【2023最新版】もう悩まない。キッズショー300件超のマジシャンが語る、『子どものためのショー理論』徹底解説!
いきなりですが質問です↓
正解は……
・子どもにウケる「繰り返しギャグ」や「スポンジなどのかわいい道具の手品」
・明るく楽しい曲で統一
・「おかあさんといっしょ」のお兄さんみたいな話し方
そう思った方はかなり勘がいい。
もうこの記事は必要ないかもしれません。
もし実際にこのようなショーをしてしまっているなら、
あなたこそ、この記事を読んでください!
✅この記事を書いた人
実は、僕こう見えて【キッズショーが引くほど得意】です。
16歳で人生で初めていただいたお仕事が、月一で行うキッズショーでした。
そこから10数年。
少なくとも合計で300のキッズショーを行ってきました。
正確に数えてないので、もしかしたら400とか500かもしれません。
現在では、
年間で約60〜80件のキッズショーに携わっています。
だいたい5日に1回ペースですね。笑
ショーが終わったあとは、先生やスタッフさんから
と本気で言われる事もしばしば。
というのも、特にコントロールが難しいとされる0歳〜5歳が対象のショーであっても、『みんなが30分間集中して楽しんでる』という状況は異常なようです。笑
(う○ちで離脱はしゃあない笑)
ここだけの話、僕のキッズショー論はすっごくシンプル。
だけど意外とみんなこれに気付いていない。
(知ってるだけで断然成果が上がるのに……!!)
試しに保育学生さんにちょろっと話してみたら、
実習先の保育園で速攻で人気No.1になったみたいです(笑)
✅この記事がオススメな人
この記事を読めば、これらの問題は【全部解決します】。
僕も昔は同じ悩みを持っていました。
ですがこの理論にたどり着いた今では、
など僕のキッズショーは高く評価して頂いています!
ぜひこの記事を読んで、
【他のエンタメに劣らない、あなただけの最高のキッズショー】
を手に入れてください!
今回は本気で伝えたいからこそ、"辛口モード"となっております。
ご了承の上、お楽しみくださいませ。笑
※この記事は2023年に改めて編集したものとなります。
・「無料で読める部分が増えました」
・「より細かな補足を足しました」
・「より読みやすく、理解しやすくなるように文章を直しました」
この記事があなたの手助けとなることを願っています。
・「子ども」を甘く見過ぎ問題
ここで一つ体験談を。
5年前、お祭りのイベントに出演させて頂いた時のお話。
芸人さん→バルーンさん→TAKKi
といった出演順。
芸人さんは、子どもたちをいっぱい集めるために舞台上からおもちゃを配っていました。(ずるい)
バルーンさんも同じくバルーンを配っていました。(ずるい)
どちらもたくさんの子供が集まっていましたが、
配り終えるとすぐに散ってしまいました。
そして私の出番。
配るものなど何もなく、いつも通り普通にショーをしました。
【倍、子供が集まりました。】
むしろ大人も集まりました。
そして最後までショーを見てくれました。
帰り際、なぜか共演者のお2人は挨拶を返してくれませんでした…
………いや大人こっわ!笑
こんな事よくあるのです。
もちろんマジックという「コンテンツ」に助けられているところも少なからずあると思います。
しかしそれだけでは、キャンディーやバルーンに勝てっこありません。
当時も、「理論」による効果は絶大でした。
一度「シリアス・シリー」というキッズショーのノウハウDVDを見たことがあります。
あくまで僕の意見ですが、感想は「なんだかなぁ〜」。
僕の考えとは相反する内容でした。
というか彼の凄いところは、ショーの内容ではなく
「シリー・ビリー」というキッズショーマジシャンとしてのブランディングな気がしてます。
もちろんDVDのやり方も間違いではありません。
共感する部分も参考になる部分もありました。
ただ、一つ疑問に思うことがあります。
など、「子供向け」という言葉。
ここまで"辛口モード"を忘れてたので、この際はっきり言います。
【子どもたちを舐めすぎです。】
逆に「キッズショー」というネーミングに踊らされてるのは
大人なのかもしれませんよ。
・キッズショーで演じるネタ
同業者からよくこんなことを聞かれます。
結論から言います。
僕は、
子どもが集まるキッズショーだろうと、
大人が集まる企業パーティーだろうと、
さすがにギロチンなど、子供たちにトラウマを与えかねない演目は変えていますが…笑
ぶっちゃけ子供たちにとって
以外なら、なんだっていいと思っています。
・"子ども向け"と"子供騙し"
「子ども向け」の定義ってなんなんでしょう?
ここは、あの『コロコロコミック』の編集者さんのお話が
バッチリ当てはまりますので紹介します。
どうですか?
多くの大人が、「子供騙し」の思考で子どもに何かしらを提供してるんですよね。
しかもこれを「良かれ」と思ってやっている。
これが厄介なんです。
先述の「キャンディー配り」なんかは、
子どもをコントロールしようとしている感じがして、
正直見ててしんどかったです。
何より大事なのは【「子ども」を理解すること】
これが全てだと思います。
・子どもの"理解力"は想像以上?!
あなたの子供の頃を思い出してみてください。
お父さんとお母さんがケンカしていたら、
自分はそこにいない方がいいと思って別室にいたりしませんでしたか?
子どもにはそれだけ「察する力」があります。
大人が想像している以上に、子どもたちって頭いいですよ?
例えば、
子ども番組でよく見かける「みーんなー♪お歌をうたいましょー♪」
みたいな話し方をすれば、子どもは
と気づくわけです。
すると、
となるわけです。笑
この話し方は基本的に
【子どもたちが主体となって楽しむ場面】で効果を発揮します。
逆にショーなどの「観る」場面では
【子どもたちに合わせない"素"の話し方】にする事で
「今は見て楽しむ時間なんだよ」察してもらうのです。
マジックショーで「みーんなー♪」って話してしまったら、
子どもたちはマジシャンを差し置いて
「オレのターン!!!ドローぉぉぉぉ!!!!」って
トランプじゃなくて遊戯王が始まってしまうのです(笑)
・子どもは大人に憧れる
子どもというのはいつだって大人に憧れて背伸びをするものです。
大人が大人のままでいるからこそ「憧れ」なのであって、
子どもに合わせてしまったら「おともだち」になってしまいます。
エンタメだってそう。
だからこそショーの内容も喋り方も変えない。
だからこそ子どもたちに"価値"が生まれる。
ほら、内容を変えないだけでワクワクが一つ増えたではありませんか。
では、マジシャンは子どもたちにとって
この言い方だと、後者も悪くはないかもしれませんが、
おともだちの「おもちゃ」はいじくり倒されます♪笑
マジシャンはタネを明かせない…笑
道具に手が伸びてくるのを避けたければ、
「憧れ」に振り切った方がベターです。
【男子の憧れ"仮面ライダー"だって素で話してますよね】
「子どもに夢を与えたい」なんて謳ってるパフォーマーに限って
子どもに合わせたショーをしているように思えます。
浅い、浅すぎる…
夢は「憧れの人」からもらうんだぞ!
因みに落語の天才立川志らくさんは
「芸能が子どもに合わせると、芸能は衰退する」
と仰っています。
まさにこれ。
芸能側が100%を出さないことを決めるのは愚作。
大人であれ子どもであれ、最高のものを提供する。
それがエンタメなのではないでしょうか?
・"0〜2歳児"でも集中させる方法
Q.0〜2歳児にショーを見せることは可能ですか?
・何を言っているかわからないかもしれない。
・何が不思議なのかすらわからないかもしれない。
そんな子どもたちにもショーを見せることは可能なのでしょうか?
どういうこと?!ってなる方も多いかもしれません。
ですがよく考えてみてください。
彼らにとっての1番のエンタメがあるじゃないですか。
そこを確実に仕留めることで、集中を作り出すことができます。
それは・・・
ここから↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?