自殺の相談窓口に電話をかけてみた

昨夜、希死念慮が強くなったので酒を大量に飲んで首を吊ろうとしてみた。
しかし、死ぬ前に試してみたいことがあったのでちょっとそれをやってみようと思った。

それは、自殺の相談窓口に電話をかけてみることだ。

世の中には私のように自殺をしたい人がたくさんいて、彼らに対する支援の一環で相談窓口が用意されている。
以下に代表的なものを記載する。

#いのちSOS
よりそいホットライン
その他の代表的な相談先

実は私は昔NPOで働いていたとき、これら電話の受取り手の人と話したことがある。
彼らはほんとに電話の向こうにいる相談者のことを心配し、人間として扱い、そして日本の社会の仕組みや福祉の弱点などに関して真剣に考えていた。
そんな受取り手の顔を知っていたからこそ、今度は私が相談してみようと思った。

さて、電話番号を押して電話をかけてみる。
電話の向こうからは機械の音声で「ただいま混み合っております」と案内が聞こえてきた。
しばらく時間を置いてまたかけてみた。再び機械の音声で「ただいま混み合っております」と聞こえてきた。
今度は別の相談窓口に電話をかけてみた。
機械の音声で「ただいま混み合っております」とアナウンスされた。

なんだかおかしくなって笑ってしまった。

決してこれは、電話が繋がらないことへの苦情ではない。
むしろ、親身になって相談しているんだなということが伝わってきた。
とりあえず、この日私は自殺をすることをやめて横になった。
そういえば、以前会った電話の受取り手の人たちは元気なんだろうか。

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