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「自分がわからない」「自己肯定感が低い」と言ってる場合ではない。〜パラダイムシフトは加速している〜

中野丈矢です。

「自己肯定感」っていう言葉があるじゃないですか。これは「セルフイメージ」と同じ意味だとは思うんですが、自己肯定感って掴み取るものだと思うのです。

「ただいるだけで十分」「存在してるだけで価値がある」というのを自分で受け入れることで、自己肯定感が増していくとされてます。

しかし、自己肯定感は掴み取るもの。

「あなたは生きてるだけで価値がある」と歩み寄る人がいても、当の本人が受け入れられる状況ではなければ、その人の自己肯定感は変わりません。

自己肯定感は、社会的活動を通して上がっていく・・・と思うのです。

そして、この自己肯定感は、人とは違う生き方をすることで自然と上がっていくと思うのです。

これは、どういうことか?

起業コンサルタントの立場からお伝えしてみます。

人間は社会的な活動を通して成長する


一時期流行った言葉に、「ありのままの自分」がありますね。これは、映画アナと雪の女王の主題歌に出るフレーズ。「今の自分は、本当の自分ではない!この状況から抜け出そう!」という意味が込められています。

映画の主旨は、一貫して「思うようにはなかなかいかないけど、ありのままの自分で生きよう」というメッセージが込められていると思うのです。


けれど、映画の主旨とは裏腹に「ありのままの自分」が「そのままの自分」に変わってしまいました。

もちろん、「ありのままの自分を掴み取ろう!」「本当の自分に近づこう!」という目覚める人もいました。しかしながら、「そのままで良いんだ」と自己解釈してしまい、本来向き合うべき課題から目を背けてしまうのです。


人間は社会的な活動を通して成長します。

仕事を通して、世の中に価値を生み出して、人に喜んでもらったり、人を幸せにする機会があれば、自己肯定感なんて自然と上がっていくと思うのです。

生き方が分からないミドル層


僕は、「幸せに稼ぐ生き方」という理念を掲げて活動してます。これは人間的成功と社会的成功との両方の実現に向けたアプローチを提供しているため、そのように名付けました。

人は必ず役割を持って生まれています。

「自分のことがわからない」という人は、これまでそのような生き方をしてこなかっただけであって、決して役割がないわけではありません。

また、「自分がわからない」とおっしゃる方のほとんどは50代。「バブル世代」と呼ばれてる先輩方は、「自分がわからない」という葛藤を抱えながら生きているのです。

例えば、
・親に言われて、今の職業を選んだ
・とりあえず銀行に入ったが、今ではリストラ候補
・大企業で長年勤めているが、やりがいや生きている感じを全く感じない


という心の闇を抱えてる方がいらっしゃるのです。

日本がイケイケどんどんだった高度経済成長期やバブル期では、自分の人生を考えたとき、「本音で描くビジョン」がなくても大きな波に乗っていれば幸福感ある時代でした。


しかし、バブル崩壊を期に、幸せの基準が変わりました。その一つに「高学歴・高収入」という物差しで人の幸せが判断されてました。

そのレールからはみ出た人は負け組と呼ばれてしまい、社会は巨大なピラミッド構造を形成したのです。

そのピラミッド型構造は、ちょうど今、崩壊していってるのです。それを表すのが、「自分がわからない」という50代以降の方がたくさんいらっしゃること。

かつては勝ち組と評された人は、ピラミッドの上の方に属してました。しかし、コロナによって一気にピラミッドの崩壊が加速しています。

自分の生き方がわからないミドル層がどんどん増えているのです。

何のために仕事するのか?


ミドル層の方々は、自分がやりたいことや本音で描くビジョン、理想のライフスタイル(人間的成功)がなくても、大企業に入ったり、名の通った職業に就けたり、それなりの収入(社会的成功)が得ていれば、幸せな人生が待っていました。

仕事をリタイアした後も、退職金や年金もしっかりと貰えるので、将来についてあまり心配せず生きてこられたかも知れません。

今となっては、年金も退職金もどんどん減り続けています。

仕事も責任が増えハードになる一方、給料も上がらず「何のために仕事をしているのか?」と葛藤を抱えている方が増えてます。

ましてやコロナによって、アナログ経営からデジタル化への急激なシフトで、この波に乗り切れてない方も大勢いらっしゃいます。

日本は世代交代の真っ最中


国が成長し、衰退期を迎えれば、主力となるメンバーは高齢層です。経験がモノを言うからです。例えば、今の日本を見渡すと、お世辞でも「成長期ですよね!」と言えるはずがありません。衰退の一途をたどっています。

そんな衰退期を支えるのは、若者ではなく高齢層です。

新しいイノベーションが生まれるわけでもないので、衰退期の主な産業は「メンテナンス・改良」がほとんどです。

物が溢れ切っているので、わざわざ新しく生み出す必要がないから・・・というパラダイムに生きているのです。

しかし、コロナによってミドル層以降の活躍の場が、仕事のオンライン化によってさすがに「増えた!」とは言い切れないのです。

「老いては我が子に従え」という言葉があるように、日本では世代交代を始めなければならないと思うのです。

つまり、日本を復活させるには、過去の古いパラダイムが崩壊しつつある今だからこそ、若者が先陣を切らなければならないのです。

明治維新のメンバーも、ほとんどが10代〜20代でした。坂本龍馬や西郷隆盛などのメンバーです。

また、高度経済成長期の礎となった戦後直後の日本を支えたのも若者でした。当時の先輩方は戦争でお亡くなりになられたからです。

明治維新と、高度経済成長期の二つを重ねてみれば、若者が主力メンバーとして戦っているのです。

つまり、経験が重要視されるのではなく、情熱で人を突き動かす時代だったのです。

古いパラダイムが崩壊し、新しいパラダイムができつつあるのは、今も同じ。

ピラミッド型社会が崩壊し、フラット型の社会ができつつある今、同じ情熱を持つ仲間を集うことで、新しい経済圏を作っていかなければなりません。


「自己肯定感が低い・・・」と言ってる場合ではありません。生きるために、自己肯定感を掴み取る姿勢がなければ一生変われないまま。

自分から変わろうとしなければ、自己肯定感は上がらないし、今の状況も一生変わりません。

みんなと同じが価値なのではなく、みんなとは違うのが価値ある時代です。人とは違う生き方に誇りを持って生きてください。

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