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「進歩か?」「後退か?」どっち??

こんにちは!個性型リーダーシップ開発トレーナーの脇坂です。

今日は、「進歩か?」「後退か?」どっち??についてお話をしたいと思います。


1.今、私たちが置かれているVUCA時代とは


今や、VUCAの時代と言われ、言い換えると「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味します。
VUCAとは、
◉V(Volatility:変動性)
◉U(Uncertainty:不確実性)
◉C(Complexity:複雑性)
◉A(Ambiguity:曖昧性)
だそうです。

つまり、ここ数年でも世界的パンデミックとなったcovid-19や紛争や戦争、自然災害、国内人口の減少傾向、原材料や原油価格高騰による物価高傾向、AIなどの科学技術の進化etc.

色んな意味で、外部環境の変化が起きる中で、私たちの仕事の仕方や商品やサービスの見直し、組織構造の変革や業務フローの見直しなどDX化(デジタル・トランスフォーメーション)により企業の競争優位性が求められています。

2.OODA(ウーダ)ループ


その環境下で注目されているのがOODA(ウーダ)ループと呼ばれるものです。
OODA(ウーダ)ループは軍事用語として発生したもので、効果と汎用性の高さから多くの企業で採用されています。

観察する(Observe):市場や顧客など外部環境を客観的に観察し、多くの「データ」を収集する。
状況を理解する(Orient):収集したデータを分析し、今何が起きているのかを正しく把握・理解する。
決定する(Decide):把握・理解した状況に最適な具体的な方針やアクションプランを決定する。
行動する(Act):プランをもとに、実行に移す。
となります。

簡単にまとめると、外部環境が変化しているのに、私たちの組織や仕事の仕方や考え方などを放置しておいたら、時代に取り残されますよ!と僕は捉えています。

3.フィジカルの弱点をテクニカルでカバーする


しかし、頭ではわかっていても「安定」を好むのが人間の性質の1つです。
特に、過去の実績、成功体験があればあるほど、過去の栄光に執着しがちです。

スポーツの世界でも、科学的分析が進んでいてトレーニングや戦略などにも活用されている時代です。

以前、テレビで見た記憶があるのですが、東大サッカー部のテクニカルチームがデータ分析を駆使してチーム戦略を立てて躍進している内容でした。

【参考資料】
◉Number Web「国内最大級の分析ユニット、海外クラブと提携… 東大サッカー部のテクニカルスタッフが語る「Jのクラブにはない強み」とリアルな学生生活」
◉東京大学運動会ア式蹴球部
◉FL-UX「【東京大学ア式蹴球部 連載 vol.5】プレー分析を支える「データ」とその活用方法」

つまり、弱点のフィジカル面をテクニカルでカバーするという戦略です。

4.今後の中小企業の必須の戦略


前置きが長くなりましたが、大企業よりも「フィジカル(資本・人材・設備etc.)」に劣る中小企業が、今の環境で勝ち残るには、「データの活用」が必須だと思います。
働く人も減少し、高齢化していく中で、OODAループにあるように、現場をしっかり観察し、データを正しく把握分析し、具体的なアクションプランを作成し、速やかに実行できる組織づくり。

「人でしかできない仕事」と「人でなくても出来る仕事」を仕分けをして、「人でなくても出来る仕事」を仕組み化、デジタル化を推進して業務効率を高めていくことが求められる時代です。

以上の点を踏まえて「進歩の道」を選択するか?色んな理由や言い訳で「退歩の道」選択するのか2つに1つです!!
外部環境の変化の時代に停滞は、退歩です。


ここで、一番のネックは「人のマインドセット」です。人は変化には抵抗を示す傾向があります。
日頃より、絶えず新しい刺激を与えておくことが大切です。
焦らず慌てず一歩ずつ進んでいきましょう!

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【理論編

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