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『努力できる時間と身体があることは幸せなんだよ』突然、身体の自由を奪われたフリーランスのこれから。【フリーランスのあしあと🐾】

今日は2022年7月24日。
ついに明日は念願の退院です!!✨


僕は、いま病室でキーボードのカタカタ音が鳴りすぎないよう注意しながら、そして、ほんの2-3週間前の信じられないほどの苦痛の毎日を思い返しながら、このブログを書いています✍️

というのも、実は6月30日の朝、救急車に運ばれてから約1ヶ月の間、長崎市のとある病院に入院をしていたんです。

5月頭くらいから、椎間板ヘルニアによる左足の坐骨神経痛の症状が出始め、痛み止めでなんとか暮らしていましたが、6月29日の夜から30日の朝にかけて痛みが爆増し、『あ、これ…まじでやばい…あ…』と耐えられなくなり、生まれてはじめて救急車を呼びました。自分でもびっくりです。

そこから約10日間ほど、座ることも立つことも歩くこともできなくなり、寝たきりで毎日痛みに泣き喚き、座薬や一番強い痛み止めを肩の筋肉に打ち込み(これも痛いのよ…)、睡眠薬をもらって無理やり寝る、といった毎日。

そして、やっと7月11日に手術をしていただき、リハビリを経て、いまに至ります。


前置きが長くなりましたが、今日書いてるブログは、ただ自分の辛かった日々の日記を残したいわけではなく、いきなり自由を奪われたこの突然の”寝たきり”状態を経て、自分の価値観がバコンッと変わり、『これって自分だけじゃなく、誰にでも通ずる学びがあるなぁ』と思ったため、ブログに残すことにしました。


結論から先に申し上げちゃいます。
どのように価値観が変わったかというと、以下のように変化が起きました。

▼Before
自分のビジョンを実現するために、
2-3年くらいの中長期的な計画に沿って、”いま”を取り組もう🔥

▼After
将来のために…ではなく、
目の前の、ド真ん中でやりたいことに、
”いま”、限りある時間を全力投下しよう。
後悔しない”いま”を全力で生きるぞ。

つまり、今回ブログでみなさんに伝えたいことはひとつ。
ありきたりではあるんですが…

いつどんな時にあなたの身に何が起こるかわかりません。
それは事故かもしれないし、僕のような外科的な病気かもしれない。もしくは、一生治らない病気が身に降りかかるかもしれません。

あなたは、いつ身体が不自由になってもいいように、
いつやりたいことができなくなってもいいように、
”いま”を生きていますか?

2年後、3年後、老後のための”いま”ではなく、
”いま”この瞬間のために”いま”を全力で生きよう。

”いま”、やりたいことに全力投球してますか?
後悔しない毎日を過ごしていますか?

これが僕が少しでも多くのひとに伝えたかったことです。

結論を先に述べちゃいましたが、ぜひ続きも読んでみてね😊


🧷痛みと精神的な苦痛で何もできなかった日々の記録

先述しましたが、僕は6月30日の朝に救急車で病院に運ばれ緊急入院しました。

救急車で運ばれる場合、病院は選べないため、病床が空いている病院に運ばれることになります。僕は痛みで顔を歪めながら、救急隊員の質問に受け答えし、自宅近くの古い病院に連れて行ってもらいました。

その病院は救急的な痛み止めの処置はできたものの、椎間板ヘルニアの手術は扱っておらず、結局他の病院に転院することに。そしてここからが辛かったのですが、転院先が決まるまで10日かかったのです😭

この10日間が、本当に本音で本気で誠に、人生で一番辛かった…😢

人生で一番苦しかった「痛み」編

自分でもびっくりでしたが、病院に着いてから、もう完全に身動きがとれなくなってしまったんです。座ることもできない、立つこともできない、もちろん歩くこともできない。

どんな体勢でも左足に神経痛が襲いかかり、これが本当に我慢できないくらい痛い。

みなさんは神経痛って患ったことありますか?

神経痛は、外傷や筋肉痛とは異なり、直接神経が痛みます。僕の場合、左足の付け根からふくらはぎまで神経痛があったんですが、たとえるなら足の中に常にナイフが入っている感じ。ズキズキどころじゃなく、ギンギン!?ザクザク!?擬音であらわせないのですが、そんな激痛が波のように押し寄せてくる。

さらに僕の症状は相当酷かったらしく、どの痛み止めを飲んでも全然効かない身体に。座薬をいれてもらっても、少ししか治まらない。肩の筋肉に直接打ち込む一番強い注射でなんとか我慢できるレベルに落ち着くくらい😢

恥ずかしいとか考える余裕がないくらい痛くて、『イタイイタイイタイ!!!!』『アァァァ、くぅううう』って掛け布団をかぶって喉が枯れるくらい泣き喚いていました…。

そして夜も眠れない。

他の患者さんには本当にご迷惑をおかけしたのですが、ずっとうめき続け、看護師さんを繰り返し呼び、注射で少し治め、睡眠薬で無理やり寝落ちさせ、数時間後に痛みで起きて泣き喚き…の無限ループで、本当に人生で一番苦しい時間を過ごしました。

『なんでこうなるの…?だれか助けて…』
だれにも聞こえないように布団の中で叫びました。


人生で一番苦しかった「精神的な苦痛」編

さて、「苦しかった自慢」はまだ続きます。笑

あまり想像つかないかもしれませんが、実は、身体が動かせず不自由になると、肉体的な痛みだけでなく、精神的な苦痛も生じるんです。それは何か?

トイレです。

座ることも立つこともできない人はトイレをどうするのか?

もちろんベッドの上ですることになります。

尿は尿瓶という器に寝ながらの体勢で入れるんです。
まず、これだけですごくショック。

自分でトイレに行って、尿をすることもできない。ベッドの上で尿瓶に尿を入れ、それを看護師さんに回収してもらう。

なかなか想像し難いかもしれませんが、これめちゃくちゃ精神的にダメージがくるんです。

そして、もっとダメージが大きいのが…排便です。
みなさん、起き上がれない人がどうやって排便するか想像つきますか?


チリトリのようなものを寝ながらお尻の下に置き、そこに排便するんです。想像してみていかがですか?????

ほんとーーーに嫌ですよね。

僕もすごく嫌で嫌で、これだけは絶対したくない、そう思って便を数日我慢していました。どうしようどうしようと。でもだんだん耐えられなくなる。どうしよう。

最終的には、チリトリだけは嫌だったので、看護師さんがベッドの横に置いてくれたポータブルトイレ(持ち運びできる便座)に激痛で悲鳴を上げながら座り、排便をしました。そして、それを看護師さんが回収。

チリトリは逃れましたが、トイレさえ一人でできない自分に涙が出ました。

『なんでこうなっちゃったんだろう…これ以上もう耐えられない。』
頭の中でそんな想いがよぎりました。


転院からの手術

そんなこんなで、肉体的にも精神的にもボロボロの中、やっと手術できる病院への転院が決まり、福祉タクシーというタクシーで横になりながら次の病院へ運んでもらいました。

転院したのは、重工記念長崎病院。昔、三菱重工が建てた病院だそう。この病院は、2年前に移転したばかりでとても綺麗。

転院早々、痛みで悶える僕をみて、担当医の先生があまりに酷すぎると判断し、すぐに手術を決断してくださりました。手術の予約でいっぱいだったそうですが、直近の普段手術しない時間帯に無理やり空きを作ってくださり、対応してくれました。この先生には本当に感謝でいっぱいです。

だいぶ長くなってきたのではしょりますが、そんなこんなで手術は無事に成功。

椎間板ヘルニアの侵食が相当酷かったらしく、手術直後も神経痛は続いていますが、徐々に落ち着き始め、やっと座って作業できるレベルになりました😊

心配してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当に本当に勇気をくれて感謝しています。ありがとうございました✨


🧷突然の”寝たきり”を経て変わった価値観

この価値観の変化については、結論を冒頭で述べてしまいましたが、本当にいつ何が起こるかわかんないな、と改めて実感しました。超怖いよ!

僕は、中長期的に考えがちのタイプの人間です。数年後にビジョンを実現するためには、この事業をやって〜、こんなコミュニティを運営して〜、こんな会社と手を組んで〜、うんぬんかんぬん。

こんな感じで未来を妄想するのが好きです。ノートに何回も絵を描いて戦略っぽいことをつらつら考える。だから人より行動が遅い。

しかも、未来のことを妄想するのが好きなので、目の前の仕事に一生懸命になれていないことがちらほら。決めたことができていない、自分で決めた期限通りにやっていない、決めたことをすぐ変えてしまう。ほんと最低です。

そんな今までの価値観がぶっ壊れました!デストロイ!

あの一番辛い時、頭の中は「イタイイタイイタイ」で一色に染まり、スマホはさわれても頭を使うことがまったくできなかったんです。

どうでもいい内容のYouTubeだったら、気休めに見ることはできましたが、読書なんてできない。頭を使って返すメッセージの返信もできない。

上記のツイートの通りですが、努力できる時間と身体があることは本当に幸せなことなんだ、と強く強く実感したんです。

そう思ってから、数年後の中長期的な未来から逆算することももちろん大事かもしれないけど、目の前のやりたいと思えることに思い切り全力で向き合うことの方が100倍大事かもしれない、と気づいたんです。

『退院したら、目の前のやりたいことド真ん中のことに全力投球しよう。』そう決意しました。


🧷スタートアップで人事をすることをやめます

そんなとっても辛い時期、そして、価値観がぶっこわれる体験をした後、3月から本格的にジョインし始めた株式会社Lboseの人事を、ほんの数ヶ月にも関わらず、やめることにしました。

これは3月にジョインした理由をブログに書き残したものです↓↓↓

大好きで、ビジョンにも共感してるLbose

Lboseのビジョンに心から共感していたし、自分のビジョンとも共鳴する部分もある。さらには信頼できる大好きな役員やメンバーのみなさま。

一緒に仕事していてもスピード感溢れ、どんどん意思決定も行われるし、気づいていないうちに状況がどんどん変わる。もちろんスタートアップなので、あちこちで穴があったりしますが、それが面白いところ!

やる気と成果への貪欲ささえあれば、どんどん成長機会を得られる、そんな会社です。

熊本にみなさんに会いに行った時の写真

でも僕はこの数ヶ月間でまったく成果を出せていませんでした。業務委託にも関わらず『人事採用全般よろしく!』と期待をかけてくれたのにも関わらず、すごく中途半端な仕事をしてしまった、となんとも言えない感情です。

約1ヶ月間の入院にも関わらず、『待ってるよ!』『帰ってきたらこれやってほしい』と自分ありきで今後を考えてくださっているほど、期待をしてくれていました。業務委託にも関わらずですよ?フリーランスですよ?

フリーランスなんで、すぐに切り捨てる!という判断もできたにも関わらず、席を用意して待っててくれる、こんな会社なかなかないですよ。

それにも関わらず、僕の方からLboseをやめることを伝えさせていただきました。理由は、『やりたいことに全力投球したいから』。身勝手すぎる理由で本当に申し訳ございません。無責任すぎて最低ですが、本当に本当にお世話になりました。ありがとうございます!


ド真ん中でやりたいこと

いろいろ考えた結果、やっぱり僕は、自分の人生にもやもやしている、自分の人生に夢中になれていない、自分の人生の主導権を握れていない、そんなひとたちに手を差し伸べられる人になりたい。

もっともっと、自分の人生に主導権を握って、人生に夢中になって、はっぴーな人たちを増やしたい。

そんな気持ちでtoiro magazineというメディアだってつくりました。事業でもなく売上なんて1円もあげてないけど。

もっと発信する?コミュニティつくる?スクールつくる?
ぶっちゃけ今後、何を具体的にやるかは決まっていません。

スタートアップを抜けることによって、収入も一気に半分以下です。

でも、ここに向けてなんか成し遂げたいんです。
馬鹿みたいだけど、この入院生活を経て覚悟が決まったんです。
やるって決めたんです。


努力できる時間と身体がある限り、
やりたいことド真ん中のことに向き合う。
努力する。やってやる。


2022年7月25日、明日退院。
神様、もう一度努力するチャンスをいただき、
本当にありがとうございます✨

以上、フリーランスのお兄さん、たくにぃでした。



📌素敵なスタートアップLboseを紹介させてください🙇‍♂️

"誰と、どこで、何をするか"を、
もっと自由に。

そんなミッションを掲げる、2017年創業のスタートアップ!
まだ社員10人くらい!

現在、フルリモート×フルフレックスの組織で、プロダクト立ち上げを成功へ導く月額制のアプリ・システム開発サービス「ATTEND biz(アテンドビズ)」を運営しています!

先日、シリーズAの資金調達もしており、ぶっちゃけ今が一番おもしろいタイミング。

『思い切ってスタートアップで走り抜けたい!』そんなふうに思う勢いのある方でも、『フリーランスとして週1からでも参加してみたい』と思う方でも、とにかく興味をもったら連絡してみてください!!

・PdM
・UIデザイナー
・フロントエンドエンジニア
・サーバーサイドエンジニア
・プランナー/セールス
・採用責任者
・バックオフィス(労務)
・バックオフィス(経理)
・オープンポジション

もう全方位的に募集中!!
いろいろ貼っておくので参考に見てみてくださいね😊

▼代表取締役 小谷さんのTwitter

▼執行役員 椿原 ばっきーさんのTwitter

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