▶無『意』味・感想〔267〕◀(2024年8月14日)
神保町付近のカフェにて。カフェには独自のトイレはなく、ビル内のトイレを他のテナントと共有している状態でした。
個室の方を見ると、便器のフタの上に重しが置いてあります。
それ自体あまり見かけない光景ですが、もっと気になったのは注意書きでした。
どうやらこのトイレはフタを開けたままにしていると、下水の方からネズミがやって来るようです。侵入してくるネズミはなかなかの強者ですね。しかし家のトイレなどを考えると、常に水がはってあるので、ネズミが入ってくるためには、その水の中を泳いでこなければいけないのではないでしょうか。
それともこのトイレは見た目こそ洋式ですが、実は和式と同じような構造で、水をはったタイプではなく穴が空いているだけのタイプなのかもしれません。
それにしてもフタの上に重しを置くことでネズミの侵入を食い止めているわけですから、このフタの向こう側にはすでにネズミがスタンバイしている可能性もゼロではないと思います。すると開けた瞬間にネズミが飛び出してくるという恐ろしい状況も考えられ、それが怖くなった私はこのトイレを利用するのを諦めました。
注意書きは、フタを開けっぱなしにしないようにと書いてありますが、フタを開けっぱなしにするためには、先にフタを開けるという行為が必要です。ということは、開けっぱなしにできた人は、まずネズミが飛び出してくるかもしれないという恐怖に打ち勝ってフタを空けることができた勇気ある人ということになりますね。
私はフタを開ける勇気がないので、この便器がどのような構造なのか解明はできませんでした。そうして?マークを頭に描いたまま、トイレを後にしたのでした。
【連続投稿:1060日目】
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