見出し画像

夢ガチャぽんぽん夢十夜

第一夜

「夢」という漢字の入った透明のカプセルが、頭の中でどんどん増殖して、ついに頭蓋骨を突き破って、ポップコーンみたいに、ぽんぽん飛び出してくる…という夢に魘されて目が覚めた。最近の夢の充実…というか、暴走爆発ぶりは目に余り、脳に余るものがある…

第二夜

陸上の選手だという女子高生と話している。どうやら自分は熱心なファンらしい。僕の婚約者と名乗る女性が突然やってきて口を挟み、あれこれ嫌味を言う。別にそんな関係じゃないよと、あれこれ言い訳してみるが、聞く耳を持たない…という夢も希望もないつまらない夢を見た…

第三夜

パン屋さんでパンを選んでいる。好みのものが無い。買うのをやめようとすると、店員のお姉さんが、「がんばれ!がんばれ!」と応援してくれる。引くに引けなくなって、無理矢理ふたつ選んだ。「お買い上げありがとうございま~す!ノベルティに猫グッズを差し上げます。お待ちくださ~い…」という夢

第四夜

人妻のNさんのお腹が大きい。「赤ちゃん?」と訊いてみたら、僕の子だと言う。思い当たる節はないのだが、正直者の彼女が言うのだから、きっと本当なのだろう。僕は河原でせっせと石を集めて、巣作りを始める…という、いとも殊勝な夢

第五夜

公の場で僕は、ネタを披露しなければならないらしい。焦っていると、杉咲花さんに似た振袖の女性がやってくる。一緒にやればなんとかなるかもと思って、声をかけてみるが、断られる。彼女は友だちと5人で「だしこんぶ」をやるので、今から練習だとのこと。ますます焦る僕…という夢

第六夜

そういえば昨夜の夢の中で自分は、ケミストリー の pieces of a dream を独りでハモりながら、熱唱していたなあ。半端な夢のかけらです…

第七夜

改善しない症状があって、医者を梯子した挙句、昔のかかりつけを久々に訪ねる。混んでいてなかなか順番が来ないのだが、患者の多くは診察とは無関係な事で忙しい。金箔で絵を描く画家が自作を壁にかけている。切手で遊ぶ会の面々が切手にまつわるクイズを出しあっている。やっと受診。腹を見せると僕は、腹筋を笑われる…という夢

第八夜

公衆の面前、衆目監視の下、洋式便器で用を足す夢をよく見る。人目を避けたり誤魔化したりして、なんとか用を足すまではできるのだが、その先ができずに焦りまくるのが常。どうやって拭くか、どうやって流すかに腐心する。流したものの、詰まってしまって溢れてくるという悲惨なパターンも珍しくない…

第九夜

プリントした写真にリモコンみたいな小型装置を向け、ボタンを押すと、写真の画像が動き始める。別のボタンを押すと、その動画の世界が三次元化して目の前に現出し、自分はその中にいる。三つ目のボタンを押すと、全てが元に復する。いくつかの写真で試みた末、淫らな写真を前にボタンを押すべきか迷う…という夢

第十夜

鼻や耳や目からにょきにょきと蕨の生えてくる夢を見た。旬の蕨を一度に山ほど食べたからだろう。秋田の叔母の送ってくれた蕨があまりに大量だからと、母がアク抜きしてお裾分けしてくれたのだ。お裾分けでいただいた分もまた、食べきれないほどの量だった…

この記事が参加している募集

#自己紹介

231,593件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?