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「5年後も、僕は生きています ㉟流れは「予想外」からやってくる」

今日も、このnoteにご訪問頂き、ありがとうございます。

感謝です。

13日から長野県の「時空の杜(そらのもり)」に、リボーン・リトリートで来ています。

「リボーン・リトリート」とは…

僕の生還体験から学んだことを、再体験していただくように、プログラムに落とし込んだものです。

いちおう僕も、心理学ベースの講師を20年以上やっているので、その経験が役に立ちます。

リトリートの「主旨」は

「生きてるウチに、一回死にましょう」

エゴの人生を『振り返る』

そして、『死』と『再誕生』を体験する。


です。

デス。

death。


今日、みんな「死に」ました。

この状態で一晩過ごします。

いまここにいる人たちは「魂」状態。


その3次元を離れた、自由さ、解放感を存分に味わってみる。

自分は何を体験するために、この3次元世界に肉体という乗り物に乗ってやってたのか?

魂は、何を体験し何を学ぶために、人生という「流れ」の中に、様々な出来事をセッティングしたのか?

そして、そこから何を学んだのか?

全ての答えは、自分の「魂」が知っています。

そういう内容です。

このリトリートの報告は、また後ほどに。


ということで、「5年後も、僕は生きています」第35話です。

第1話から読みたい方は、こちらから読むことが出来ます。


㉟流れは「予想外」からやってくる


2018年11月、半年以上かけて書き上げた原稿が、没になりなました。

でも直感を感じて、僕は一度ボツになった出版を、もう一回チャレンジしてみることにしました。

ただし、今までと同じやり方だと、なんか違うな…

違和感を感じた僕は、それまでの「Doing」的な行動様式を改めて、運試しも含めて、1回だけ、そう、1回だけFacebookの記事として


「出版社の知り合いがいたら、ご紹介ください」


という文章を上げました。

するといろいろな方々からコメントが入り、その中でも3人の方から具体的なお返事を頂いたのです。

お一人目の方は、以前僕が心理学「交流分析(TA)」を教えた方でした。

1週間ほど経って、その方からのお返事が返ってきました。

「彼女はフリーの編集者なので、やっぱり、難しいみたいです…」


15年ほど前に一緒にボクシングを練習していた小西さんからも…

「彼の会社は大手の出版社なのですが、その会社では“紹介”とか“持ち込み原稿”とかは、基本的にお断りすることが会社のルールになっているようで…お役に立てなくてすいません…」

「そんな、謝っていただくことなんて、ありませんよ。逆に僕のために動いていてありがとうございます。感謝です」

僕はお二人に、僕のために動いてくれたお礼を伝えました。

僕のために動いて頂いた、それだけで本当に感謝なのです。

最後のおひとり、以前僕が出版した「ストロークライフのすすめ」のきっかけを作ってくれた岬さんからは

「12月16日に会いましょう」

と、日程の連絡が来ました。

僕はワクワクとその日を迎えました。

どんな展開が待っているんだろう?


12月16日、僕たちは御茶ノ水の駅で待ち合わせ、早速近くにあるレストランに入りました。

岬さんが連れてきた方は、以前にもお会いしたことがある編集者の方でした。

僕は以前から趣味で下手くそながらも小説を書いていて、以前この編集の方に、それを読んでもらったことがあったのです。

そのとき「これは面白いです!」と言って頂いたことがありました。

この編集の方とお会いするのも、10年ぶりくらいでした。

「刀根さん、さすがに痩せましたね…」

「ええ、まあ。一時は50キロまで体重が落ちましたから。いまは5キロくらい戻って55キロくらいです」

「そうなんですか、ぼくなんてあれからずいぶんと太ってしまいましたよ」

編集の方は笑いました。

「いやあ~、刀根さん、ほんとうに元気なって良かったです」

岬さんが、感慨深げに言いました。

岬さんと会うのは、入院していた時にお見舞いに来てくれたとき以来で、1年5か月ぶりでした。

あのとき僕は放射線治療の後遺症で髪が抜けたので、頭をつるつるにそり上げてお坊さんみたいになっていました。

あれはあれで、知らないでいきなり見たら衝撃的だったでしょう。

(2017年、入院時のつるつるの僕と岬さん)

話は僕のガンからの生還体験になりました。

いきなりのステージ4宣告から大学病院でのやりとり、そして代替医療に邁進するものの、悪化する体調、そして脳転移からの緊急入院。

そのとき訪れた“サレンダー”の体験。

それからまるで時間割が決まっていたかのように向こうから勝手に予定が入ってきて、入院、治療・検査、遺伝子の発見からのアレセンサ。退院後の南伊勢での静養と帰ってきてからのガンの消滅…

二人とも興味深く話を聞いてくれました。そして出版するために半年かけて書いていた原稿がボツに…

「すごい体験をされましたね」

「ええ、もしかすると、ぼくのこの体験が誰かの役に立つのでは…みたいに考えたのですが、いかがでしょう?」

「ええ、そうなるでしょうね。もしこれが出版できれば、勇気をもらえる人がいっぱいいるでしょうね。でも…」

「でも…?」

「実は私、あれからいくつか仕事が変わりまして、いまは出版社関係に勤めていないんです」

「そうなんですか?」

「ええ、ですから、私が出来るのは、知り合いの出版社や編集者に刀根さんのことをご紹介することくらいしか出来ないんですよ」

「いえいえ、別にそういうことでもかまいません。縁はどこでどうつながってくるか、分からないですからね」

「すいません、お役に立てなくて…」

「そんな、謝らないでください。話を聞いていただいただけで、僕は嬉しいですから」


そのあと三人でいろいろと話したあと、お店を出ました。

まあ、今日はこういうご縁だったんだな。

ありがとうございます。

料理、美味しかったし、楽しかったし…

そのとき、僕の携帯がメールを受信していることに気づきました。


それは、先日出版社に勤める同級生に紹介してくれた小西さんからでした。

なんだろう?

僕はメールを開きました。


「出版社の同級生から、こんなメールが来ました。そのまま転送しますね」

メールの冒頭は、そういう出だしでした。

続いて、こんな文章が目に入ってきました。


「会社の事情とはいえ、すみませんでした。

ただ、あらためて刀根さんのブログなどを拝読してみました。

とても興味深い方ですね。没になった原稿があるとのことですが、一度それを読ませていただくことは出来ますでしょうか」


おお!

「もしこちらから刀根さんにご一報を差し上げた方がよろしければ、そう致します。

小西さんからお話しを聞きました…とお伝えしながら

小西さんのコメントも続いていました。

「再度、連絡が来ました。ソフトバンク系の出版社です。直接連絡を差し上げてもよろしいでしょうか?」

「ありがとうございます。もちろんご連絡いただいて結構です

僕は自分のメールアドレスを小西さんに伝えました。

僕の興奮した様子を見ていた岬さんと編集の人が言いました。

「良かったですね~。でも、今日、出版の話をしているときに、こんな連絡が来るなんて…なんて、すごいタイミングでしょう。

きっとうまくいきますよ。僕たちが動くのは今の話の結果を待ってからにしましょう」

「ありがとうございます」


2022年の僕になって分かることがあります。

そう、流れに乗る、は確実にあります。

いえいえ、実はいまもすでに、みんな“流れ”に乗っているんです。気づかないうちに、自分で自分の“流れ”を創っているのです。

僕たちは「エネルギー」の存在です。

量子力学的に見ると、僕たちは「エネルギーの雲」なのです。

エネルギーの濃淡が僕たちという存在を彩って作っているだけなのです。

物質化しているように「見えて」、僕たちは、実はエネルギーの空間なのです。

般若心経の「空(全てがつまって、空っぽ)」なのです。


僕たちは周波数を発信しています。エネルギーですから、振動しています。

その、振動数に見合った出来事が、やってくるのです。

ネガティブな周波数で振動していれば、それに見合ったネガティブな出来事がやってきます。

まあ、宇宙はポジティブとかネガティブとかの「判断」はありませんから、「ああ、あなたはそういう体験がしたいのね」と、その体験を出来事として用意してくれるのです

「流れに乗る」とは、自分の周波数が上がることで、それに見合った出来事(自分的にには、良い出来事)がやって来るということです。

それも「予想外」のところから、プレゼントみたいにしてやってくるのです。


あれから、こういう体験を、山のようにしました。

周波数を上げると、宇宙からの「応援」が来るのです。

周波数を上げただけで、ガンを消してしまった人とも出会いました。

そう、良き出来事が、雪崩のように、向こうから起こってくる、のです。


ポイントは、エゴ(思考)のネガティブな声が消えている、ということです。

禅の言葉にこういうものがあります。

「生きながら、死人となりて、死に果てて、思いのままに、なすわざよ良き」(至道無難禅師)


エゴが死ぬこと。

生きているうちに、一回、死ぬこと。

エゴが死んで、サレンダーすること。

そうすると、エゴのネガティブな自己会話が無くなって、僕たち本来の自然で幸福な状態に戻ります。


すると、良きことが思いのままに、やってくる、至道無難禅師はそういいたかったのではないでしょうか。


いま、僕は思います。

心配しなくても、大丈夫。

心配という思考をすると、周波数をダダ下がりします。

「恐怖」「不安」は思考の作り出す幻想・フィクションです。


その現実(恐怖や不安が現実化)を創ってしまうのです。

それじゃ、いやでしょ。


ですからそうではなく、今、意識を向けてやるべき最大のことは「周波数を上げること」です。

言い換えると「いい気分でいること」

これに尽きます。


ネガティブに意識を向けるのではなく、自分が病気であることさえ忘れ、楽しいこと、好きなこと、ほっこりすること、喜ばしいこと、ワクワクすること、平和や安寧を感じること、そして、最大・最強は「愛する」こと。

とにかく、周波数を上げること、ならなんでもOKです。


ひとことで言うと、考えずに、アホになる。ということです。

愛と感謝と喜びの「アホ」になる、ということなんです。


十牛図、十枚目

やっぱり、一回エゴが死んで、再誕生すること、リボーンすること、大切だと感じます。

次回のリボーン・リトリートは9月2~4日の予定です。

㊱へ続く

「5年後も、僕は生きています」第1話から読みたい方はこちらからお読みくださいね。






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