海乃凧

小説を書いています。

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最近の記事

BFC4落選作品「手の形」

    • 偶然と想像(ネタバレを含むメモ)

       昨日見た濱口竜介監督の短編映画集「偶然と想像」を忘れないためのメモ。久しぶりにノートに書いているけれど別にノートじゃなくても良かったと書き始めてから思っているのは、単なるメモだから。  第一話「魔法(よりもっと不確か)」を見て、見ながら私はどうしても濱口さんの卒業制作である「PASSION」を思い出してしまった。会話劇、素直すぎる言葉でやりとりが行われる会話がこの作品のメインだったからだと思う。思っていること言わなくてもいいこと、言うべきではないことをスラスラと表情を変え

      • 20211001

        緊急事態宣言が明けた日に公表されたBFC3の開催に、自分でも驚くほど高揚している。思えば2で選ばれたあの日以降書き手の私としての小説に対する意識や向き合い方は確実に変わっていった。大切な場所に思う。もしかしたら主催者の西崎さんはこの場所に、よりぶっ飛んだもの、より爆発的なものを望んでいるのかもしれないけれど、私は私のできるやり方でこの場所に真摯に向き合う。

        • 20210930

          元気でない。9月終わる。元気出したい。

        BFC4落選作品「手の形」

          20210929

          書くテンションをつくることは難しい。

          20210928

          夜に帰るとぶんはやさしくなっていた。嬉しくて鈴のついた紐でたくさん遊んだ。ご飯を食べている時も、妻が仕事をしている時も、寝る時もぶんはわざわざそばにいて安らかに過ごしていた。

          20210927

          今日の深夜、いやもう日付を跨いでいたから明日の未明、まだ夜が深い頃とでも言うのか?ぶんが暴れて大変だったことを、寝て起きてその明日になってから振り返っている。私の手の甲には無数の噛み跡があって、見た目ほどには痛くないけれど、見た目は大変痛々しい。いつもぶんは私達と同じ寝室で寝ている。時には布団で一緒に、もしくはハンガーラックの下、ベット脇の棚の上など、その日の気分で好きな場所を選び、静かにすやすやと寝ていて、その様子を見ながらこちらも眠りにつく。しかし昨日は違って、こちらが寝

          20210926

          1日中窓を開けて過ごしている。長方形の部屋の両短辺の窓を開けていていると、風が部屋の長手方向に抜けるのがわかる。向きは常にキッチン側からリビング側。少し寒いぐらいだ。朝オオゼキに行き一週間分の買い物を済ませる。安いと思う物を順にカゴに入れていくと、ちょうど良い具合になり、順調に買い物を終えた。お弁当生活は思いの外良くて、基本的には前日の夜に妻か私が多めに作っていたおかずの余り+αなのだが、翌日のお昼まで待つと作りたてよりも味が馴染みより美味しく感じる。温度は冷たくても味は確実

          20210925 / かつおぶし、一端をうかがう

          起きてすぐにスリッパを買い替えたいことを思った。少し値段は張るけれど、保護猫カフェnecomaで猫が爪研ぎできる通気性の良いスリッパが売っていることを私はSNSで知っていて、電話をして在庫があるか確認した。あったので行くことにした。そのあとには気になっている画家の展示に行くことに決めた。保護猫カフェに入ると妻の友達で知り合いの写真家の人がいてワイワイガヤガヤと盛り上がり、手を洗って中に入った。猫は入るとすぐ寄ってきて、なんやなんやおいおいなんやなんやなどと言っていると、スタッ

          20210925 / かつおぶし、一端をうかがう

          20210924

          ぶんちゃんが仰向けで寝る幽霊みたいな寝方を「ぶん寝(ぶんね)」といい、ぶんちゃんから落ちる毛を「ぶん毛(ぶんげ)」といいます。覚えてください。

          20210923

          腕の痛みは夕方頃から強くなり、翌日に起きてからも少し痛い。痛みの始まりはワクチンを打って20時間後くらい。それまでも少しの違和感はあったが、それが「痛み」という感覚なのかはわからない程度だった。熱が出ることはなかった。熱が一番嫌だったので、出なくて良かった。倦怠感や関節の痛みは自分では頑張ろうと思っていても頑張らせない圧力を受けているような感覚で、多分。近頃そのような状態になっていないから、遠い熱の記憶を半分妄想みたいにして思っている。おそらく、そんな風だったと思う。次は一ヶ

          20210922

          モデルナ製のワクチンを左腕に打った。特別痛くもないし、熱も出ない。熱のための用意も何一つしていなかったから、よかった。第三回ことばと新人賞の発表があって、BFC2の決勝で一緒だった笛宮ヱリ子さんが受賞されていた。BFC2での作品もそうだが、一度ノートに書かれている日記のようなもの?を読んで、いたく面白かった覚えがある。ことばとvol.4に作品が載るらしく、読むのが楽しみ。わらび餅食べたい。

          20210921

          毎日よくも飽きずに寝ては起きてを繰り返しているなと感心する。働き始めてからというもの、毎日が著しく早く過ぎる。大学生の時分であれば寝ない日もあったし、起きない日ももちろんあった。不健康な生活をしていたからか、ガリガリに痩せていた。あの頃はあの頃で楽しかったけれど、それ以上に辛かったなとよく思い出す。小説は「書いてもいい」ものであると気づくのは大学院をやめた後になる。気付けてよかったと思う。

          20210920 / 心理

          祝日。朝は朝なのに今日が終わる寂しさで目覚める。八時に起きてサンマルク。隣の隣の席で中学生と思われるカップルがいちゃついていて、しかもそのいちゃつき方が結構な激しさでしんどかった。ガン見してやろうかと思ったが、代わりにイヤホンを耳に詰めて音量を上げた。ずっとモヤモヤしていた書けない感覚から解放された昨日から今日、原稿がまぁまぁ進んだ。少し遠回りして散歩をしながら家に帰る。途中川沿いの通路にマスカットが一粒落ちていた。誰かが川沿いで食べていた弁当箱から落ちたのだろうと無理やり自

          20210920 / 心理

          20210919 / 東京の生活史、心理、ふるさと以外のことは知らない

           ツイッターで日記を共有することを一度やめてみようと決めたら書き始められた。今はもう翌日の夜。朝八時頃に起きてカフェに行く生活を久しぶりに始めてみている。行きつけのベローチェは改装中で近くのサンマルクに行った。いつも混んでいるイメージがあったその場所は思いの外空いていた。むしろ人がいない。朝だからかコロナだからかはわからないが、どちらもだと思う。途中の原稿を一から書き直すことにしたら筆が進んだ。昼が近づくに連れてカフェは混んできて、そこを去る。本屋に寄って岸政彦さんの『東京の

          20210919 / 東京の生活史、心理、ふるさと以外のことは知らない

          20210918 / 風CAMP2021

          今日は久々に夢を覚えていて起きてすぐ妻に話したら断片的にしか覚えていないことにしゃべりはじめて気づいた。『風CAMP2021』という小山田壮平が主催するオンラインのフェスがあることを昨夜知ってチケットを買っていた。13時半からでそれまで小説の続きを書いたり昨日の日記を書いたりしていた。冷凍していたしらすとセロリでペペロンチーノを作って食べた。完成してからベーコンを入れるのを忘れたことに気づき最後に焼いたベーコンを油ごとパスタにかけることになった。美味しかったけれどおそらくベー

          20210918 / 風CAMP2021