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うつ病おじさんのDIYひとり暮らし アイアンペイント編

うつ病をきっかけに、どうせなら自分の好きな空間に住みたいと思いセルフリノベーション100%OKの物件に引っ越したものの、DIYは予想以上に大変だった。
前回までのあらすじはこちら。

「楽しんでやりましょーよ」
DIYを手伝ってくれている人がこう言ってきた。
しかし、私は楽しんでやる、というのがどうも苦手なのだ。
それはうつ病だからとかじゃなく、昔からなのである。
私はなんでもかんでも難しく考えてしまう。
失敗をしたらそっちに目がいってしまう。
なんでも楽しんでやれている人が羨ましい。
いや、そもそも楽しんでやるとはなんなのだろう。
ふざけてやる、とか、手を抜いてやる、とも違うし。
楽しむという概念がわからなくなってくる。

ほら、こうやって難しく考えてしまう。

さて、このDIY生活の初っ端に押入れの壁をぶち抜いて骨組みだけにした。
今回はその骨組みにアイアンペイントを塗っていこうと思う。
アイアンペイントは初めて扱う。
YouTube先生によると、どうやらスポンジに含ませてポンポンと叩くように塗っていくのがいいらしい。
さっそく先生に教えてもらったとおりに作業をしていく。

ところが、開始して十数分でやべぇということに気づく。

このペースじゃ終わらない。

スポンジで塗っていくとたしかにきれいに仕上がるのだが、スピードがどうしても遅い。
たぶん、塩ビ管とかを塗るならスポンジがいいのだろうが、木部を塗るなら刷毛でいっきにやったほうがいいのではないかと思う。

そこでアイアンペイントに少量の水を入れて混ぜ、刷毛で塗っていくことにした。
しかし、ここでも少トラブル発生。
木部の表面がざらついていて、刷毛でうまく濡れないのだ。
さらに、前の住人が隙間恐怖症かよってくらいありとあらゆる隙間に穴埋め剤を塗りたくっているので、そのセメダインのせいでアイアンペイントが弾かれてしまう。

なので塗装は一旦中止。ヤスリで木部の表面を削り、ブロアーで粉塵を吹き飛ばした後、塗装を再開することにした。

なにごともYouTuberのようにうまくはいかない。人生は編集ができないのだ。


塗り方のコツが分かってきた頃には、もうお昼を過ぎていた。
お昼ごはんを食べて後は、ひたすら塗装。


日もくれた頃、なんとか完成。
ここはオープンクローゼットにする予定だ。

明日はアイアンペイントの続きと、床のニス剥がし。

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