親密度を上げるために、1対1のトークで気をつける基本的なこと【人見知り・コミュ障】

「1対1の会話が続かない・・・」
「初対面だと緊張してしまって、うまく喋れない」
「友達を作ろうとしてるのに、堅苦しい会話になってしまう」
「会話は一応できてるんだけど、全然仲良くなれない」

こんな悩みよくありますよね。
2010年ごろには、「コミュ障」という言葉が流行ったくらいなので、コミュニケーションの能力が足りないという自覚のある人が、昔と比べて増えたのではないでしょうか。

僕もどちらかといえば、会話は下手という自覚があります・・・。

そこで今回は、「どうやったら、初対面の相手に話してて楽しいと思われるのか」というテーマにしました。

心理学では、

・ミラーリング(相手の行為を真似する)
・1秒以下のアイコンタクト
・興味深いと思ってほしい話には、眉を上げてうなづく

など、多くのテクニックが存在しますが、
いきなり全部知ったところで、理解できても実践は難しいと思いますので、
超基本的なことだけをまとめました。

超基本的なので、目から鱗のテクニックではありませんし、相手の心を掌握するヤバいテクニックでもないです(笑)

いくら喋ってもあまり仲良くなれない、どういう風に会話を組み立てればいいのかわからない、という人向けです。

会話で心がけること

・質問をすればするほど、好感度は下がる。(適度な質問は良)
・相手が喋っている時間(相手に喋らせている時間)が長いほど、あなたの好感度は上がる

この2つは研究によって、明らかになっています。
そして、この2つをまとめると、

質問をできるだけしないで、相手に喋らせる。

これが今回のポイントです。

ここでの「質問」の定義としては

?で終わり、そのあとに自分から付け足しができない文です。
(倒置法を含める)

例えば、「どこに住んでいるんですか?」「好きな食べ物はなんですか?」などです。

これを言うと、相手が答えない限り、自分は喋ることができません。
ですから、相手は喋るか喋らないかの選択権がなくなり、答えなければならないという緊張感も生まれます。

「どこに住んでいるんですか?それで・・・」なんて不自然すぎますよね。

例を参考にしてください。

悪い例1

ちょっと昔にTwitterのDM(?)か忘れましたが、こんなのが流行りましたね。

ねえ、君って可愛いね、普段何やってるの?どこ住み?てかLineやってる?

これは極端な例ですが、一方的ですよね(笑)
リアルでこんなことを言う人がいたら怖いですが・・・。

まあこんな感じで、質問責めされて気持ちよくなる人なんてほとんどいません。

悪い例2

次はもっと現実性のある会話を例にあげます。

お見合いパーティで、あなたとAさん(ショップ店員)が喋っているシーンの一部です。

あなた「どこに住んでいるんですか?」
Aさん「横浜に住んでます。」
あなた「へぇー。横浜ってどんな場所なんですか?」
Aさん「美味しいお店も多いし、結構都会ですが、ちょっと離れれば公園とか海もあるし、住みやすいですよ。」
あなた「そうなんですか。あと、ショップ店員をやっているって書いてありましたが、どんなショップなんですか?」
Aさん「〜〜っていうブランドのお店です。立ちっぱなしで結構きついんですよ。」
あなた「なるほどー。そのブランドはどういうものを主に扱っているんですか?」

この会話を見て、どういう印象を受けたでしょうか。

これ以上喋っても、距離は縮まらなそうですし、全体的に堅苦しい感じですよね。
これでも、普通に会話はできているので、悪い印象はあまり与えませんが、
Aさんはあなたと仲良くなりたい、もっと話したいとは思わないでしょう。

良い例

次は、あなたがエステで休憩時間にエステティシャンと喋っているシーンの一部です。

あなた「疲れてそうですね。」
Aさん「昨日は、お客さんが多くて、脚も腕もパンパンで・・・、ちょっと疲れました。」
あなた「そうなんですか・・・エステティシャンって、長時間立ちながら、力を使って揉まなきゃいけないってめちゃくちゃ体力必要ですね・・・」
Aさん「そうなんですよ、結構筋力と体力が必要なんです。だから体力をつけるために、フィットネスジムにも通ってるんです。」
あなた「え!仕事終わりにジムとかめっちゃハードじゃないですか!」
Aさん「ある日先輩に誘われて、通い出したんですけど、逆に疲れが吹っ飛ぶし、ストレスも発散できるし、体型も維持できて良いことだらけでハマっちゃいました(笑)」
あなた「だからスリムなんですね!ちなみに僕も筋肉つけるために、ジムに通い始めたんですよ」

この会話を見て、どういう印象を受けたでしょうか。

悪い例2に比べて、どんどん距離が縮まりそうですし、仲良くなりそうな感じがしませんか?

この先、筋肉の話やプロテインやサプリなどの話で盛り上がれる可能性もありますし、「始めたばかりでわからないから、今度筋トレを教えて欲しい」とお願いすれば、次に会う約束もできるかもしれません。

もし、自分がジムに通っていなくても、
「友達がジムに通っていて勧められるし、僕も通おうかなって考えてるんですよね」と言うことができます。

この会話を見ればわかると思いますが、あなたは質問という質問を全くしていません。

最初の「疲れてそうですね」は質問というより、あなたの感想をただ言っているだけです。
ここで相手は返答してもいいですし、次の言葉を待ってから返答してもいいので、選択の自由を与えていることになります。

質問が多くなっても、悪い印象は与えないのですが、相手に喋るか喋らないかの自由がなくなってしまうので、堅苦しい雰囲気になってしまいがちです。

質問をしないで、どうやって喋らせるかを考えれば、自然に同調や共感のテクニックを使うことができるので、堅苦しい会話から卒業できるかもしれません。

まとめ

この方法は、「親密度を上げる」「堅苦しい会話から卒業する」ことを目的としています。

ですので、あくまでも初心者向けです。

あと誤解しないでほしいのが、質問を絶対にするなと言っているのではなく、
「質問をできる限り少なくするように意識しよう」ということです。

適度な質問は、会話の潤滑油になってくれます。
しかし、質問ばかりでは良くないよ、って話です。

「人見知りを克服する方法!」というサイトや本をチラ見することがあるのですが、情報量が多すぎて(内容が濃くて良いのですが)実践するのは難しいだろうなと思い、書かせていただきました。
(情報量が少なすぎてゴメンナサイ)

誰とも仲良くなれなくて困ってたり、話し下手を克服したいという人には是非読んでいただきたいです。

お読みいただきありがとうございました。

頂きましたサポートは、情報収集等に使わさせていただきます!