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1年半という時間が経過。存在を認知してほしい

兄が自死をしてから一年半が経とうとしている。

相変わらず、兄が自死をして、葬儀を終えるまでの記憶はあいまいで、何をして過ごしていたのか、どんな表情だったのか、本当にその時の記憶はかすんでいる。

相変わらず、突然胸が苦しくなり、涙が流れ、悲しい気持ちになる。

周囲の人に、自死をしたことを伝えても、その伝えた相手は、何も言えなくなるようで、表面上で、大変でしたねというのみ。あとはかかわらないようになっていく。

時間がいくらたっても、そのつらさ自体は変わらないし、兄が自死した事実も変わらない。変化するのは、自分の中でのとらえ方と、記憶のあいまいさ。


この記事で、何を伝えたいのか、何を表現したいのか自分でもわからない。何を目的にしているのかもわからない。

辛さに共感してほしいのかもしれない、このよくわからない状況に何か救いが欲しいのかもしれない。自死遺族ということで何か特別な支えを求めているのかもしれない。ただ見てもらいたいだけ、聞いてほしいだけなのかもしれない。

逆に、表面上だけで共感してほしくない、わかったようにしてほしくない、
自分にかかわってほしくないという気持ちもあります。


ただ、一つ、皆さんの身近にも自死遺族という存在はいるということは、知っていてほしいです。
自死遺族は300万人ほどいると推計されています。日本の40人に1人くらい、学校のクラスに1人は、自死遺族はいることになります。
自死した本人の家族だけでなく、友人や職場の同僚・上司など、関係している人も含めると、もっといます。

何をしてほしい、何かしてあげてくださいとは言いませんが、
自死遺族という存在、自死した本人に関係していた存在など、自死によって悲しくなっている存在がいることを知っていてほしいです。



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