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リモートワーク最適化のためコミュニティマネジメントの会社が導入した取り組み10選

リモートワーク最適化の取り組みノウハウを公開します

株式会社NAVICUS 代表取締役 武内一矢です。コロナ禍以前からリモートワークを取り入れていた弊社ですが、2020年2月から本格的に全社リモート体制を導入し、まもなく1年を迎えます。

NAVICUSはコミュニティマネジメントやSNSファンマーケティングを生業にする会社で、まず何より自社内のコミュニティを良好に保つ事を非常に重視してます。それもあってか、最近リモートワークでの取り組みについてご質問・取材を頂く機会が増えて来たので、noteで広く公開しようと思った次第です。活用できそうな施策があれば是非参考にしてください!

▼リモートワーク最適化の取り組み10選!

①リモートワーク支援手当
まずは足元の業務支援から。自宅等のリモート環境で業務をする事で発生する光熱費・通信費・備品費を賄う為、全社員に業務支援の手当を毎月1万円支給しています。金額的には他社例よりかなり多いと思いますが(年額12万円)、もともとリモートワークを推奨しているNAVICUSとしては重要な制度だと認識しており、感染症の拡大状況に関わらず今後も継続する方針です。因みに、自宅用ディスプレイの貸与等も希望者には別途行っています。

②ワーケーション手当
ホテルやキャンプ場、観光施設等でのワーケーションを推奨する制度を設けています。こちらはただワーケーションを許可するだけでなく、旅費交通費・宿泊費を1名あたり毎月3万円まで補助しています。

こちらの取り組みはTBS系列「Nスタ」でも取り上げていただきました。※取材時と制度内容が一部変更になっています。

本人のリフレッシュ効果はもちろんですが、社員同士のコミュニケーション活性化を意図して、ワーケーション実施時に社内Slackで様子を共有するルールにしています。仕事の話題ばかりのチャットの中にキレイな景色や楽しんでる笑顔の写真が流れて来ると、参加していないメンバーも気持ちがリフレッシュする効果があるよう感じています。また、こちらのワーケーションには家族の同伴も可としています。そのため、家族の方がNAVICUSの積極的な取り組みに対して非常にポジティブに捉えてくださるという副次的効果も生まれています。

③不要不急手当
これが一番謎な名前ですが(笑) 「不要不急な事に使う」為の手当(という名のAmazonギフト券)を不定期で全社員配布しています(社長の自費……)。

①②が業務に紐づいた取り組みなのに対し、かなりエンタメ寄りの制度です。コロナ禍で外出がままならず普段より娯楽が減ってしまっている昨今、少しでも自宅での楽しみが増えればという想いで始めました。受け取ったAmazonギフト券は、とにかく「不要不急な事」に使うべし、というルールのもと、ネイルやお菓子、昆虫食やマッサージ器具など、様々な用途で楽しく使われています。ワーケーション制度と同じく、コミュニケーションのネタを作ることも目的のため、「社内Slackで使い道を公開する」というお約束のもと運用しています。

④事例共有会
実務ノウハウ共有を目的とした取り組みです。NAVICUSは様々なクライアント企業様の業務支援を行っており、業種業界も多岐に渡ります。通常のオフィス勤務と比べて在宅・リモートワークではお互いの情報共有が希薄になりがちな為、毎週必ず1時間、持ち寄った案件の学びを共有し合う会をオンラインで実施しています。Zoom開催なので録画が残しやすいため、例えば欠席者や新メンバーにもアーカイブを視聴してもらえる点は大きな利点です。

⑤宣伝会議オンライン講座受講、有償メディアの定期購読
従来よりリモートワークを推奨しているNAVICUSは日本各地に正社員がいるので、オンラインで平等に学習機会が得られるサービスを優先的に利用しています。今は宣伝会議さんのオンライン講座を全員受講し、それぞれ社内にフィードバックする取り組みを行っています。またマーケティング系メディアのMarkeZineさんの定期購読も行っています。

⑥強制休憩時間
毎日の12:00-13:00と18:00-19:00、全社員一律で休憩時間にしています。

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在宅・リモートワークの課題としてオン・オフの切り替えがしづらくなる点、前述のように社員同士のコミュニケーションが減る点があります。この2点を解決する為、「社員全員が強制的にオフになる」休憩時間を設けて、一息つきユルいコミュニケーションを取れるようにしています(僕も昼休憩はメンバーと一緒にゲームしたりしてます)。

⑦周年パーティ、新年会のリモート開催
会社の節目のパーティも、オンラインで実施しています。本当は今年の新年会は箱根の旅館で対面開催を予定していましたが、開催数日前に急遽オンラインに切り替えました。

事前に全スタッフの自宅に新作のクレドカードと神田明神のお守りをサプライズ郵送して一緒に開封したり、Zoomのブレイクアウトルーム機能を駆使してグループワークをやったりしましたが、居住地関係なく全員がフラットなコミュニケーションが取れる点など、オンライン開催ならではのメリットも感じました。同じパーカーと背景画像でポーズを揃えて集合写真撮ると、かなり一体感が出ます!

⑧ご当地飲み
社員メンバー持ち回りで企画しているZoom飲みです。それぞれの出身地の特産品を買い上げ、事前に各自宅に郵送した上で嗜みながら盛り上がる会を、月~隔月程度で実施しています。

もともと「Zoom飲み」を毎週金曜夜に設定してたんですが、テーマ無しだと徐々に集まりが悪くなってきた(話すネタも無いし)ので企画しました。「ご当地」というお題があるので会話の軸が生まれやすいのと、メンバーお互いのバックグラウンドを知る機会にもなっているように思います。

⑨リモート部活動推進
社内コミュニケーション促進のため、会社として「部活動」に一定の補助を出しています。

最近設立されたラーメン部では、おすすめラーメンを事前に各自宅に手配し、事前調理の上でお昼にZoomを繋ぎながらすすり合い、Slackでレビューを投稿し合ってます。謎の女子部員率・・・!他にも人狼部も盛り上がってます。

⑩Slack bot 「Colla」導入
Slack botの「Colla」を活用させていただいてます。

こちらのbotは、定期的に自動通知で気軽な質問を投げてくれ、回答しておくと回答結果を指定のチャンネルにランダムで紹介してくれます。重ねて書いている通り、リモートワークだと社員同士のカジュアルな会話が生まれづらいですが、Collaがハブになって色んな話題を投げかけてくれるので、会話が生まれるきっかけになっています。

以上、ここ1年で生まれた取り組み10選でした。

リモートワークは可能性の塊

コロナ禍以前からリモートワークを推奨しているNAVICUSですが、昨今改めてリモート体制のポテンシャルを強く感じています。大きくは以下の3点です。

①リモート可だから正社員就業できるメンバーがいる
これは当初から感じている点です。例えば子供のお世話をしたいお母さん、首都圏にアクセスしづらい地方在住者、通勤に負担を感じる方など、職能以外の理由で都内オフィス勤務が困難な方を獲得できる利点が大きいです。またもちろん、そういった方々当人には、リモートワークで正社員として勤務できる事に大きなメリットとして感じてもらえているようです。

②オフィスの固定費が増えない分、福利厚生の取り組みに予算を回せる
前述のワーケーション制度のご紹介をした際、よく「そんな予算どこから出してるの??」とご質問いただきます。NAVICUSは20名ほどのメンバーが在籍していますが※、秋葉原オフィスにある座席数は7席(確か、、 最近出社してないからうろ覚え)です。つまり、オフィス自体の賃料や設備費、光熱費等が社員規模に比べて節約出来ています。なのでその分浮いた費用をリモートの福利厚生制度拡充に回してしまおう、という発想で取り組んでいます。 ※2021年1月現在

③リモート主体組織ならではのフラット感
最後に、カルチャーへの良い影響についても触れようと思います。現在のNAVICUSは、出社が必要な経理業務等を除き、ほとんどのメンバーが在宅・リモートでの業務を行っており、リモート業務を行っていないメンバーは一人もいない状態です。そのため、全員が同じ目線でコミュニケーションを取れるという利点があると感じています。私自身、過去に社員大半がオフィス勤務で一部のみ在宅勤務という組織も経験しましたが、「本社側」「在宅メンバー」といった区分けが生まれて、カルチャーの違いや暗黙の上下関係が生まれていたように感じています。そういう意味で、「コミュニケーションはリモートが主体」と統一されている組織は、フラットな関係性づくりに寄与しているよう思います。

以上、長々と書きましたがNAVICUSでの取り組みのご紹介でした。何かしらご参考になった部分があれば幸いです。

NAVICUSでのお仕事にご興味いただけた方や、NAVICUSと仕事をしてみたい!と思っていただけた方いらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください!


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