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〜ひとくち映画レビュー〜 ポゼッサー

先日記事を書いた「アンチヴァイラル」で、このポゼッサーの公開時期を見逃していた事を後悔していたのだが、なんと近くの名画座映画館にて上映されていることを知り、すぐに仕事を休みにして観に行った。

いやいや、レンタルか配信を待たなきゃいけないと思っていた矢先に上映している映画館を見つけるなんて、映画の神様は僕を見放してはいなかったのだ笑



映像美とグロテスクさで有名なデヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン・クローネンバーグの2作目の作品。
第三者の脳に接続して身体を乗っ取りターゲットを暗殺する工作員のお話。

「アンチヴァイラル」では物足りなかったグロテスクさと映像美は、この「ポゼッサー」では大満足の仕上がり。
「アンチヴァイラル」とブランドン・クローネンバーグ監督をはじめて知った時に期待していた興奮が、この作品にはあった。
非常に満足度の高い作品となった。

「アンチヴァイラル」もそうだったのだが、奇抜な設定や映像に対して、ストーリーが比較的わかりやすいのが2作とも共通して良いところだと思う。サスペンス要素がしっかりあって、物語に引き込まれる展開もあり、観やすい映画である。
過剰にアートぶった堅苦しい映画じゃないのが好感が持てる。

さて、ブランドン・クローネンバーグ監督の3作目を期待するのだが…また8年後とかになっちゃうのだろうか…。

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