受験のしやすさよりも、公務員の仕事を知ってもらいたい地方公務員のたわごと。
こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。今日は、公務員試験の倍率が国、地方ともに低下傾向にあるという話題を目にしたので少し考えていきたいと思います。
私が見た話題というのは、こちらの記事。
試験内容の見直しや入庁時期の分散などを通じ、受験しやすい環境を整え自治体は採用の門戸を広げるというもの。
受験しやすさを確保するというのは、大切なことだと思います。ただ、本質的には公務員が魅力的な仕事として、積極的に選択してもらうことを目指すという視点が大切ではないでしょうか。
受験しやすさによって、入庁いただいても想像と違うだったり、やっぱり民間の方が魅力的に見えるなどどいったミスマッチが起きる可能性が高まる気もします。
今は、3年、5年、10年勤め続けてもらうのが大変な時代です。
2023年卒大学生公務員イメージ調査では、公務員を就職先として考えたことのある学生はやや増加傾向公務員の「仕事についての情報」が民間と比べて「少ない」と感じる学生が75.4%となっています。
公務員人気がないとか、田舎の役場だから応募がないという前に、募集する側の出す情報が少なすぎるのではという想いになってきました。
ありきたりの情報ではなく、人から発せられる言葉だから伝わることもあるのかもしれません。イメージだけで、公務員を避けている学生もいるでしょうからそれは残念です。そうだとするのであれば、いかに伝える場面を作るというのが大切です。冊子でもいいでしょうし、SNSでもいいでしょう。とにかく、良い情報も悪い情報も発信しなければ伝わりません。
つい先日投稿した記事で、私は次の様に綴りました。
猿払村役場で働く人の生の声を届けることで、受験対象者はもとより多くの人に村の仕事や、そこに関わる職員の個性が伝わり、イメージしやすくなるかもしれません。仮にすぐには受験志願者が増えないにしても、広く知っていただくことだけでも良いことだと考えます。
直接的に効果が出るかどうかは未知数。でも、個人でもできることがあればやってみたい。やはり、先日宣言したとおり少しでも動かしていきたいと思います。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。また、次の記事でお会いしましょう。
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