わっていないと思う 外は怖い  温かくて守られている場所から出たくない 傷つくことはとても怖いから 何もしなければ、 誰とも関わる事がなければ傷付くことはない 小さな心でぼんやりとそんな風に思っていた

          ねこ(page2.)