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〜今月の映画(2022年9月)〜 サプライズ

読書以外の僕の趣味の記事です。日曜更新。
毎月オススメの○○をご紹介していきます。

第1日曜 映画
第3日曜 ウイスキー

この映画の公開がだいたい10年前ぐらいなのだが、その頃は僕の中でホラー映画の転換期だったように思う。

ホラー映画やスリラー映画が量産されて、似たような映画ばかりになっており、殺人鬼ものなんかは既に飽和状態になっていた。

スラッシャー映画は、お決まりのパターンになり、巷のホラー映画ファンは「次はコイツが死ぬかなぁ?」「この怪物、次はどこに出てくるかなぁ?」などホラーのそもそもの楽しみ方とは違う楽しみ方をする様になっていた。

そして、そんな折に「ホラー映画やスラッシャー映画の定番を逆手にとった映画」というものが2011〜2013年ごろに一時期流行りになったように思う(例えば、「キャビン」などがあるのだが、この「逆手にとったホラー」もこの時期量産されすぎていて、あんまり覚えていない)。

さてそんな、「逆手にとったホラー」の中でもこの「サプライズ」は頭ひとつ抜けた面白さをもつ作品である。
導入こそ男女数名が屋敷の中で謎の殺人鬼に襲われる、というスラッシャー映画の定番なのだが、「あれ?いつの間にこうなったの?」と気付かぬうちに自分の知っているスラッシャー映画とは違う展開になっている事に驚いてしまった。

この映画、公開当時に劇場に観に行ったのだが、劇場からは思わず笑い声が溢れていた。それだけ斬新で面白い映画だったという事だ(こんな映画を劇場に観に来ている人たちなんで、そういう人たちのセンスで笑いが起きていることに注意していただきたい笑)

脚本の上手さで言えば、僕の中では全ての映画の中で5本の指に入る傑作だと思う。
本の面白さが映画の面白さに大きな影響を与える事が実感できる映画である。

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