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「5年後も、僕は生きています ㉑劇的に気分・エネルギーを変える方法/後編(集合意のを切り替え)」

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★肺癌ステージ4からの生還「僕は、死なない。」(2016年9月1日~2017年7月位までのノンフィクション)はこちらをご覧下さい。

★「5年後も、僕は生きています」(2017年8月~のノンフィクション)第1話から読みたい方は、こちらから読むことが出来ます。

第1回「癌宣告からサレンダー体験まで」


ではでは、21話です。

㉑劇的に気分・エネルギーを変える方法/後編(集合意の切り替え)

空中に漂っている、それは、灰色の塊のように見えました。

 僕は「集合意識」が、実際に目えたのでした。

『集合意識』とは、想像され、作られた数々の共通の概念や共通の認識のことです。

注がれれる「意識」というエネルギーと、それが維持されてきた「時間」を蓄えて、『集合意識』はどんどん成長し、“磁石”のように人を引き寄せ、人々のエネルギーを取り込んでさらに成長していきます。


同じ『集合意識』の中にいることで、人は名前も知らない他人と一体感を感じ、そして協力し合うことが出来るようになるのです。

集合意識は所属することで「私は、ひとりじゃない」「みんな、同じだ」「仲間なんだ」という事を感じさせてくれるので、、とても安心するし、気持ちがいいのです。

「それって、当たり前だよね」

「それ、ふつう」


 という感覚が『集合意識』の、感覚だと思います。

しかし、ひとつの集合意識の中に強固に取り込まれてしまうと、逆にそこから抜け出せなくなってしまう危険が手出来ます。

つまり、他のもの見方や考え方、あるいは概念などを受付なくなったり、理解できなくなったり、あるいは全く気づかなくなったりしてしまうのです。

僕はそのとき、そのひとつと強固につながっている自分を発見したのです。


 これが『集合意識』なんだ…


その灰色の塊からパイプというか、太い管というか、そういうものが伸びていて、僕にしっかりと接続されていました。

その『集合意識』と接続しているおかげで、僕はその灰色の塊のへ向かってエネルギーを吸収され、思考を占領され、感情を飲み込まれていたのでした。

 なんだ、これは?

 僕はその灰色の塊に意識をフォーカスして、正体を探ってみました。


 それは…


 なんと《農耕民族のマインド》だったのです!

 

《農耕民族のマインド》…

田畑を耕し、種をまき、米や作物の雑草を抜いたり、害虫を駆除したりして手入れをして、年に何回かの収穫をする人たち。

(農耕民族)

 農耕民族は、先行き・未来を心配します。

 基本的に、不安・心配がベースなのです。


 麦の収穫少なかったら、どうしよう。

 天候が悪い日が続いたら、どうしよう

 コメが枯れたら、どうしよう。

 害虫が発生したら、どうしよう。


 いまを忙しく働かなければ、将来の不安は払しょくできない

働け! 働け! 将来の収穫のために

「いま」を犠牲にして、懸命に働くんだ!


 収穫がなければ生きていけなし、収穫量という全体のパイは決まっている。

 畑や田んぼの大きさは決まっているから、それ以上のパイ(収穫)は増えない。

 決まったパイ(収穫量)を分割することで、ひとり分の分け前が決まる。

 想定外のパイなんて、増えないんだよ


 だから…

 減らさないようにしなきゃ。

 なんとしても。収穫量を守らねば。


 あれもやらなきゃ。

 これもやらなきゃ。

 やらなけれならないことは、いくらでもある。

 それこそ、仕事はどんどん増える、山のようにある。

 自分の取り分を増やすには…

 集団の中で手柄を立て、受け取るパイを増やすしかない。

(その結果、誰かのパイが減ることになる)

 でも、それって自分で決められることじゃない。

 自分より力のある地位の高い人に、認められなきゃいけないんだ。


 手柄を立てろ!

 上の人に気に入られるように、立ち回れ!


 それは、不安を感じながら耕し、種をまき、雑草を抜き、将来の収穫のために朝から晩までひたすら働き、「組織」という順列の中でサバイバルを続けていく、そういう『集合意識』でした。


まさに典型的なサラリーマン社会と言えるかもしれません。

これは“弥生の人たち”です。

僕は長年のサラリーマン生活で、どっぷりと『農耕民族のマインド』『弥生人マインド』に飲み込まれていたのです。


僕の感じていた「孤独感」「無力感」は、農耕民族のひとりである僕が、いきなり村から追放され、ひとりぼっちで真っ暗な森の中をさまよっているときに感じる気分だったのです。

僕は、自分が接続しているその太い管をみたとき


ああ~

なるほど~~

だから、不安なんだ~

だから、恐かったんだ~


自分がつながっていた、自分の中を占領していた、自分の意識を無意識に操っていた、その『集合意識』の正体が腑に落ちたのです。


幽霊の、正体見たり、枯れ尾花


自分を無意識に操っていたものの正体が分かることで、はじめてそこから脱却することが出来るようになるのです。

そのときの僕は、強固に『農耕民族のマインド』につながっていました。

 だから、不安なのは当たり前。

 よし、外せ!

 つながりを外して、ここから抜けるんだ!


農耕民族マインドから、抜け出すんだ!!


で…

どこへ抜ける?


抜ける先は、分かっていました。

 僕たちには農耕民族よりさらに以前、約2万5千年も長きに渡って存在したご先祖様たちが存在ししました。それは『狩猟採取民族』です。

 日本で言うと“縄文の人たち”。

 意外なことに、狩猟採取民族のほうが農耕民族より食生活など含めて豊かな生活をしていたことが、最新の研究で分かってきたのです。

 人類は、農耕を始めたことで総人口は増えたのですが、逆に個人の生活は貧しくなったのです。

 だって、決まったパイをみんなで分け合う(取り合う)世界ですからね。

 狩猟採取民族のマインドと、農耕民族のマインドは、全く違います。

 狩猟採取民族は、心配なんかしません。

(狩猟採取民族)

 貯蓄なんていらないよ。

 だって食べ物がなくなったら、いくらでも獲りに行けばいいじゃんか。

 外に行けば食べ物なんて、いくらでもあるんだし。

 将来のために、“いま”を犠牲にする? 

 なんでそんなことしなきゃいけないの? 

 地球は、限りなく豊かさ。

 豊かさは、自分が創り出すんだよ。


 さあ、人生を楽しもう! 

 さあ、歌おう、さあ、踊ろう!

 すべて、充分ある。

 十分だ!

 イナフ!!



 豊かさが、どうやって来るか、

 いつ来るかは、天にお任せさ!

 だって、いつも豊かじゃんか!

 あはは~~~!!

 宇宙を

 天を

 大いなる存在を

 信頼しよう!

 縄文の人たちは、そう言って僕に手招きをしていました。

 そうだ、こっちだ、こっちだ!

僕たちは「アリ」じゃないんだ。

「キリギリス」の世界へおいでよ。

あの童話は「アリ」さんたちが「アリ社会」を守るために作った幻想寓話なのさ!

(アリとキリギリス)

そうだ、そうなんだ。

僕は意識を集中して、空中に浮かんでいる『農耕民族エリア』から、エネルギーライン

をざっくりと切りました。


 えいやっ! ブチッ! 

 本当に、音がしました。


 その瞬間、重苦しい将来の不安は、“しゅ~っ”っと音を立てて、霞のように消えてしまったのです。

 おっ、ラクになった~

 なんだこりゃ。

僕は自分のエネルギー、波動、あるいは周波数というものが、こんなに簡単に変わるのだ、と身体全体で感じ取りました。

 それは、僕が「あと1週間で呼吸が止まるかも」と言われた2日後に両親に会い、父にすべてを告白して身体が軽くなった経験によく似ていました。

 よし、次は『再接続』だ!

 僕は空中に浮かぶもうひとつの『狩猟採取民族エリア』に意識のアンテナを向けました。

 その『集合意識』は、フワフワと楽しそうに漂っていました。

 僕はそこに向かって意識を集中し、エルギーラインを発射しました。

 よっしや、いけ~っ!

 心の中のかけ声とともに

 ジャキィン! 

見事な接続の音が聞こえました。

 チェンジは一瞬で起こりました。

 予想もしていなかった笑いが、下っ腹から起こってきたのです。

 くほほほ。

 地球は豊かさ。

 何を悩んでいるのさ。

 仕事なんて、いくらでもある。

 僕は専門的スキル、経験がたくさんある。

 狩りに出かけりゃいいんだよ。

 仲間もたくさんいるじゃないか。


 外に出ようぜ、獲物はいっぱい。

 果物は取り放題。

 心配ナッシング!

はっははは!

 真っ暗な森の中が、いきなり実り豊かな明るい森林に変わりました。

 おお、僕の人生、なんて明るいんだ! 

 なんだったんだ、いままでの僕は。


 ほんとうに不思議なほど、180度、気分が変わりました。

 いや、こんなに簡単に気分が変わるなんて、もしかして僕は単なるアホなのかもしれない。

ははは。もう笑うしかない。

起業家やベンチャーの人たちは、この『狩猟採取民族の集合意識』につながっているのかもしれません。

だから平然と、恐れなく冒険をしていく。

不思議なことに、僕はその日から仕事の心配を、全くと言っていいほど感じなくなったのです。


自分が知らず知らずのうちに接続し、取り込まれてしまっている『集合意識』。

その『集合意識』につながっていることが“幸せ”であるならば、それは全然問題ないと思います。

しかし、自分が成長・変化したり、状況が変わったりして、つながっている『集合意識』が「いまの」自分に合わなくなってきたとき、そこから抜け出す、あるいは切り離すことは必要ではないかと思います。

少なくとも、僕はそうでした。


「ガン」になると「ガン患者」という『集合意識』にほぼ、間違いなく取り込まれます。

 頭の中は「ガン」のことばかり。

不安や恐れ、心配に考を占領され、目にするもの、耳にするものがすべて「ガン」に関係するものばかり気になってしまいます。

そしてエネルギーが、周波数・波動が「ネガティブ」のエネルギーに変わってしまいます。

不安

恐れ

心配

怒り

後悔

焦り

諦め


それに拍車をかけるように、ネガティブなコメントしかしない医者も正直たくさん存在します。(そうでない良い医者もいます)

「ガン患者」の集合意識から抜け出すこと。

「病人」の集合意識から離脱すること

そして、健康な人、元気な人、やりたいことやって、楽しんでいる人、そういった人たちの『集合意識』に再接続してみる。

深呼吸しながら、自分の中のエネルギーの流れや変化を感じながら、ぜひやってみてください。

最初はうまくできなくても、何度もやっているうちに出来るようになると思います。

イメージです、イメージ。

自転車だって、最初は補助輪つけたでしょ。

同じです。

なんでも練習ですからね。

㉒へつづく

★新刊です

 光栄なことに、スピリチュアルの大御所、山川ご夫妻から絶賛を頂いています。(聖なる予言、みたいだ~、と)
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ありがとうございます。
素晴らしいご感想も頂き、著者冥利に尽きます。


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