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コーチング

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#バレーボール

「主体性」と「教えない」「怒らない」を考える

「主体性」と「教えない」「怒らない」を考える

 自己紹介にも書きましたが、私がバレーボールについて考察したり発信するのは、自分の人生の中で最も影響を与えた要素の一つであるバレーボールがさらに発展し、一人でも多くの人々が喜びをシェアできるようになってもらいたいという願いがあるからです。
 今日に至るまで、コーチとしてのスキルアップや、チーム強化のスキル、現代バレーの見方や考え方の考察など、いろんなインプットやアウトプットをしてきたわけですが、近

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相手を讃えて勝ちに行く

5月8日は久しぶりの公式戦、中部日本富山県予選でした。

VC富山戦は接戦でしたがストレートで勝利、富山大学男子は優勝することができました。卒業生の石田コーチの指揮で、ギャラリーからの通信も使って、とてもいいゲームができたと思います。マネージャたちもアナリストとして絶賛発育中。

ここまでの練習で、チームのやるべきことを整理できていたことと、ゲーム中の状況に応じた適切な指示によって、常にやるべきこ

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なぜ「怒ってはいけない」なのか?を考える

なぜ「怒ってはいけない」なのか?を考える

 益子直美さんからお話を聞く機会が何度かあり、最近メディアでも取り上げられている、「怒ってはいけない」というものについて考えてみました。
 スポーツ界、特に子供たち世代のアンダーカテゴリにおいて、大人である指導者からの過剰に強い指導、それがハラスメントや暴言、そして体罰とエスカレートしている現状が、昔も今も変わっていないことへの警鐘となっています。
 その根本要因の一つであるとも考えられるのが、

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質の良い刺激、質の良い対話

質の良い刺激、質の良い対話

(写真FIVB)

 問われるコーチング力、問われるコーチの資質 (公財)全国高体連バレーボール専門部から、今年、2021年10月7日付で、「高等学校バレーボールの適切な指導の在り方について」という文書が、高校バレーの部活顧問、コーチ、スタッフ向けに出されています。
 内容は、高校バレーに限らず、日本のバレーボール界、とりわけ高校以下の小学バレー、中学バレーのカテゴリでも重要なものなので、みなさん

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「ここをこうすればいい」という動画やコメントばかりあふれている件について

「ここをこうすればいい」という動画やコメントばかりあふれている件について

ネットに溢れる「医療デマ」は直接命に関わったり、詐欺クリニックに引き込まれたりするし、とても放っておけないことはコロナ騒動を見ても良く分かると思いますが、バレーの「ここをこうすればいい」という動画やコメントは(怪しげな団体につながってしまうとまずいけど、団体活動としてやってるんじゃないやつは)、やってみて上手くいけばいいし、上手くいかなければ忘れられるだけだろうと思うので、ヒントとして試してみる分

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