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「Auna」サービス一時休止したのですが。

最近はVannについて話すことが多かったのですが、僕はそれ以前にAunaを立ち上げてがんばってきました。

Aunaロゴ(背景あり)

僕にとっての「がんばる」とはクライアントワークで何かしら貢献して、いただいたフィーからAunaに投資するという、いわば二足のわらじ状態。ベンチャーでは時にやらない方がいいと言われるあれです。

僕はVannで「境界線を深耕する」を掲げているくらい、ちょうどよく、バランスが取れている状態(中庸)を目指したい人生なんですが、如何せんこの戦い方はスロー、そしていろんなものがスモールです。

予算がスモール、ロットがスモール、チームがスモール・・・etc.

(時間がかかって焦ったい感覚も時にありますが、ひたすら大地を耕している感覚で日々前進しています)

さてAunaサービス休止の一番の理由は「プラスティック容器」なんですが、おそらく社会に与える影響はスモールを通り越してマイクロ。スターバックスがストローを紙に変えたり、キットカットが袋を紙に変えたりするのとはわけが違います。

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※「?」が浮かんだ人のために、プレスリリースから一部抜粋します。

しかし、パウダーをお届けするための「容器」の環境への配慮が足りず、お客様に使っていただいたプラスティック容器を「そのまま廃棄する」以外の選択肢を伝えることができませんでした。

パウダーの原料は見た目がよくないためにスーパーに並ぶことができない不揃いな野菜や果物を積極的に使っているのにも関わらず、容器に関しては何もできていない矛盾を抱え、容器が少なくなっていく中で環境に配慮した新たな容器を使いたいと考えることが増えたので、この機会にリニューアルを決意いたしました。

マイクロな影響なのに、このタイミングでサービス休止までする必要があるのか。しかも、それをプレスリリースまで打つ必要があるのか。ここは僕自身も考えました。理由は3つほどかなと。

実はすでに当てが外れ、振り出しに戻り、今も絶賛新容器を探し中です。

環境のことを四六時中考えるほど意識が高いかと言われると、僕はそんな人間ではありません。ただモノを「作る」ということは、生み出す責任があるんだなと今までの経験から感じているのも事実です。

調べれば調べるほどプラスティックがなぜ広く使われているのかを知る皮肉と、「これは簡単にはできないな」という実感をひしひしと感じながら、100%・脱プラスティックが難しいなら、80%、あるいは複数素材を組み合わせるなど、いまできる最大限のことができたらと思う次第です。

「Auna」サービス一時休止したのですが、水面下でいろいろ挑戦しています。みたいな話でした。

ありがとうございます!好きな本を買うか、旅に出ます。