お経は副交感神経


"なんみょーほうれんげーきょー"

お坊さんが家に来てお経を唱えてくださる。

子供の頃の私にとってちょっと特別なイベント。

豪華な衣装を着た特別なお客様がくる!

という認識でどちらかと言うとワクワク。

そしてちょっと神聖な気持ちになる。


木魚を叩きながらお経を唱える声は、

意外と大きいのだけど落ち着いた良い声で心地よい。


一昨年の父の葬儀で久しぶりにきいた。

子供の頃に聴いた声とそっくり!

いや同じだよ(笑)

懐かしいのに馴染み深くて心地よい。


あれ、

もしかしてみんなで協働調整してる?


みんなと一緒にお経をきく。


和尚さんがポクポクと木魚を叩くリズミカルな運動は、

安心、癒し、幸せを感じるセロトニンが生まれる。


和尚さん自身が、

喉をふるわせて声を出して、

『緑(腹側迷走神経/安心・安全、社会とつながるモード)』になる。


そうしてみんなを『緑』にしてくださってるのかも。

近くにいる人に神経はうつるらしいから。


わからない。

私以外の人は

『赤(交感神経/戦う逃げるモード)』

かもしれないし、

『青(背側迷走神経/フリーズモード)』かもしれない。


だけど私にとっては、

父を感じながら父の為に唱えるお経は協働調整。


この前、茶碗を洗っていたら、

ふとお経が頭の中をよぎった。 


声に出してみたら、

あったかい気持ちになった。


知ってるワンフレーズを、

繰り返すだけ。


『緑』になるアイテムが1つ増えた。

お父さんありがとうだよ。