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腰痛、筋肉の問題

今回は筋肉や筋膜の組織損傷が原因で発生する、筋・筋膜性腰痛について解説したいと思います。特に下記に当てはまる方は参考にしてみてください。

・症状は腰の痛みのみで下半身のしびれや痛みはない
・医者には骨に異常はありませんと言われたが痛みが気になる
・痛みの範囲が広く、ピンポンイントではない

多くの方がこの痛みに心当たりがあると思います、では紹介します。

目次
◆はじめに
◆医療的背景
◆評価項目
・きっかけ
・どの辺り
・どの姿勢
◆まとめ

◆はじめに
筋肉および筋膜が原因で生じる腰痛は筋・筋膜が腰背部全体を覆っているため広範囲に生じます。腰痛の主要因としては約3割程度で2番目に多く、1番多いのは椎間関節障害となります。

今回紹介する理由は他の痛みが主要因だったとしても2次的に筋・筋膜性障害を伴っている可能性が高く、多くの患者さんに共通するセルフケアが紹介できるからです。

◆医療的背景
X線、CT、MRIでは特異的な所見は見られることはなく、痛みは原因の部位から別の部位で感じる「関連痛」を示すこともあります。

◆評価項目
・きっかけ
ハッキリした原因がある場合とない場合があります、原因がない場合は生活様式や特定動作、姿勢が影響することがあります。

・痛みの部位
部位に関しては局所的ではなく、手のひらで示したり、さするように片側を示すことが多く、背骨の真ん中が痛むことは少ない。

・どの姿勢
どの姿勢でも発生する可能性があります。特に背筋群の過緊張があると、どの動作でも辛くなります。痛みが落ち着いてくると特定の動作のみの痛みが出ることが確認できることが多いです。

・どのような痛み
「鈍痛」「重い痛み」「ざわざわする痛み」とハッキリとした痛みではないことが多いです。

◆セルフケア
筋・筋膜性腰痛はマッサージや温めることにより一時的な症状改善は得やすいと思います。
しかし根本的な改善のためにはストレッチで筋・筋膜を整えて日常生活の中に普段動く可動域以上の動きや色々な方向に動くことが大切です。

◆まとめ
筋・筋膜性腰痛は広い範囲に鈍いハッキリしない痛みが出ることが多く、画像には映らない腰痛です、動作による痛みはどの動きでも発生する可能性があります。

痛みが激痛でなければ色々な方向や可動域で動かすことが自分自身の成功体験にも繋がるため大切です。


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