NZ社会の素晴らしい3つの特性〜コロナウイルス、大変な時にこそ分かる国の良さ〜

皆さんお久しぶりです。Takuです。
コロナウイルスが世界に猛威を奮っていますね。

日本国内で過ごしている方、
国外にいる方、様々だと思います。
この数週間いかがお過ごしだったでしょうか？

日々状況が刻々と変わる中、
私もしばらく色々なことが重なって
なかなかブログを更新できずにいました。

あまりにもたくさんのことが、
短期間のうちに矢継ぎ早に起こったので、
自分でも状況に追いついていくのがやっとでした。

皆さんも多かれ少なかれ
重大なニュースや変化の多い時期で
大変な思いをされているかもしれませんね。

ご存知の方もいるかもしれませんが
ニュージーランドでは今夜から
長い自主待機生活が始まります。

NZ時間であと約30分時間後、
3月25日23時59分をもって
国全体のロックダウンが開始されます。

国境は封鎖され、
市民・永住者以外の入国は禁止になります。

海外への渡航も原則禁止され、
国内の移動も旅行も含め厳しく制限されます。

学校も会社もお店も全て、
スーパーなど必須のサービスを除いては
原則4週間閉鎖が義務付けられました。

国全体の経済、文化、社会的活動が今、
停止されると言ってもいいでしょう。

といってもNZでは感染者が諸外国に比べ
多いわけでは決してありません。

このロックダウンの決断は国内感染者が
100人のみの時点でなされました。

これ以上被害を大きくしないための

非常に早く、そして迷いのない決断。

「命を守るための決断」という
39歳のお母さん、いち国民でもある
NZ首相のその言葉にとても感動しました。

こうした一連の国の一刻を争う
非常事態の中、

今回ニュージーランドの社会の
素晴らしい特性について
改めて思い当たったことがあります。

それは

1．若き女性がリーダーになれる
2．先進的な教育を重視している
3．高福祉で人間らしく暮らせる

の３つです。

こうした緊急事態がゆえに
国の動向は大きく私たち生活者に
影響を与えますが

こんな大変な事態の中だからこそ
NZの良さが尚はっきりと分かってきたのです。

それでは順にお話していきましょう。

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1．若き女性がリーダーになれる

30年くらい時がさかのぼります。
まだ私が日本で学生をしていた時、
いつも感じていた違和感があります。

それは「どうして政治家は皆、
歳をとった男性ばかりなのだろう？」

ということ。

街に貼られた選挙ポスターも、
TVに移る国会の様子も、選挙演説をする人も、
ほとんどが皆おじさんかおじいさん。

正直に言ってしまえば

「こんな歳をとった人たちに、
自分たち若い世代や世界のことなど、
どうせわからないだろう。」

そう心の中でいつも、
思っていた気がします。

いつだったかははっきり覚えていませんが

その疑問を先生にぶつけてみたことがあります。
そして、こんな答えが返ってきたのです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

政治家はたくさんの経験がなければ、
正しい判断はできない。

多くの苦労を歳とともに重ねたからこそ、
彼らは政治ができるのだ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

でも多くの政治家は世襲議員で、
苦労らしい苦労もしていないように見える。

それに経験ばかりを積んだ議員の話は、
若い世代への愛など感じられなかった。

「結局政治なんて若者には関係ない、
年配者のすることなんだ。」

そんな感覚さえ、
当時の私は持っていた気がします。

でもその後自分が年齢を重ね、
経験を積み重ねるうち、
頂いた答えへの疑問は高まりました。

皆さんもこんなことを
考えたことはないですか？

「日本の政治家が年配の男性で
占められているがゆえに
社会の本当の声が国の政策に届かない」と。