見出し画像

「うちの子には特別な才能がないから…」そう思った時に親が考えるべきこと

こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

うちの子は取り立てて才能もないし、
どこにでもいるごく普通の子供だから、
とりあえず大学いかせなきゃ。

そう思っている保護者は、
きっとたくさんいるのではないでしょうか。

でも本当はそれが親自身の思い込みで、
逆に子供の才能をつぶしてしまうこともあることを、
あなたはご存知ですか。

そこで今日はそんな親の思い込みについて、
一緒に考えてみましょう!


親の思い込みが生み出す限界

日本人の謙虚さは美徳ではありますが、
子育ての点でそれが出すぎてしまうと、
子供に深刻な影響を及ぼします。

複数の家族で一緒にいる時、
こんなシーンに出くわした事はないですか。

Aさん
お宅のお子さんはサッカーも上手だし、
勉強もできて本当にすごいですね。
うちの子も少し見習って欲しいです。

Bさん
そんなこと全然ないです。
うちの子は家の中ではだらしないし、
お宅のお子さんみたいにしっかりしていたらいいんですが。

いかがですか?
結構よくあるパターンですよね。

でもこれって子供にとっては、
最悪の会話だってわかってますか?

 Aさんのセリフでは間接的に、
自分の子供がサッカーが下手で勉強ができないと、
公言しているようなものです。

またBさんのセリフでは同様に、
我が子のだらしなさを直接、
伝えてしまっています。

そんなのもちろん社交辞令だと、
あなたは思うかもしれません。

しかしこういった言葉は子供たちの心に、
深く刻み込まれていき、
彼らの人格形成に影響を与えます。

また喋っている当の本人も、
無意識のうちに自分の言葉で自分に、
我が子の欠点を刷り込んでいるのです。

こんなことを繰り返していれば、親子共々、
子供に才能があるなどとは、
思いもよらなくなるでしょう。

才能のない子供なんていない

「才能」という言葉を聞くと、あなたは、
どんなことをイメージするでしょうか。

他の人ができないようなことを、
いとも簡単にすらすらとやって退けて、
周囲を脅かすようなことでしょうか。

それともたくさんの人々に賞賛されるような、
特別なスキルを持っていることでしょうか。

実はその両方ともがかなり極端な、
才能のイメージだと私は思います。

実際に進路を見つけるレッスンの中で、
子供たちには才能について、
次のように説明しています。

もし友達が5人集まったとして、
その中で自分が1番上手にできることは、
きっと君の才能だよ。

またあまり努力しなくても、
人並みにできてしまうことがあれば、
それは間違いなく才能だと思う。

もし才能このように考えると、
あなたでもお子さんに才能があることが、
きっとわかるのではないでしょうか。

断言しても良いのですが、
この世に才能のない人間などいません。

もし才能がないと思っているなら、
それはまだあなたが気づいていないだけです。

他人の子だと思って我が子を見る

とは言え、我が子の才能を、
いつも一緒にいる親が見つけるのは、
ある意味難しいことなのかもしれません。

あまりにも近すぎるがために、
逆に見えなくなることもありますよね。

そんな時にオススメなのが、
「我が子を他人の子供だと考えて観察する」ことです。

自分の友人の子供でもいいし、
親族の子供と思っても構いません。

あるいは上司や部下の子供と考えるのも、
ありかもしれませんね。

いずれにしても自分の子供でないと考えると、
驚くほど視点が冷静になってきて、
今まで気づかなかったことに気づくようになるものです。

その客観的視点を出来る限り、
頻繁に取り入れる習慣をつけることが、
子供の才能を見つける近道になります。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

我が子に才能がないと思っているのは、
あなた自身の思い込みにすぎません。

ぜひ冷静かつ客観的な視点を持って、
お子さんを見つめ直してみてください。

そしてどんな小さな才能でもいいので、
それに気づいたら伸ばしていく方法を、
親子でじっくり考えてみましょう。

一事は万事に通ずるの言葉通り、
1つの小さな才能を伸ばし続ければ、
他の才能も自然と伸びていきます。

ぜひ親子で子供の才能探し、
始めてみてはいかがでしょうか?

【音声配信やってます】

スタンドFMで音声配信もやってます!
よかったらそっちも聞きに来て下さい。

【質問募集中】

受験や留学、海外育や子育てについて、こんなことを聞いてみたい!という質問を募集します!
ご質問は下記リンクからお気軽にどうぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?