イエベ春骨ストの彼女に振られた話
この季節になるとどうしても思い出してしまう苦手な思い出。
付き合って3ヶ月ほど経った頃。
彼女からの連絡が急に途絶え、気づけば自然消滅。
周りから「遠距離恋愛だったから仕方ないよね」と慰められるけども、自分の中ではどうしても納得ができず、何がダメだったのかを考える毎日。
同い年のBIGBANGとBTSが好きな、イエベ春骨ストの彼女。
一緒にドライブに出かけた時には運転をしながら日本語版ではない「HARU HARU」を熱唱する彼女。
お互いに居酒屋では日本酒をよく注文し、好きな料理がおでんや焼き鳥など、食の好みも近かった気がする。好きな服の系統も似ていて、彼女にカッコよく見られたいと、必死にインスタで参考になるコーデを探していたのもいい思い出。
ただ、唯一違った点は、彼女は既にアパレルで働いている社会人。
普通に4年生の大学に通い、バイトだけが収入源の自分とでは、使えるお金や行動範囲、連絡が取れる時間帯も違っていたのだと思う。
深夜の1時まで電話を付き合わせていたことを考えると、もう少し相手の生活をことを考えた上で接するべきだったのかなと…(今更反省しても遅いんだけどね)
後々知ったことだけど、そのまま同じ職場の窪塚洋介風の先輩と付き合ったらしい…
うん。どう頑張っても当時の自分では勝てないのかもしれない笑
小学校の頃に彼女が転校をしてきて、自分の席の横に座る展開から始まり、別々の中学に進むも、高校2年生の冬に偶然家の近くのバス停で再会するというドラマ的展開。
そこから連絡や遊びに行くのを重ねつつ迎えた成人式。2次会を2人で抜け出し、お互いの家まで歩いて帰る道中に告白。
当時、嬉しすぎてその場でガッツポーズをしてしまったのもいい思い出。
一見うまく行くように見えた恋愛も蓋を開ければ、年上の爆イケお兄さんに取られてしまう結末。
少し再会するタイミングが早すぎたのかな…
大学卒業後はホワイトニング、全身脱毛、筋トレ、眉毛サロン、1ヶ月に2着ぐらいは新しい服を買うなど、おそらく昔と比べると変わった箇所も多かった気がする。
もしその時に再会していたらどうだったのだろうか。当時よりも収入は倍以上あって、使える時間は大学の時と比べると少ないかも知れないけれど、お互いの休みを合わせて旅行やデートには行けたのかもしれない。
タラレバを考えてしまうぐらい今でも引きずってるんだろうな。情けない。
振り返ると、とにかく大学の時の思考は単純で「キスがしたい」「まずはホテルに行かないと」「できる限り声を聞いていたい」「早く会ってデートがしたい」など自分勝手で一方通行的なコミュニケーションしか取れてなかったんだと思う。
「どんなデートがしたいのか?」
「理想のスキンシップの頻度は?」
「連絡は頻繁に取りたいタイプなのか?」
もっと考えることがあったはず…
相手に直接聞かないまでも一緒にいる時間で読み取れた情報が多かったのではないだろうか。
なんてもったいない。
一緒に美術館に行ったり、帰りに寄った喫茶店でコーヒーやパウンドケーキを食べながら過ごしたり、たまには温泉旅行に出かけて飲み歩くわけでもなく、売店で買った日本酒とおつまみを持って軽く晩酌をするとか色んな遊び方ができたはずなのに。
身体を重ねるだけが全てではないと年齢を重ねれば重ねるだけ痛感する。
あー好きだったな。もう会えないけど。
あなたが幸せに過ごしているのではれば何よりです。
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