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アンラーン💣リラーン📚ためらわん♫run79…⭐1話完結で、使い回しがないけれど、楽しいからついつい時間をかけてしまう⭐️

(これまでの虚栄を解きほぐす「unlearn」のため、頭の中を刷新する「relearn」を躊躇なく進めるための記録)

【記事累積:2047本目、連続投稿:980日目】
<探究対象…コラム、異文化理解、多文化共生、授業準備、シラー、ハンナアーレント>

勤務校では毎週1コマを使って、教員が特別授業をする時間があります。この特別授業は5回セットになっていて、事前に生徒の希望調査をとり、申込制で行っています。

私は異文化理解・多文化共生をテーマとした授業を実施することにしました。題して「ゆるっとバーチャル世界旅行 ~少々、見聞録~」です。申し込み人数が極端に少ない場合は開講されない可能性がありましたが、それなりに希望者がいてくれたので無事に開講となりました。

1回目は「シンガポールのナゾ」についての授業にしました。通算で6年間住んでいただけあって、写真も動画も実物資料もかなりあるため、それをどのように活用して50分1コマに収めるかが大変でした。

この授業は学年縦割りなので、その回の内容を別の学年にもう一度話す機会はありません。そのためせっかく時間をかけて準備をしてもその1回で終わりとなります。これがいくつかのクラスや学年で何度か展開できると、準備しがいもあるのになあという気持ちがないといえば嘘になります。

ただ、こうしてスライドを作ったり、実物資料を交えた展開を考えたりしているとき、とてもワクワクして楽しんでしまっているので、気づくとかなりの時間を費やしているのです。

「人生は退屈すれば長く、充実すれば短い」
これはドイツの詩人・戯曲家であるフリードリヒ・フォン・シラーの言葉とされています。

この言葉が示しているように、私の特別授業の準備はとても充実しているので、時が経つのを忘れて没頭してしまっているわけです。そこだけに注目すると、授業が練り上げられていくので悪いことではないような気がします。

しかし来週からの業務は、この特別授業だけではありません。もしかすると充実しているから没頭しているというだけでなく、優先的に取り掛からねばならない業務からの現実逃避の側面もあるのかもしれません。

2回目は「インド」について扱い、月曜日に実施される3回目は「ラオス」です。今日は朝からかなりの時間を、ラオスを紹介するスライド作りに費やしてしまっていますが、そろそろ区切りをつけて、週明けからの他の業務の資料も作らなければいけないなあと思いつつ、あともう少しという感じでついつい他の業務を先送りしてしまっています。

この点について自己弁護するならば、私が先送りしている種類のものはハンナ・アーレントでいえば「労働(labor)」や「仕事(work)」に属しているため、心のどこかでエンジンがかかり切らないのかもしれません。その一方で、特別授業の準備はアーレントでいう「活動(action)」に属するものであるため、自分の内側から溢れてくるエネルギーに引っ張られて没頭しているように思えます。

まあ、自己正当化ですけど。このあときちんと他の業務の資料も作ろうと思います。週の初めから寝不足になってしまうかもしれません。

#探究学習がすき   #探究学習
#哲学   #シラー   #ハンナアーレント


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