Photo story No.083 ホタテと毛ガニシーズンの幕開け。
猿払の漁業は3月にホタテ漁と毛ガニ漁がスタートするのが通例。例年、私はその特別な日は出港の様子を撮影しに足を運ぶ。
3月は春というのが全国的な相場だろうが、北海道北部の3月は春とは程遠い姿で、漁船が出港する明け方には、氷点下というとことがザラだ。
今年の海明けは、3月13日で日の出の時間を確認すると、6時過ぎ。行くなら自分にとっては早起きの類。
撮影に行こうか、行かまいか考えるでもなく、アラームをセットするわけでもなく。この日ばかりは、目が覚める。
この日も、絶対に行こうと決めていたわけではないが目が覚めるのだ。無意識や習慣とは恐ろしいモノで、撮影しなきゃと心のどこかで強く思っているのかもしれない。
前日に確認した天気予報では、天気は良さそうだけど幾分風が強くなりそうだった。厳しい寒さが予想されるので、必要以上と思われるような厚着で準備。寝起きの目をこすりながら、CR-Zで出発。
雲もなく、綺麗な朝陽も昇りそうだ。
でも、港までの道中で異変に気づく。漁師さんが運転するトラックと次々とすれ違う。この時点で、時化によって出漁が取り止めになったことを理解する。
残念。
それでも、朝陽は綺麗に昇りかけている。意気消沈しながらも、せっかくなので港まで足を運んだ。
そこに、時化とは思えないほど綺麗な朝陽が昇ってくれた。これだから、朝早かろうが、氷点下の気温だろうが足を運んでしまう。
オレンジ色に染まる空をしばし眺めながら、今シーズンの安全操業と豊漁を祈った。
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本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。また、次の記事でお会いしましょう。
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