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すかいらーく社のDX推進成功から感じたこと

こんにちは!
本日は外食業界に良いニュースが入ってきましたので、それについて解説したいと思います。

売上規模で日本の外食業界で3番目になるすかいらーく社が、今春より正社員を対象に6%の賃上げをすることが決定されました。
※売上規模の1位はゼンショーHD、2位は日本マクドナルド

外食業界において、この規模の企業の6%の賃上げは異例であり、讃えられるべき経営判断だと思いますので、それについて取り上げていきたいと思います。


Ⅰ すかいらーく 6%賃上げの原資

まず上記のすかいらーくHD谷会長のインタビュー動画(10分)がかなり良い内容なので、ぜひご視聴ください。

(6:25~) 
インタビューアーが「今回の賃上げに対して、その原資はどこから?」という質問をしたのに対して、谷会長は「ここ数年間、推進していきたDXの成果」と答えておられます。

実際に回答の中で、
配膳ロボット、テーブルオーダー、キャッシュレス、セルフレジなどのDX化の例を挙げておられ、これらの導入と運用によって、生産性の向上が実現したとのことです。

実際にガストやバーミヤンに行ってみたら分かると思いますが、一切店員さんと関わることなく、入店から退店までできるぐらいに、必要のない簡単作業はすべてテクノロジーに置き換わっています。

こういった先進的にDX化に取り組んだすかいらーく社が、実際に生産性を向上させ、その結果として6%の賃上げを実現出来たということは大変素晴らしいことだと思います。


Ⅱ スマレジ営業としてどう活かすか

私個人の意見としては、今回のすかいらーくのニュースはスマレジ営業にとっても追い風になるような情報であると考えております。

「どこかで思い切って、デジタル化に踏み切らないといけない」と思いながら踏み切れていない方は非常に多いと思います。そんな方に対しては、実際にすかいらーく社のようにDX推進を行って、本当に生産性を上げることが出来て、それによって6%の賃上げまで行えたという事実は、一歩を踏み出す後押しになると考えています。

実際に外食企業がスマレジを導入することによって、スタッフの働き方は変わります。
注文をお客様自身でするような形をとったり、
自動釣銭機によって、金銭のやり取りをなくしたり、
締め作業の時間を短縮したりすることで、かなり業務負荷は減るはずです。

また管理側の仕事においても、
売上の集計や分析が効率的に行えること、
給与計算等が自動的にシステム上で行えること、
上記を実現することで、本来向き合うべき経営の仕事にリソースを割けるようになります。

しかしながら、よくある失敗パターンとして、手段が目的になってしまうことがあります。DX化を進めることで生産性が向上し、社員も会社もハッピーになることが最終目標であるはずなのに、気付いたらスマレジ導入がゴールになっていたりすることがあります。

そうならないためにも、しっかりDX化に取り組んで、生産性を向上していけば、すかいらーく社のように会社も儲かり、社員にも還元できるということを伝えていくことがスマレジ営業の目指すべきところだと感じました。

週明けの営業活動から意識していきたいと思います!
本日は以上です!

※今回の記事と関係するところで、DXへの誤解パターンを紹介している記事を貼っておきますので、ぜひこちらもご一読ください。


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