『ファートンいきもの記』【9】
今日の「いきもの」は≪GOA-Toスカイ≫である。
奴は、私がボランティアキャンプでステイさせていただいたネパールの山奥の村で生活していた。毎日仲間たちと楽しく暮らしている。奴は仲間の中でも一番年下のため、自由に動き回っても、周りから諫められることはなく温かく見守ってもらえている。奴を含めた彼らにとっては、ネパールの山奥における何気ない日常なのだろうが、その温かいやりとりは、普段喧騒とした都市社会で過ごしている私には、心が洗われる光景として映っていた。ネパールが「神々が住む国」と呼ばれることがあるのは、カタルシス(浄化)という目に見えない靄のようなものが、日常の至るところに漂い、澱みの一切ない神秘的な空気を創り出してくれているからなのではないだろうか。
奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「ダンボ・ジャンプ」である。
ヒマラヤという世界の中で最も空に近い場所で暮しているためか、奴は何度も飛び跳ねて空や雲に触れようと頑張っている。そのたびに奴の長く垂れた耳が上下動し、まるでダンボのように、そのまま耳を羽ばたかせて空へ飛んでいきそうな勢いである。
#ヤギ #ネパール #ダンボ #国際ボランティアのNICE
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(以下で、ダンボ・ジャンプの動画を紹介)
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