友人のブッキングマネージャーの給料が十三万弱だった
ちょっと深めのダチがいる。彼はライブハウスのブッキングマネージャーである。先日、「給料が十三万弱なんだよね」という相談を受けた。
二歳の子どもがおり、金銭面で育児に限界が来ているそうだ。
同情せざるをえなかったが、「もう辞めるっきゃないんじゃない?」という言葉を置いた。そのライブハウスで勤務を続ける限り、苦しみは続くのではないかと思ったからだ。
だが、彼の答えは「音楽の仕事が好きなんだよなぁ」だった。
音楽屋の端くれとして、キリで刺されたように胸が痛んだ。
しかし