フォローしませんか?
シェア
綾部卓悦
2018年8月8日 20:40
物語のなかに具体的な数字を織り込む際、重要なのは数字そのものではなく、その数字が示す事実なのではないか、という話です。本題たとえば、以下のような文章があったとします。その高校は1年生が30人、2年生が30人、3年生が40人ほど在籍していた。主人公Aは1年生で、各学年を含めても唯一、ある中間テストにおいてすべての科目で満点を取っていた。この例文の悪いところは、数字そのものにあまり重要性
2018年8月7日 22:27
以前書いた以下の記事をラジオで取り上げた際、リアリティと必然性は何が違うのか?という話になりました。そのときは「ドラえもん」を例に出し、非日常作品における(非日常要素のない)日常を丁寧に描写するとリアリティが生まれるという話をしました。また、必然性はミステリの文法になぞらえて、納得感に繋がるものだとも言いました。これらについて、僕の考えは変わっていません。ただ、説明不足だったなと思う
2018年8月5日 11:49
物語を書くとは人間を描くことという考え方もあります。人間を描くには人間を知らなくてはいけない。では人間を知るためにはどうすればいいか。ひとつの方法として、よく「人間観察」が挙がります。でも、実際、何を観察すればいいんでしょう?僕なりの観点を整理してみました。本題ふと時間ができて、カフェに入ったとします。そこでスマホを見たり読書をするのもいいですが、人間観察に時間を割くのも悪くあり