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春探しは春になるちょっと前から

こんにちは。今日はとっても晴れていて良い気持ちです。
私は理科の授業をするときにいつも「あ〜」と思ってしまうことがあります。
それは「季節外れになってしまうこと」です。
季節外れというと色々ありますが、特に「春」の季節を外してしまうことが多いです。
具体的にいうとつくしが大きくなってしまってからつくしを発見することはあっても、つくしが出てくるまさにその直後を発見させることはできないことが多いです。皆さんはどうですか?
理科の学習が始まるのが早くても4月の中旬です。私の勤務地の新潟では、その頃になるとつくしがもうしっかりとにょっきりできっています。子どもからすればある日突然つくしが発生しているのです。だから今まで「つくしってどうやって出てくるんだろう」って疑問を発した子どもに出会えていなかったです。
そこで今回は次のような授業の提案を書いてみます。

私の考える「春探し」の時期

結論から言えば新潟であれば3月です。
3月で平均気温が10℃程度になるとつくしが地面からもりもり出てきます。
このもりもり出てきたばかりのつくしを意外に知らない子どもが多いです。
だから私は知らんふりして写真を撮っています。
すると、子どもが誰彼となく近寄ってきて、
「先生、何撮っているの?」
と聞いてきます。私は写真を見せて、
「これだよ」
としか返しません。子どもはまるで地面だけを撮ったような写真を見て、目を丸くしながら地面にも目をやります。すると、気付いた子が、
「あれ?なんか出てきていない?」
と話しだすのです。

授業の準備は少し早めが良いということ

今回の記事はこれで終わりです。
子どもにとって「すでに出てきている」ものを観察することはよくあります。
私たち教師はどうしても出来上がっている姿を元に学ばせたいと考えてしまうからでしょう。しかし、子どもにとって本当に興味があるところはそこだけではないのです。

いつ出てくるのだろう。
どうやって出てくるのだろう。
この時期に出てくるのは何が変わるからだろう。

こんな子どもの素朴な疑問を引き出すためには先を見越して「少し早めに準備」したら良いのではないでしょうか。
ちゃんちゃん。

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